ZEALS(9255)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,530円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ZEALS(9255)の上場日とIPO申込期間
ZEALS(9255)の上場日は12月23日(木)で、ハイブリッドテクノロジーズ(4260)とクルーバー(7134)と三和油化工業(4125)とエクサウィザーズ(4259)と5社同日上場、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券とクレディ・スイス証券の2社共同主幹事となっております。
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なお、このZEALS(9255)のIPO申し込み期間は12月8日(水)~12月14日(火)となっており、IPO申し込みラッシュ期間のど真ん中となっていますので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要があるため、銘柄の取捨選択も重要な時期かと思います。
ZEALS(9255)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ZEALS(9255)のIPO想定価格は1,530円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍値~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このZEALS(9255)のIPO仮条件は週明け12月7日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。
ZEALS(9255)の事業内容
ZEALS(9255)の事業内容はチャットボットを活用した会話型広告サービス事業ということで、「LINE」や「Facebook messenger」などの身近なプラットフォーム上でチャットコマース「ジールス」などを展開している企業となります。
このZEALS(9255)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ZEALS(9255)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月17日)IPO新規上場承認発表があった5社のうちの最後の5社目となります。 …
ZEALS(9255)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ZEALS(9255)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,530円)で130.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて74,128枚と多くありますが、海外投資家への販売もあります。
今回もこのZEALS(9255)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはチャットボットを利用したサービス(自動的に会話を行うシステム)ということでネット関連かつ時流に乗ったビジネスモデルとして成長期待があります。売上高も順調に伸ばしており、ネット系の人気業態ということから海外人気も高くなる可能性もありそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ハイブリッドテクノロジーズ | 13.1億円 | 東証マザーズ | SBI証券 |
クルーバー | 16.9億円 | JASDAQ-S | みずほ証券 |
三和油化工業 | 30.6億円 | JASDAQ-S | 野村證券 |
ZEALS | 130.4億円 | 東証マザーズ | 大和証券他 |
エクサウィザーズ | 340.2億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券他 |
ベア要素(ネガティブ材料)としては収益は売上高とは正反対で赤字となっている点です。先行投資の影響とのことですが、現時点では黒字化する見通しはまだ立っていない感じです。さらに公開規模はIPO想定価格(1,530円)ベースで130.4億円という重量案件。上記の通り上場日は12月23日(木)で5社同日上場、魔の12月第4週(5営業日)の中でも一番吸収金額が多い日(5社計:531.2億円)となります。
当然ながら100億円超えの規模となってくると個人投資家だけではどうしようもできないサイズとなり、大口(海外投資家、機関投資家)の参戦が必須となります。中でも海外投資家への販売がある点は非常に重要な指標で、この海外割合が多くならない限り初値は苦戦を強いられることになるかと考えられます。
よって管理人の個人的なこのZEALS(9255)のIPO参加スタンスは海外投資家への販売割合次第、と言いたいところですが、海外への販売数が決まるのは12月15日(水)でIPO申し込み期間終了後です。となるとここはとりあえず申し込んでおいて、当選した際は海外投資家への販売割合がどの程度になっているかを物差しとし、購入するかどうかを決めるというプランとなりそうです。
幸いにもIPO主幹事は大和証券でIPO当選後のキャンセルペナルティはありません。もちろんこういったやり方を推奨するわけではありませんが、これだけ連日の重複上場という過密スケジュールを証券会社も容認しているということから、こういったプランになっても致し方ないところかと思われます。
ZEALS(9255)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのZEALS(9255)のIPO株(公募株及び売り出し株)74,128枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 52,631枚 | 71.0% |
クレディ・スイス証券(主幹事) | 18,532枚 | 25.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 741枚 | 1.0% |
SBI証券 | 741枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 741枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 371枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 371枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が11,119枚あります。
IPO株数が比較的多くあるため、一見すると当選する可能性が高く見えますが、ここから海外投資家への販売数が差し引かれるため、国内募集分が相当数減少する可能性があります。海外人気が高ければ人気のある証と取れますが、逆に当選は困難となります。IPO愛好家としては複雑な心境ですね^^;
とりあえず上述した通り、ひとまず申し込みだけはしておいて、当選した際は海外投資家への販売割合が決まって海外人気度合いを確認した上で、最終決断をするというやり方が有効かもしれません。
ただ三菱UFJモルガン・スタンレー証券だけはIPO当選後のキャンセルは1カ月間IPOに申し込めなくなるというペナルティが課せられるため注意が必要です。
ZEALS(9255)のIPO仮条件決定
ZEALS(9255)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,530円
IPO仮条件:1,220円~1,420円
IPO想定価格よりも窓開けの下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は104.0億円~121.0億円となりました。
ZEALS(9255)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ZEALS(9255)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,300円~1,500円
IPO仮条件が窓開けの弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはスルーとさせて頂きます。
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