プログリット(9560)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月24日)IPO新規上場承認発表あった3社のうちの最後の1社です。これで9月IPOは7社となりました。この調子だと残り3社も今日明日に重複上場として出て来る感じでしょうかね。

IPO新規上場承認発表3社2022.8.24

すでに3社中2社のファインズ(5125)とポーターズ(5126)については下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考してして頂けますと幸いです。

プログリット(9560)の上場日は2022年9月29日(木)で、ポーターズ(5126)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。

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プログリット(9560)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年9月6日
業種:サービス業
事業の内容:英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービスの提供

プログリット(9560)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード9560
名称プログリット
公募株数394,300株
売出し株数501,500株
オーバーアロットメント134,300株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
岡三証券
岩井コスモ証券
極東証券
大和コネクト証券委託幹事
岡三オンライン委託幹事
IPO発表日8月24日(水)
上場日9月29日(木)
仮条件決定日9月8日(木)
ブック・ビルディング期間9月12日(月)~9月16日(金)
公開価格決定日9月20日(火)
IPO申し込み期間9月21日(水)~9月27日(火)
上場時発行済株式総数3,838,927株
時価総額28.0億円
吸収金額7.5億円
想定価格730円(73,000円必要)

そしてこのプログリット(9560)のIPO主幹事は大和証券となっていることから、グループ会社となる大和コネクト証券、そして平幹事の中には岡三証券が入っていることから、グループ会社となる岡三オンラインと、それぞれIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。

特に大和コネクト証券の方は平幹事でなく主幹事(大和証券)からの委託となるため、割り当て株数も比較的多めになることが予想されます。

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プログリット(9560)のIPO(新規上場)事業内容等

プログリット(9560)は英語コーチング事業の単一セグメントで、顧客一人一人を専任のコンサルタントが担当し、12週間プランを中心とした短期間で英語力を伸ばす英語コーチングサービスを主に提供しています。

プログリット(9560)IPO提供価値

従来の英会話サービスにおいてはコンテンツやレッスンの提供に重きが置かれていましたが、英語コーチングサービスにおいては、コンテンツの提供に加え、学習者一人一人にとって最適な学習方法の選択と学習継続支援までをパッケージ化することで学習効率と学習時間の最大化を図っており、仕組みとしては以下のような特徴があります。

自学自習の成果を高める仕組み

英語力の向上は、授業やレッスンの時間内ではなく、それ以外の自学自習の質と量をどれだけ高められるかに依存していると考えており、従来の英語教室のように「英語を教える」ことに重点を置くのではなく、お客様の英語力を科学的な理論に基づき分析し一人一人の目標を最短で達成するために必要なオーダーメイドカリキュラムを提案すると同時に、毎日のコーチングを通じて学習継続が達成されることに重点を置いております。

サービスの質を継続的に向上させる仕組み

コーチングサービスである「プログリット(PROGRIT)」の品質向上のためには、個々のお客様の学習データの蓄積・分析を基にした断続的なトレーニング方法やカリキュラム設計の見直し、そして直接お客様と接するコンサルタントの質の向上が重要であると考え、前者においては、学習アプリ及び学習管理アプリを自社開発することで学習データ、学習時間データの蓄積が可能な体制を構築し、後者においては、コンサルタントを全員正社員採用しエンゲージメントを高めることに注力しております。

プログリット(9560)IPO支える仕組み


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額279,839千円については①人材関連費用、②アプリ開発費、③広告宣伝費に充当する予定であります。①人材関連費用については、サービス体制の強化に係るコンサルタント人材の獲得及び管理体制や事業推進体制強化に係る人材の獲得を目的として153,569千円(2023年8月期)、②アプリ開発費については、学習アプリの機能改善及びコンテンツ拡充によるより快適な学習環境の構築、またサブスクリプション型英語学習サービスのプロダクト開発を目的として77,739千円(2023年8月期)、③広告宣伝費については、サービス認知拡大を目的として25,500千円(2023年8月期)を充当する予定であります。
なお、上記使途以外の残額は、将来における当社の成長に寄与する支出又は投資に充当する方針でありますが、当該内容等について具体化している事項はなく、具体的な資金需要が発生し、支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(プログリットのIPO目論見書より一部抜粋)

プログリット(9560)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

プログリット(9560)の市場からの吸収金額はIPO想定価格730円としてオーバーアロットメント含め7.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて8,958枚と低単価となることから万枚超えでは無いもののやや多めにあります。

上述の通りプログリット(9560)の事業内容は英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービスの提供ということで、顧客に合った学習法に沿って短期集中で英語力を飛躍的に向上させ、その後の長期的な成長をも可能にする英語コーチングサービスの提供を行っています。

プログリット(9560)のアンバサダーは日本のサッカー選手であり、エンジェル投資家としても名高い本田圭佑氏が起用されており、このプログリットのサービスを1,000日以上に渡って受講する長期愛用者でもあるようです。もちろんこの本田圭佑氏が代表を務める投資ファンド「KSK Angel Fund LLC」もこのプログリット(9560)に出資しています。

プログリット(9560)IPO本田圭佑

公募株式及び売り出し株式のうちの70,000株を上限として従業員持会に売付け(親引け)する予定で、その株式については継続保有を確約する形となっています。

プログリット(9560)の事業内容は英語コーチングサービスとIPO市場での人気度合いを測るにはやや難しい事業内容ではありますが、上述の通り本田圭佑氏の名前もあり、有名人効果で注目度は高そうです。公開規模もIPO想定価格(730円)ベースで7.5億円と荷もたれ感のないサイズとなることから需給主導で初値は順調なスタートとなりそうな雰囲気です。初値評価はB級評価といったところでしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのプログリット(9560)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えています。大和証券主幹事案件ということで、大和証券はもちろんのこと、グループ会社となる大和コネクト証券でのIPO当選も積極的に狙って行きたいと思います。

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プログリット(9560)のIPO(新規上場)業績等

プログリット(9560)のIPO経営指標
プログリット(9560)IPO経営指標

プログリット(9560)のIPO売上高及び経常損益
プログリット(9560)IPO売上高及び経常損益

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