クルーバー(7134)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月18日)IPO新規上場承認発表があった7社のうちの4社目です。だいぶ書いたつもりなのでまだ4社目^^;

IPO新規上場承認発表7社2021.11.18

すでに7社中の3社となるサクシード(9256)と網屋(4258)とハイブリッドテクノロジーズ(4260)については下記記事にてご紹介させて頂いておりますが、残り3社の三和油化工業(4125)エクサウィザーズ(4259)と外国株のYCPホールディングス(グローバル)リミテッド(9257)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

クルーバー(7134)の上場日は12月23日(木)で、ZEALS(9255)とハイブリッドテクノロジーズ(4260)と三和油化工業(4125)とエクサウィザーズ(4259)と5社同日上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はこれまた可もなく不可もなくのみずほ証券です。

みずほ証券みずほフィナンシャルグループとしてそろそろ自粛しても良さそうな状況ですが、まったくもってその様子は無さそうですね。すでに決まっていた案件だけはせめてという感じでしょうか。それとも構わず行きますか。

クルーバー(7134)のIPO(新規上場)情報

設立:2014年4月1日
業種:小売業
事業の内容:カー&バイク用品のリユース品の買取、販売、新品卸売及び付随するIT開発業務

クルーバー(7134)IPO上場承認

上場市場JASDAQスタンダード
コード7134
名称クルーバー
公募株数512,500株
売出し株数170,300株
オーバーアロットメント102,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券野村證券前受け金不要
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
極東証券
SBI証券
アイザワ証券
auカブコム証券委託幹事
マネックス証券委託幹事
IPO発表日11月18日(木)
上場日12月23日(木)
仮条件決定日12月3日(金)
ブック・ビルディング期間12月7日(火)~12月13日(月)
公開価格決定日12月14日(火)
IPO申し込み期間12月15日(水)~12月20日(月)
時価総額56.6億円
吸収金額16.9億円
想定価格2,160円(216,000円必要)

そしてこのクルーバー(7134)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券IPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。

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クルーバー(7134)のIPO(新規上場)事業内容等

クルーバー(7134)はグループ会社で、株式会社クルーバー及び子会社3社(株式会社アップガレージ株式会社ネクサスジャパンUPGARAGE USA Co.,Ltd.)により構成され、カー&バイク用品リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)及び流通卸売業態を行っております。

グループ会社全体の経営方針策定および経営管理等を行う株式会社クルーバーは、システム開発や自動車業界専門の人材紹介サービスで、グループ内外への販売、サービスの提供を行います。

クルーバー(7134)IPOグループ企業

クルーバーグループの事業の内容は「リユース業態」「流通卸売業態」に大別され、それらをシステム開発と併せて事業展開することで、それまでの店舗展開中心の事業からITを駆使した事業へと飛躍を図っております。

クルーバー(7134)IPOモール型ECサイト

カー&バイク用品のリユース業態では、子会社株式会社アップガレージが直営店舗、フランチャイズ店舗及びECサイト「Croooober.com(クルーバードットコム)」にて、リユース商品の買取・販売を行っており、店舗はフランチャイズ店を含め全国45都道府県に出店しております。

クルーバー(7134)IPOリユース業態

流通卸売業態は、子会社株式会社ネクサスジャパンにおける新品カー&バイク用品の卸売業態ですが、従来の卸売業態とは一線を画すITプラットフォームを介した受発注のサプライチェーンを構築したことで、導入企業の利便性向上や効率化等も目指しております。

クルーバー(7134)IPO流通卸売業態

【手取金の使途】
手取概算額1,002,440千円及び第三者割当増資の手取概算額上限202,694千円と合わせた手取概算額合計上限1,205,134千円については、以下のとおり連結子会社への投融資として充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(クルーバーのIPO目論見書より一部抜粋)

クルーバー(7134)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

クルーバー(7134)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,160円としてオーバーアロットメント含め16.9億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型から中型サイズで、微妙に荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて6,828枚と比較的少なめです。

上述の通りクルーバー(7134)の事業内容はカー&バイク用品のリユース品の買取、販売、新品卸売及び付随するIT開発業務ということで、セクターは小売業の地味な業態でIPO市場では人気化しにくい分野となります。社名を英語表記すると「Croooober」、「o」何個使うねんと大阪弁で突っ込んでみたくなります^^;

2004年3月に株式会社アップガレージとして東証マザーズ市場へ上場、詳細までは見れていませんが、MBO(Management by Objectives)により2012年4月に上場廃止、単独株式移転により今回は社名を変えての再上場となります。不人気業態に加えて再上場案件となると警戒感が増しますね。

そしてここからはほぼ勝手な管理人の主観ですが、最近は車離れが起こっており、若者は車を持たないのがステータスみたいな雰囲気を感じます。我が子やその友人を思い浮かべても自分の車を持っているという若者は少ないです。金銭的な部分もあるかもしれませんが、車買うならゲームに課金するみたいな様相で、車が必要な場合は大抵の子が親の車に乗っているイメージです。

管理人の年代は免許取ったら中古でもいいからすぐに車を買うみたいな時代でしたけどね。そういう意味ではまだまだ車に興味がある年代かもしれませんが、いわゆるカスタムやチューニングといったドレスアップなどの改造は合法でももう厳しい年齢なので、個人的にこういったカーチェーン業界が今後伸びて行くというイメージは湧きません。ただウィズコロナとなれば車での移動が増えることから、新車、中古車に関わらず車両本体の販売は問題無さそうですね。

クルーバー(7134)IPOイメージ

クルーバー(7134)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。

そしてこれからはここ数日の定型文となりますが、問題はやはり再上場よりも連日の重複上場で、特に12月の4週目は激動の週となります。20日(月)は3社同日上場、21日(火)は4社同日上場、22日(水)は6社同日上場、23日(木)は5社同日上場で、このクルーバー(7134)の上場日は23日(木)5社同日上場と3社-4社-6社と計13社が上場したあとの5社同日上場とチューニングし過ぎたスケジュールです^^;

買い疲れや資金分散の影響はもとより、これだけ数があれば投資家は選びたい放題です。少なくとも短期筋は再上場の地味案件に資金を投じるよりも成長性のあるキラキラ案件に資金を投じて即回収といったことを考えるかと思います。そうなると連日の重複上場リスクに加えて、地味案件は埋没リスクが付加されます。サイズ的にに16.9億円は大型では無いものの微妙なクラスです。初値の伸びは限定的でしょうか。ひとまずの初値評価はやはり恒例のD級評価となってしまいそうです。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なクルーバー(7134)のIPO参加スタンスは中立で、IPO地合いはもちろんのこと、大手初値予想会社の見解も見てから判断をしたいと思います。とはいえ、IPO主幹事は難航不落のみずほ証券です。申し込んだとしてもIPO当選は簡単ではないでしょうね。

クルーバー(7134)のIPO(新規上場)業績等

クルーバー(7134)のIPO経営指標
クルーバー(7134)IPO経営指標

クルーバー(7134)のIPO売上高及び経常利益
クルーバー(7134)IPO売上高及び経常利益

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