以前からSBI証券でIPOに当選するたびにたくさんのご質問を頂いており
個別でお返事させて頂いておりましたが、今回のアセンテック(3565)
の当選ではさらに多くのご質問を頂きましたので、すでに個別でお返事
はさせて頂いておりますが、改めてSBI証券のIPO抽選及び配分ルールに
関する記事を書かせて頂きたいと思います。
まずはSBI証券の募集等に係る株券等の顧客への配分に係る基本方針を
下記に引用致しますので念のためご確認下さいますと幸いです。
新規公開株の個人のお客様への配分は、配分の機会を公平に提供するため、原則として、個人のお客様への配分予定数量の70%については、抽選により配分先を決定いたします。 また、残りの30%については、3.(1)[6]に定める、当社IPOチャレンジポイントに基づく方法により配分先を決定いたします。
上記文章内の3.(1)[6]とは以下の通りです。
個人のお客様への配分予定数量の30%については、上記抽選の結果当選されなかったお申込分を対象に、予め当該お客様に指定いただいたIPOチャレンジポイント数に応じて、指定IPO チャレンジポイント数の多いお客様から順 に配分するものといたします。
SBI証券IPO配分方針(SBI証券公式サイトより)
※上記画像はクリックで拡大します。
簡単に説明致しますと
SBI証券のIPO引き受け株数の中でも通常抽選が70%でIPOチャレンジ
ポイントによる配分が30%ということになります。
とまあここまではSBI証券の公式サイト内に記載されていることなので
ほとんどの方がご存知だと思いますが、当方によくある質問の中でも
圧倒的に多いのが、なぜ預け入れ金額が無いのに10,000株や20,000株
の申し込みをするのかという件です。
これについてはSBI証券は預け入れ額が多ければ多いほど通常抽選が
有利になるというシステムを採用しています。
具体的に申し上げますと1銘柄あたり100株申し込めば抽選回数は1回
となりますが、1,000株申し込めば10回、10,000株申し込めば100回分
の抽選をしてくれるというシステムです。1単元100株とした場合です。
このシステムがいわゆるお金持ち優遇制度と言われる所以です。
そして肝心の預け入れ資金という点ですが、私はよくSBI証券の当選
記事内に、そこまでの資金は持ち合わせていません。と記載していま
すが、このSBI証券の抽選システムは自動的に預け入れ残高を計算し
てその分だけ抽選してくれるという便利なシステムにもなっています。
これも具体的に申し上げますと預け入れ金額が1,000万円しかなくて
1,000円のIPO株に預け入れ額相当分の申し込みをしようと思えば、
通常は10,000株しか申し込むことができません。
これを仮に20,000株申し込んだとすれば余力オーバーで抽選対象外
になると思われている方が多いようですが、SBI証券は自動的に余力
を計算し、余力である1,000万円分、つまりは10,000株分の抽選をし
てくれるという仕組みになっています。100回分の抽選ですね。
抽選対象外にはなりません。
そして私はそのシステムに甘えて、そこまでの余力が無いのに多めに
IPO申し込みをしています。計算するのが面倒ということもあります
が、IPO申し込み期間終了後に他の証券会社から出金手続きを行って
抽選までにSBI証券への資金移動が間に合う場合もあるからです。
実際に今回のアセンテック(3565)がそうでした。
IPO申し込み期間とIPO抽選日に1日のタイムラグがあったため、すで
に抽選が終わった旅工房(6548)で資金拘束されていた大和証券や
SMBC日興証券、エイチ・エス証券から即座に出金手続きを行って、
SBI証券に資金を移し、少しでも当選確率を高めるという行動を行い
ました。その結果資金が少し増え、その分抽選回数も増えました。
もちろんその追加資金分で当選したのかどうかは不明ですが、少し
でも当選確率を高めるために行ったことです。
こういった小さな努力(?)が報われる場合もあるかもしれないため
SBI証券からIPO申し込みをする場合は多めに申し込むようにしている
のです。そのため毎回、そこまでの資金は持ち合わせていません。と
記載しているというわけです。本当にそこまでの資金が無いので><
書いているうちに何がなんだかわからなくなってきたので、この説明
が読者の方に伝わるかどうかわかりませんが、今回はとりあえずこの
辺で終わらせて頂きます。
まだSBI証券のことについてはお伝えしておきたいことがあったので
すが、書いているうちに忘れてしまいました^^;
すいません。また機会があれば記事にするように致します。
今日は、とてもためになる記事ありがとうございます!
最近こちらのサイトでIPOのことを知り、旅工房から参加させてもらってます。
アセンテックも私の全力900万をSBIに突っ込んだのですが外れました…
2000円で4500株いけたのですが買うときの手数料あるかも知れないので4400株にしよう、なんてやってました。
今回の記事とてもためになりました。
次回は10万株でいってみます!(笑)
しかしライバルが増えてしまうというのにIPOのサイトを運営するなんて神のようなお方ですね。
これからも頑張ってください!
こんにちは、ベガスさん。
SBI証券は勘違いされている方が多く
頻繁にご質問を頂くので、記事にして
みました^^
お役に立てて光栄です。
神だなんて
大げさですよ^^;
ありがとうございます。
これからも頑張っていきます。
こんにちは。楽しく拝見させていただいております。
SBI証券では余力オーバーの申し込み枚数でも自動的に余力分の申し込み枚数を計算して抽選してくれるのですね。勉強になります。
抽選日が同じ日の2銘柄に申し込みをして、1銘柄だと余力が足りるけど2銘柄だと余力が足りない場合、どんな配分で余力が振り分けられるのかなぁと、ふと思いまして
もしご存知でしたら教えてもらえたら嬉しいです!
こんばんは、リュウさん。
IPO抽選結果発表が同日の場合でも順番に抽選して
くれるので最低でも価格の高い方の分の余力があれば
問題ありません。
ただし、先に抽選した方が当選すれば後の方は抽選
対象外となってしまいますが。
ご回答、感謝いたします!
なるほど、順番に抽選するので2銘柄共フル余力で抽選してくれるのですね。
例えば余力100万円で、同日抽選のA銘柄1000円・B銘柄2000円にそれぞれ10000株申し込みした場合、
余力フルでA銘柄は1000株分、B銘柄は500株分の抽選となるわけですね。
勉強になります。
今までは余力が足りるようにA銘柄に40万円分の400株申し込み、B銘柄に60万円分の300株申し込みと振り分けておりました。
A銘柄が先に当選した場合、B銘柄は抽選対象外になってしまうというのは、
A銘柄当選によりB銘柄1枚分の余力もなくなってしまった場合というでしょうか。
それとも余力関係なく1日1当選までという感じなのでしょうか。
理解が悪くてすみません。余裕がありましたら教えてください。
こんにちは、リュウさん。
余力100万円のお話はおっしゃる通りです。
A銘柄当選時の話は1日1当選ではなく、資金ギリギリ
だった場合、A銘柄当選により資金が拘束されるため
B銘柄の余力が無くなってしまうからという意味です。
よろしくお願い致します。
わかりやすい説明、ありがとうございます!
理解いたしました!
何度も回答していただき感謝感謝です!