ブリーチ(9162)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(6月1日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。7月第2号のIPO案件となります。
2日ほどIPO新規上場承認発表が止まっていたので、ひとまず小休止に入るかと思いましたが、まだまだIPO祭りが続きそうな雰囲気です。ウワサによるとこのIPO大量発生の背景には「上場審査基準が緩いうちに上場してしまえ」という思惑があるとかないとか。
ブリーチ(9162)の上場日は2023年7月5日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券と野村證券の2社共同主幹事となっております。
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ブリーチ(9162)のIPO(新規上場)情報
設立:2010年4月28日
業種:輸送用機器
事業の内容:レベニューシェア型(当社の広告により獲得した新規ユーザー獲得数に、予め顧客企業と合意した新規ユーザー獲得当たりの報酬単価を乗じて計算されるレベニューシェア額を報酬として受領する成果報酬型のビジネスモデル)のインターネットマーケティング
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9162 |
名称 | ブリーチ |
公募株数 | 5,000,000株 |
売出し株数 | 1,200,000株 |
オーバーアロットメント | 930,000株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 みずほ証券(前受け金不要) 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 |
IPO発表日 | 6月1日(木) |
上場日 | 7月5日(水) |
仮条件決定日 | 6月19日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 6月20日(火)~6月23日(金) |
公開価格決定日 | 6月26日(月) |
IPO申し込み期間 | 6月27日(火)~6月30日(金) |
上場時発行済株式総数 | 25,050,000株 |
時価総額 | 313.1億円 |
吸収金額 | 89.1億円 |
想定価格 | 1,250円(125,000円必要) |
公募株式5,000,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日6月26日(月)に決定されます。
売出株式1,200,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日6月26日(月)に決定されます。
そしてこのブリーチ(9162)の2社共同主幹事のうちの1社は野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券がIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いはずなのですが、最近は野村證券主幹事案件でも出て来ないケースがあるため不明です。
ブリーチ(9162)のIPO(新規上場)事業内容等
ブリーチ(9162)はレベニューシェア型の報酬体系(顧客企業から初期費用やコンサルティング料を受領せず、新規ユーザーの獲得など実際に当社が実現したマーケティング効果に応じて報酬を頂く報酬体系)にて顧客企業のマーケティング支援を行う、シェアリング型統合マーケティング事業を展開しています。
当社は初期費用を一切受領せず、当社の費用負担で広告を出稿、新規ユーザー獲得後にレベニューシェアを受領するユニークなビジネスモデルとなるため、予算が限られた中小・中堅企業を含めて幅広い顧客企業を支援することが可能であり、顧客企業は事前にユーザー獲得コスト(CPA)を確定することができるため、収益の見通しが立ちやすくなります。
主に化粧品、日用品、機能性表示食品等のインターネット通販会社、及び美容サロンや金融サービス等を展開する企業に対し、インターネットを通じた売上拡大を支援しています。さらに不動産、通信、人材、士業等、ジャンルを問わずサービス展開が可能であると考えており、幅広いジャンルと顧客に展開していく計画となっています。
【手取金の使途】
手取概算額5,715百万円に、海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限1,064百万円を合わせた、手取概算額合計上限6,779百万円については、①設備投資として1,000百万円(2024年6月期:500百万円、2025年6月期:500百万円)、②人件費として2,057百万円(2024年6月期:752百万円、2025年6月期:1,305百万円)、③広告宣伝費として1,782百万円(2024年6月期:628百万円、2025年6月期:1,154百万円)、④オフィススペース拡張に係る費用として500百万円(2024年6月期:250百万円、2025年6月期:250百万円)、⑤借入金の返済資金として1,440百万円(2024年6月期:720百万円、2025年6月期:720百万円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ブリーチのIPO目論見書より一部抜粋)
ブリーチ(9162)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ブリーチ(9162)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,250円としてオーバーアロットメント含め89.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて62,000枚と多めにありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りブリーチ(9162)の事業内容はレベニューシェア型(当社の広告により獲得した新規ユーザー獲得数に、予め顧客企業と合意した新規ユーザー獲得当たりの報酬単価を乗じて計算されるレベニューシェア額を報酬として受領する成果報酬型のビジネスモデル)のインターネットマーケティングということで、DtoC(消費者に商品を直接届けるモデル)領域に特化した「シェアリング型統合マーケティング事業」を行っています。
シェアリング型統合マーケティング事業の「シェアリング型」は、顧客と売上をシェアすることを言い、「統合マーケティング事業」とは、マーケティングの上流から下流まで一気通貫で支援する事業モデルを表しています。
ブリーチ(9162)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。公募株式のうち取得金額1,500万円に相当する株式数を上限として福利厚生を目的に従業員持株会に売付け(親引け)する予定となっています。
クライアントと売上をシェアする「シェアリング型統合マーケティング事業」という独自性のあるビジネスモデルを展開し、業績は売上収益ともに右肩上がりで好調に推移しています。公開規模がIPO想定価格(1,250円)ベースで89.1億円と荷もたれ感は否めませんが、海外投資家への販売割合次第では少なくとも国内分は軽量化されます。
SMBC日興証券と野村證券が2社共同主幹事になっていることで、投資家(初値買い)不足に陥る可能性も低く、通常7月はIPO閑散期となるため、ブリーチ(9162)以降のIPOスケジュールによっては初値は期待できそうな雰囲気を感じます。ひとまずの初値評価はC級評価といったところでしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのブリーチ(9162)のIPO参加スタンスは参加の方向で考える予定です。とはいえ、6月IPOの動向や海外投資家の人気度合い、そしてもちろん大手初値予想会社の見解はしっかり確認しておきたいところです。
ブリーチ(9162)のIPO(新規上場)業績等
ブリーチ(9162)のIPO経営指標
ブリーチ(9162)のIPO売上高及び経常利益
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