ファインズ(5125)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(8月24日)は一気に3社のIPO新規上場承認発表がありました。もちろんすべて上場日はお得意の月末固めです。

IPO新規上場承認発表3社2022.8.24

当記事はひとまずファインズ(5125)のIPO詳細記事となり、残り2社のポーターズ(5126)プログリット(9560)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。

ファインズ(5125)の上場日は2022年9月28日(水)で、キットアライブ(5039)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要野村證券となっております。

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野村證券

8月26日(金)追記

グラッドキューブ(9561)が2022年9月28日(水)上場分として追加されたため、3社同日上場となります。

ファインズ(5125)のIPO(新規上場)情報

設立:2019年3月15日(実質上:2009年5月8日)
業種:情報・通信業
事業の内容:動画制作サービス、動画配信プラットフォームサービス(Videoクラウド)、DXコンサルティング

ファインズ(5125)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5125
名称ファインズ
公募株数250,000株
売出し株数770,000株
オーバーアロットメント153,000株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
SMBC日興証券
東洋証券
岡三証券
松井証券前受け金不要
マネックス証券100%完全抽選
LINE証券委託幹事
岡三オンライン委託幹事
IPO発表日8月24日(水)
上場日9月28日(水)
仮条件決定日9月7日(水)
ブック・ビルディング期間9月8日(木)~9月14(水)
公開価格決定日9月15日(木)
IPO申し込み期間9月16日(金)~9月22日(木)
上場時発行済株式総数4,490,000株
時価総額72.2億円
吸収金額18.8億円
想定価格1,610円(161,000円必要)

そしてこのファインズ(5125)のIPO主幹事は野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券IPO委託幹事(裏幹事)入りがほぼ確定で、平幹事の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。

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ファインズ(5125)のIPO(新規上場)事業内容等

ファインズ(5125)は中小企業事業者や個人事業主などのSMB(Small and Medium Business)の領域向けにモバイルサイトや予約管理システムなどのデジタル化を推進していくサービスを提供しており、2015年からは動画事業に先行投資を行い、動画を制作するだけでなく、視聴データの分析・改善ができるカスタマーサクセス体制を構築し、現在では動画を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を提供しています。

ファインズ(5125)IPO事業系統図

事業セグメントは動画を起点に企業のマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する「Videoクラウド事業」と店舗向け予約・顧客管理システムを活用して店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する「店舗クラウド事業」で構成されています。

ファインズ(5125)IPO事業概況

Videoクラウド事業

Videoクラウド事業は主に動画制作サービス、動画配信プラットフォームサービス(Videoクラウド)、DXコンサルティングの3つのサービスを提供しており、当事業の特長は動画制作を行うだけでなく、専用のプラットフォーム上での配信、分析・改善、データ活用からDXの推進に至るまで、一気通貫したサービス提供を行うことができる点にあります。

店舗クラウド事業

店舗クラウド事業は店舗と利用ユーザーの間を繋ぎ、ユーザーが会員登録をしなくても24時間予約可能な予約・顧客管理システム「TSUNAGU」及び「いつあき」の提供を行っています。「TSUNAGU」は来店したユーザー情報の管理台帳機能やメルマガ配信機能により再来店を促進しながら24時間いつでも、簡単に、予約管理及び顧客管理が可能なシステムとなっており、「いつあき」はさらに機能を簡素化し、シンプルに予約まで完結できる操作性により、スピードと便利さを強みとすることで、主に小規模事業者のDXを支援しているサービスとなっております。

【手取金の使途】
手取概算額361,300千円については、今後の事業規模拡大のために必要な人材獲得に係る採用費及び教育費に263,300千円(2023年6月期に63,300千円、2024年6月期に100,000千円、2025年6月期に100,000千円)、中小企業事業者や個人事業主など、当社メイン顧客層の拡大のための広告宣伝費に76,500千円(2023年6月期に22,500千円、2024年6月期に27,000千円、2025年6月期に27,000千円)、主にSMB領域における企業のDXニーズを先行する商品・サービスを継続的に開発するための研究開発費に21,500千円(2023年6月期に1,800千円、2024年6月期に7,700千円、2025年6月期に12,000千円)に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(ファインズのIPO目論見書より一部抜粋)

ファインズ(5125)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ファインズ(5125)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,610円としてオーバーアロットメント含め18.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,200枚と万枚超えでやや多めにあります。

上述の通りファインズ(5125)の事業内容は動画制作サービス、動画配信プラットフォームサービス(Videoクラウド)、DXコンサルティングということで、動画を起点としたマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を行っており、新型コロナウイルスの感染拡大で、リモートワークの普及など社会全体が劇的に変化している中、動画を活用した企業活動の活性化により、ビジネス領域を拡大しているようです。

そして個人的に真っ先に気になったのがこのファインズ(5125)のURLが「https://e-tenki.co.jp/」と、ドメインが「e-tenki」になっていることです。本来であればドメイン部分には会社名(例:ファインズ → fiennes など)を入れるのが通例ですが「e-tenki = いい天気」と、社名「ファインズ」とは違うドメインとなっている点です。

てっきり中古ドメインでも購入したのかと思いましたが、Whois情報を見るとドメインの取得日は2009年5月30日となっているので、設立当初に取得したものと思われます。

そもそも「いい天気」を英語で表すと「fine weather」となるようなので、頭の「fine(ファイン)」から「e-tenki 」になっていると考えられますが、公式サイトの経営理念のロゴの意味の中にも「それぞれの色は、明るい太陽(晴れ・自信)と、海と空(やさしさ)を表現」とあったので、やはり「fine = e-tenki」なのでしょうかね。まったくもってどうでも良い事ですが、中古ドメインを購入している企業となるとなんとなくイメージが悪いと思ったので少し調べてしまいました^^;

ファインズ(5125)IPOロゴ由来

ファインズ(5125)の設立は2019年3月15日となっていますが、元は東証グロース市場に上場しているブランディングテクノロジー(7067)の100%子会社として2009年5月8日に設立された会社となります。すでにブランディングテクノロジー(7067)の株式保有は無いため親子関係はありません。

その他株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、上位既存株主には解除価格無しで90日間及び180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

ファインズ(5125)の事業内容は動画を起点としたマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)支援とイマドキで人気化しやすい業態な上に業績もコロナ禍を追い風に堅調に推移しています。しかしながら公開規模はIPO想定価格(1,610円)ベースで18.8億円と中型で地合い次第で大きく左右されるサイズ感となります。9月末はまたIPOがやや混雑することも含めるとひとまずの初値評価はC級評価といったところが妥当でしょうか。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのファインズ(5125)のIPO参加スタンスは本来なら積極参加で良いと考えますが、地合いが重要視される中規模案件となることから、ひとまず中立とし、今後のIPO環境はもちろんのこと、まずは大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に申し込みスタンスを決める予定です。地合いが不透明な部分もあるため、最近は中途半端な参加スタンスばかりで申し訳ございませんが、環境的にご理解頂けますと幸いです。

ファインズ(5125)のIPO(新規上場)業績等

ファインズ(5125)のIPO経営指標
ファインズ(5125)IPO経営指標

ファインズ(5125)のIPO売上高及び経常損益
ファインズ(5125)IPO売上高及び経常損益

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