ランサーズ(4484)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日IPO新規上場承認発表のあった3社のうちの1社です。残りのJMDC(4483)とJTOWER(4485)についてはまた後ほど別記事でご紹介させて頂きます。記事が出来次第当記事にもリンクさせておきます。
ランサーズ(4484)の上場日は12月16日(月)でベース(4481)とJMDC(4483)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は比較的IPOの当選確率が高くIPO愛好家からの人気が高い大和証券となっております。
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ランサーズ(4484)のIPO(新規上場)情報
設立:2008年4月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:フリーランスと企業を仕事領域でマッチングさせるプラットフォーム
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4484 |
名称 | ランサーズ |
公募株数 | |
売出し株数 | |
オーバーアロットメント | |
IPO主幹事証券 | 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 楽天証券(100%完全抽選) SMBC日興証券 SBI証券 マネックス証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) 岩井コスモ証券 auカブコム証券(委託幹事) |
上場日 | 12月16日 |
仮条件決定日 | 11月27日 |
ブック・ビルディング期間 | 11月29日~12月5日 |
公開価格決定日 | 12月6日 |
IPO申し込み期間 | 12月9日~12月12日 |
吸収金額 | |
想定価格 | 900円(90,000円必要) |
売り出し株5,067,400株の一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場の海外投資家に対しても販売される予定となっています。現時点での海外への販売数量は未定(半数未満)で最終的な内訳は公開価格決定日となる12月6日(金)に決定する予定となっております。
そして上記をご覧の通りこのランサーズ(4484)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券も入っているため、auカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
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ランサーズ(4484)のIPO(新規上場)事業内容等
ランサーズ(4484)はフリーランスとクライアントを仕事領域でマッチングさせるプラットフォームの運営を行っております。
ランサーズ(4484)は実績とスキルのあるプロフェッショナルにホームページ制作やアプリ開発、ロゴなどのデザイン、記事作成など、141カテゴリの仕事を依頼することができます。
フリーランスは依頼から進行、納品、決済までをすべてオンラインで完結できるため、いつでもどこでもスピーディーに仕事を進めることが可能で、クライアントは必要なときに必要な分だけアウトソーシングすることができるため、仕事の繁忙期や閑散期に合わせた「固定費の変動費化」が図れます。
ランサーズの紹介動画
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
ランサーズ(4484)の主な特徴としてはランサーには実名、顔写真の入力を推奨しており、実名・顔写真が見えることで、信頼性の高いランサーが多数在籍していることがわかるプラットフォームとなっています。
クライアントが依頼した案件は、AI によって依頼内容と金額が査定され、適正な価格のものにラベルが付きます。ランサーに関しては、実名・顔写真などの情報がありかつスキルがクライアントのニーズに合致したランサーが上位に表示され、親和性の高い両者がマッチングされやすい仕組みとなっております。
ランサーを増加・定着させる仕組みとして「新しい働き方 LAB」「Freelance Basics」等のサービスを展開しており、これらのサービスはフリーランスになる際にハードルとなる成長、福利厚生、法務や経理等の管理業務をサポートしています。
【手取金の使途】
手取概算額2,010百万円及び第三者割当増資の手取概算額上限495百万円については、広告宣伝費、人件費及び外注費、オフィス移転費用、借入金の返済に充当する予定であります。
(ランサーズのIPO目論見書より一部抜粋)
ランサーズ(4484)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ランサーズ(4484)の市場からの吸収金額はIPO想定価格900円としてオーバーアロットメント含め75.9億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。
ちなみにこのランサーズ(4484)は以前より上場観測のあった企業で日本最大級のお仕事発注サイトということもあり、テレビCMなどのメディアへの露出度も多く、知名度もあることから注目度は高そうです。
例年こういったIPO(新規上場)観測がありますが、こういったウワサから 実際に上場に至った企業はいつも数社しかありません。 昨年(2018年)も12社ほどのウワサがありましたが、実際に年内に上場まで たどり着けた企業はメ …
国策となる「働き方改革」から政府は副業の拡大を推進し、副業禁止ルールが強かった企業も最近では副業を認め初めています。会社員自体も4割が副業に意欲的ということからもこのフリーランス市場は拡大傾向にあります。
ベンチャーキャピタルは4社あるものの今回の売り出しで全株を放出することになるため、上場時のベンチャーキャピタルの売り圧力はありません。早く手放したい感が伝わってくるようなベンチャーキャピタル動向です。上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップも掛かっていますので、上場時の大きな売り圧力はありません。
しかしながらやはり気になるのは時期と規模ですね。上場日は12月16日(月)とすでに年末のIPOラッシュ真っ只中の買い疲れが出るなかでの3社同日上場。公開規模の大きさは東証マザーズ上場で75.9億円と大型で荷もたれ感を感じます。
さらに付け加えるなら投資家から敬遠されやすい出口(イグジット)感バリバリのうえ、赤字での上場と特に最近は敬遠されやすい内容となっています。事業内容は評価できるもののマイナス面も多くあります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて73,374枚と多いため、IPO当選は比較的容易ではないかと思われます。参加不参加は別として特にIPO主幹事の大和証券は個人には優しい証券会社なので高い確率で当選しそうです。
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いつもの通り大型案件は参加不参加の判断が難しいため、個人的なこのランサーズ(4484)のIPO参加スタンスは現時点では中立とし、まずは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解や海外投資家の動向などを見てから決めたいと思います。
<追記>
やはりauカブコム証券がこのランサーズ(4484)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
ランサーズ(4484)のIPO取り扱い決定(auカブコム証券)
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ランサーズ(4484)のIPO(新規上場)業績等
ランサーズ(4484)のIPO経営指標
ランサーズ(4484)のIPO売上高及び経常損失
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