ビーウィズ(9216)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,920円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ビーウィズ(9216)の上場日とIPO申込期間
ビーウィズ(9216)の上場日は2022年3月2日(水)で単独上場、上場市場は最上位クラスとなる東証一部市場への上場で、IPO主幹事は可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。
このビーウィズ(9216)のIPO申し込み期間は2月14日(月)~2月18日(金)となっており、他のIPO案件との申し込み期間は多少ズレてはいるものの、おおむね被っているようなものなので、申し込みを考えている方は資金管理にご注意下さい。
ビーウィズ(9216)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ビーウィズ(9216)のIPO想定価格は1,920円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入れた弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このビーウィズ(9216)のIPO仮条件は来週2月9日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ビーウィズ(9216)の事業内容
ビーウィズ(9216)の事業内容は自社開発のクラウド型PBX「Omnia LINK」等のデジタル技術を活用したコンタクトセンター・BPOサービスの提供、および各種AI・DXソリューションの開発・販売ということで、コールセンターの設立や運営を行っています。
このビーウィズ(9216)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ビーウィズ(9216)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(1月21日)は金曜日なので複数社を出し逃げして来るかと思いましたが1社のみのIP …
ビーウィズ(9216)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ビーウィズ(9216)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,920円)で117.0億円と規模的に新興市場と違って東証一部市場への上場としては標準的なサイズ感となり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて53,000枚と多く海外販売も無いことから、当選確度としては高そうです。
そして今回もこのビーウィズ(9216)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ簡単に要約して考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては一応クラウド関連となることから業態人気は高めで、コロナ禍によるテレワークの普及もあり業績も堅調に推移しています。内容的にも機関投資家などの大口参戦が見込まれそうですが、逆に機関投資家の参戦が無いと規模的には厳しいかもしれません。
ベア要素(ネガティブ材料)はいくらでも出て来そうですが、要約ということで簡単に行きますと、まずは投資家から毛嫌いされやすい親子上場という点、株式市場全体の下落で株価が下がっているため割高に見えてしまう点、そして何より公開規模がIPO想定価格ベース(1,920円)で117.0億円というサイズ感。
普段なら東証一部上場であれば難なく吸収可能な金額ですが、今の環境、そして昨年(2021年)末以降は100億円超え案件がことごとく公募割れしているという点は見過ごせません。
さらに昨日(2月3日)は今年(2022年)第一号IPO案件となるRecovery International(9214)が公募割れしたことにより、およそ20年以上続いた「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」のアノマリーに終止符が打たれ、本日(2月4日)上場のセイファート(9213)も公募割れで2社連続公募割れとなっている点も投資家心理的には非常に大きなベア要素(ネガティブ材料)となりそうです。
今年(2022年)早くも上場中止を発表したビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(4266)やノーザ(4269)同様にこのビーウィズ(9216)もとりあえずIPO発表だけはしておいて、悪い環境が続いていれば、ギリギリになって上場中止というパターンもあり得るかもしれませんし、おそらくその想定で来ているでしょう。
いずれにしても今のこの環境でこの内容では手出し無用と考えた方が無難かと思うため、現時点での管理人の個人的なこのビーウィズ(9216)のIPO参加スタンスは基本的にはスルーの方向で行こうと考えていますが、ビーウィズ(9216)上場までに4社のIPOがあるので、それらの初値結果や初値形成後の値動きだけはしっかり注視しておきたいところです。
とはいえSBI証券はIPOチャレンジポイントの関係で申し込みますし、もしかするとIPO主幹事のみずほ証券もIPO当選後のキャンセルペナルティが無いため、とりあえず申し込んでおいて、実際に当選してから考えるというプランもアリかとは思っています。そうするかどうかは別ですが。
ビーウィズ(9216)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのビーウィズ(9216)のIPO株(公募株及び売り出し株)53,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 45,050枚 | 85.0% |
大和証券 | 2,650枚 | 5.0% |
野村證券(前受け金不要) | 2,120枚 | 4.0% |
SMBC日興証券 | 2,120枚 | 4.0% |
SBI証券 | 530枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 530枚 | 1.0% |
マネックス証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が7,950枚あります。
正直、今の環境でこれだけのIPO株数があれば何なりと当選しそうな気がしています。上述の通りとりあえず申し込んでおいて当選してから考えるというプランもアリかと思いますが、SMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられますし、楽天証券も後期抽選型となるため、気を付ける必要があります。
ビーウィズ(9216)のIPO仮条件決定
ビーウィズ(9216)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,920円
IPO仮条件:1,400円~1,700円
IPO想定価格を下回る弱気なIPO仮条件設定となりました。てっきり仮条件決定日(2月9日)に上場中止でも発表するかと思いましたが、とりあえず仮条件設定までは来たようです。IPO総株数の増減もありません。次は仮条件決定日が鬼門でしょうか。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は85.3億円~103.6億円となりました。
ビーウィズ(9216)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ビーウィズ(9216)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,600円~1,800円
IPO仮条件が弱気な設定となったことや足元の環境の悪さからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限とも下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無しで、IPO参加スタンスについてはスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの申し込みで行く予定です。
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