Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO(新規上場)初値が付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
このJapan Eyewear Holdings(5889)はおよそ一週間ぶりのIPO案件で上場日前後にも適度なIPO空白期間もあり、株式相場も全体的に落ち着きを見せ始めていたので、大手初値予想会社の直前初値予想通り最低でも公募価格同値での着地になるかと思いましたが、残念ながら公募割れスタートとなりました。
Japan Eyewear Holdings(5889)のIPO初値結果
公募価格 | 1,360円 |
初値価格 | 1,271円(9時09分) |
初値売却益 | -8,900円 |
初値売買代金 | 13.3億円 |
初値出来高 | 1,047,900株 |
11月16日終値 | 1,111円 |
市場開場直前(8時59分)のこのJapan Eyewear Holdings(5889)のフル板の合致点は幹事の引き受け価格となる1,271円(初値売買代金:11.1億円)となっていたので、売り気配スタートとなり、そのまま1,271円(初値売買代金:13.3億円)でシンジケートカバー取引が絡んでの初値形成となりました。
売り方の握力は意外と強めでしたが、相変わらず買いが少なく、公開規模103.3億円(国内:74.1億円)級の大型IPO案件の割に初値売買代金は13.3億円と寂しい商いです。残念ながら公募割れスタートとなったため初値売りで-8,900円の損失となります。
公募割れスタートとなったことから初値形成後は上値を目指す可能性もあるかと思いましたが、9時12分に付けた初値価格(1,271円)+47円の1,318円を高値に即息切れとなり、前場は初値価格(1,271円)をさらに89円下回る1,182円で終了となりました。
後場はさらに下値を探る形で右肩下がりの展開となり、最終的に今日は一度も公募価格を上回る場面がありませんでした。IPO株取得組の保有株がまだまだ放出されてないと考えると公募価格奪還には時間を要する可能性もありそうです。チャートもここ最近お決まりの右肩下がりのチャートとなっています。
Japan Eyewear Holdings(5889)IPO5分足チャート(2023年11月16日)
終値は初値価格(1,271円)を160円下回る1,111円の最安値で取引終了となっており、本日1日の出来高は3,491,300株で、OA含めた公開株数(7,599,100株)のおよそ0.5回転程度と1回転もしていませんが、東証スタンダード市場の出来高ランキングは8位の位置にいます。
今回もまた初値悪くIPOセカンダリも悪いという盛り上がらない展開となりました。IPO株を手に入れるための争奪戦は相変わらず続いていますが、争奪戦という激戦の中で苦労して手に入れたIPO株が公募割れしたり、思ったほど上昇しないという悪循環が続いています。IPO投資初心者の方が見ると今のIPO市場は決してお花畑には見えないでしょうね。
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