rakumo(4060)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日は週末ということもあって、また東証のKY攻撃があるかと思っていましたが、ありませんでした。無くて助かりました^^;
それと昨日「とある方(不明)」が当ブログ及びIPOゲッター公式LINEをご紹介して下さったようです。よろしければ直接お礼を申し上げたいので、もしこの記事を拝見して下さっていれば、お手数ですがコメントでもメールでもLINEでも結構ですので、ご連絡頂けますと幸いです。
rakumo(4060)の上場日は9月28日(月)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
rakumo(4060)のIPO(新規上場)情報
設立:2004年12月17日
業種:情報・通信業
事業の内容:企業向けクラウド型グループウェア製品「rakumo」の開発・販売等
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4060 |
名称 | rakumo |
公募株数 | 266,400株 |
売出し株数 | 1,059,600株 |
オーバーアロットメント | 198,900株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 東海東京証券 野村證券(前受け金不要) SBI証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 丸三証券 岡三証券 東洋証券 水戸証券 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) 岡三オンライン証券(委託幹事) ライブスター証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 8月21日(金) |
上場日 | 9月28日(月) |
仮条件決定日 | 9月4日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 9月8日(火)~9月14日(月) |
公開価格決定日 | 9月15日(火) |
IPO申し込み期間 | 9月16日(水)~9月23日(水) |
時価総額 | 58.2億円 |
吸収金額 | 16.7億円 |
想定価格 | 1,100円(110,000円必要) |
規模の割にIPO幹事団(シンジケート)が12社と多いですね。さらに上記をご覧の通りこのrakumo(4060)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社でIPO申し込み時の前受け金が不要の岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
rakumo(4060)のIPO(新規上場)事業内容等
rakumo(4060)はグループ会社でrakumo株式会社及び連結子会社1社(rakumo Company Limited(ベトナム))により構成されており、主要サービスはrakumo株式会社及び他社のライセンスサービスの提供である「SaaSサービス」、ライセンスサービスに関する導入支援や業務支援等を中心とした「ソリューションサービス」、ベトナムを拠点にラボ型ITシステム開発等を行う「ITオフショア開発サービス」であります。なおrakumoグループは、ITビジネスソリューション事業の単一セグメントとなっております。
企業向けグループウェア製品「rakumo」の開発・販売の他、他社ライセンスの代理店販売を実施しております。 グループウェアとは、企業など組織内のコンピューターネットワークを活用し、組織メンバーのコミュニケーション円滑化や情報共有、業務効率化等を支援するためのソフトウェアであります。
rakumo株式会社及び他社SaaSサービスの導入支援や業務支援等のソリューションサービスに加え、ライセンスサービスに関連した他社ハードウェアの販売等を行っております。 rakumo製品は直感的に理解でき、幅広いお客様に利用しやすい操作画面やプロセスのデザインにより、原則として導入作業から運用段階まで、導入企業自ら実施いただけるよう設計しております。
日本国内における各企業のIT開発部門においては、開発案件の増加や新技術の開発等により、最新のITスキルを有した人材が求められる一方、IT業界の人材供給は限られており、慢性的な人材不足に直面する等、開発コストが増加する一因ともなっております。rakumoグループでは、他社企業からの開発依頼にお応えするため、連結子会社であるrakumo Company Limited(ベトナム)を拠点として、ITオフショア開発サービスを提供しております。
rakumo(4060)の事業系統図
【手取金の使途】
手取概算額259,596千円については第三者割当増資の手取概算額上限201,286千円と合わせた手取概算額合計上限460,883千円について、事業の拡大に伴う人材確保に関する人件費(各期の増加見込額)、新製品及び追加機能開発費、事業の拡大に向けた広告費及び販売促進費、事業拡大に伴うクラウドサーバー費用(各期の増加見込額)、業務の効率化を目的とした販売システム改修費用及び当社の借入金の返済に充当する予定であります。
上記以外の残額はその他(事業拡大のための運転資金)に充当する予定でありますが、当該内容等について具体的に決定している事項はなく、具体的な資金需要が発生し、充当時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(rakumoのIPO目論見書より一部抜粋)
rakumo(4060)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
rakumo(4060)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,100円としてオーバーアロットメント含め16.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなりますが、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
rakumo(4060)は安定感のあるサブスクリプション(サブスク)方式のビジネスモデルで、IPO市場では人気の高まりやすいのSaaS(クラウド)関連銘柄となります。Google版rakumoなどGoogle社が提供するグループウェア「G Suite」と連携するアドオンツールや、Salesforce版rakumoなどsalesforce.com社の営業支援サービス「Sales Cloud」と連携するサービスなど比較的有名どころとの連携サービスが豊富にあります。
Google版rakumo
Salesforce版rakumo
公募株266,400株に対して売り出し株1,059,600株とおよそ4倍程度あり、売り出し株の921,800株はベンチャーキャピタル放出分となることから、やや出口(イグジット)色は感じますが、規模的にさほど気にする必要は無さそうです。
rakumo(4060)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が5社2,790,100株あり、上述の通り今回のIPO(新規上場)で921,800株放出するものの1,868,300株残ります。それぞれ90日間のロックアップが掛かっており、公開価格の1.5倍以上となれば解除されますが、みずほ証券お得意の初値形成後でないと売却できないため、上場時の売り圧力とはなりません。
東証マザーズ上場の情報・通信業、人気化しやすい事業内容、公開規模に荷もたれ感はなく、ベンチャーキャピタルにはしっかりロックアップとネガティブ要因はほぼ見られないことから、管理人の個人的なこのrakumo(4060)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。初値評価は2倍超えのA級評価といったところでしょうか。
rakumo(4060)のIPO株は公募株及び売り出し株合わせて13,260枚と比較的多くあるため、IPO当選期待も少しは高そうです。今年(2020年)みずほ証券からは補欠当選ばかり頂いているのでたまには補欠無しの純粋な当選を頂きたいところです。
<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのrakumo(4060)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
rakumo(4060)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
rakumo(4060)のIPO(新規上場)業績等
rakumo(4060)のIPO経営指標
rakumo(4060)のIPO売上高及び経常損益
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