ノイルイミューン・バイオテック(4893)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(720円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の上場日とIPO申込期間
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の上場日は2023年6月28日(水)で、プロディライト(5580)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO申し込み期間は6月13日(火)~6月16日(金)となっており、いよいよ6月のIPO申し込みラッシュも後半戦に入ったものの、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO想定価格は720円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO仮条件は来週6月12日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の事業内容
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の事業内容はCAR-T細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発ということで、患者自身の免疫システムを使う免疫療法である「CAR-T療法」を主とした次世代型免疫療法の研究・開発を行っている、がん免疫療法に特化した国立研究開発法人国立がん研究センター及び国立大学法人山口大学発のバイオベンチャー企業となります。
このノイルイミューン・バイオテック(4893)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月25日)は2社のIPO新規上場承認発表がありました。しか …
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の市場からの吸収金額はIPO想定価格720円としてオーバーアロットメント含め29.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなりますが、正式なグローバルオファリングとなり、国内募集だけで計算するとオーバーアロットメント含め14.9億円とおよそ半分まで小型化されます。
IPO株数も売り出し株無しの公募株のみで36,230枚と多めにありますが、海外投資家への販売もあり、現時点では20,832枚(57.5%)が海外投資家への販売で、国内投資家への販売は15,398枚(OA分は含まず)と万枚超えあるため、IPOの当選確度はそれほど低くは無さそうです。
そして今回もこのノイルイミューン・バイオテック(4893)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては再承認案件となり、前回の3月29日(水)上場予定時よりも公開規模が半分以下(64.9億円→29.9億円)まで小さくなったことで、軽量感が出ており、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)や既存株主には解除価格無しのロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模が半分以下で軽量感が出たものの、国内外の募集株の配分割合も海外分が大幅に減少(92%→57%)され、親引けも2.2億円分から0.9億円分と半分以上減少しています。個別要因かどうか原因はわかりませんが、見た目的には海外勢の取得意欲が減退しているように見えてしまいます。
上場日も6月28日(水)で、プロディライト(5580)と2社同日上場となり、同日上場による資金分散の影響や、いよいよIPOラッシュも後半戦に入っていることから、買い疲れが起きてもおかしくない時期です。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
プロディライト | 7.6億円 | 東証グロース | 野村證券 |
ノイルイミューン・バイオテック | 29.9億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
6月はIPOラッシュということもあり、おかげさまで多くの選択肢があります。仮に公募割れを回避できたとしても内容的に大幅な上昇も見込めそうにありません。IPO当選欲しさに怪しい銘柄に手を出して被弾する可能性を取るよりも素直にリスク回避した方が良いかと個人的には考えています。
よって管理人の個人的なこのノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO参加スタンスはスルーで、地方上場案件同様にSBI証券のIPOチャレンジポイント狙い以外の申し込みはしないつもりです。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO株(公募株)15,398枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。正式なグローバルオファリングとなるため海外投資家への販売分は考慮しています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 12,319枚 | 80.0% |
SBI証券 | 1,232枚 | 8.0% |
野村證券(前受け金不要) | 654枚 | 4.25% |
みずほ証券(前受け金不要) | 654枚 | 4.25% |
東洋証券 | 77枚 | 0.5% |
岩井コスモ証券 | 77枚 | 0.5% |
あかつき証券 | 77枚 | 0.5% |
丸三証券 | 77枚 | 0.5% |
極東証券 | 77枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 77枚 | 0.5% |
岡三証券 | 77枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が5,434枚あります。
積極的にノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。あと平幹事の中には抽選割合の多いネット証券が少なく、100枚以上の抽選株数を持っているのは二番手幹事のSBI証券ぐらいとなります。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO仮条件決定
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:720円
IPO仮条件:700円~740円
IPO想定価格が中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は29.1億円~30.8億円となりました。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の第二弾初値予想が発表されたようです。
740円~800円
IPO仮条件がやや強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについてもIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からの申し込み以外はスルーで変更はありません。
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