W TOKYO(9159)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,870円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
W TOKYO(9159)の上場日とIPO申込期間
W TOKYO(9159)の上場日は2023年6月29日(木)で、6月IPOの中でも数少ない単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このW TOKYO(9159)のIPO申し込み期間は6月13日(火)~6月19日(月)となっており、いよいよ6月のIPO申し込みラッシュも後半戦に入ったものの、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
W TOKYO(9159)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
W TOKYO(9159)のIPO想定価格は2,870円となっているため、現時点では公募価格の1.7倍~2.1倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このW TOKYO(9159)のIPO仮条件は明日6月9日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
W TOKYO(9159)の事業内容
W TOKYO(9159)の事業内容はTOKYO GIRLS COLLECTIONのブランドを活用したブランディング・コンテンツプロデュース事業ということで、日本のファッションイベントや若年女性向けの既製服を対象とした服飾製品の販売会、それに付随するファッションショー及びライブなどを主なコンテンツとする日本最大級のファッションの祭典「東京ガールズコレクション」の運営などを行っています。
このW TOKYO(9159)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
W TOKYO(9159)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月26日)IPO新規上場承認発表された5社のうちの2社目となります。 当記 …
W TOKYO(9159)のブルベア要素とIPO参加スタンス
W TOKYO(9159)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,870円としてオーバーアロットメント含め14.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては微妙に中型サイズ寄りとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて4,390枚と少ないため、IPOの当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのW TOKYO(9159)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては日本最大級のファッションの祭典「東京ガールズコレクション」のプロデュース会社ということで知名度は抜群。株主にも多くの有名投資家が散見され、有名人効果で注目度は高まりやすくなります。
コロナ禍でイベント中止を余儀なくされていたことから低迷していた業績も今期は大幅な増収増益予想となっており、公開規模はIPO想定価格(2,870円)ベースで14.4億円とやや荷もたれ感があるものの問題無いサイズ。上場日も6月29日(木)でIPOラッシュ後半戦となりますが、6月IPOラッシュの中でも数少ない単独上場と日程面も恵まれています。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては銘柄的な欠点は特に見当たらないものの、上場日が単独上場とはいえ、IPOラッシュも後半戦に差し掛かっていることから、連日の上場劇からの買い疲れが出ている可能性は一定あるかもしれません。
どの程度の買い疲れが出ているかは不明ですが、それでもこの内容と規模で公募割れする可能性は低く、逆にIPO地合いが良ければ初値高騰となる可能性もあるため、管理人の個人的なこのW TOKYO(9159)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
W TOKYO(9159)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのW TOKYO(9159)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,390枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 4,170枚 | 95.0% |
SBI証券 | 88枚 | 2.0% |
静銀ティーエム証券 | 44枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 44枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 44枚 | 1.0% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が658枚あります。
積極的にW TOKYO(9159)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券、松井証券)も入っていますが、持ち分は50枚以下と少なく厳しい数字です。
野村證券がIPO主幹事を務めるIPO案件は基本的にLINE証券もIPO委託幹事(裏幹事)となるなずなのですが、今回も今のところ公式サイトでは取り扱いのアナウンスはありません。
W TOKYO(9159)のIPO仮条件決定
W TOKYO(9159)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,870円
IPO仮条件:2,870円~3,000円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は14.4億円~15.1億円となりました。
W TOKYO(9159)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
W TOKYO(9159)の第二弾初値予想が発表されたようです。
7,000円~8,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価からA級評価に格上げとさせて頂き、IPO参加スタンスについては引き続き積極参加で変更はありません。
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