デジタリフト(9244)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,490円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

デジタリフト(9244)の上場日は9月28日(火)ジィ・シィ企画(4073)ROBOT PAYMENT(4374)リベロ(9245)と魔の4社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。

なお、このデジタリフト(9244)のIPO申し込み期間は9月8日(水)~9月14日(火)となっており、このあたりはIPO申し込みラッシュとなっているため、他のIPO銘柄との申し込み期間が被りまくっていることから、資金管理に注意する必要があります。

さらに読者様より頂いた情報によりますとみずほ証券のネットサービス(みずほ証券ネット倶楽部)が以下の期間、システムメンテナンスのため、全サービスを停止するそうです。これが意外とIPO当選した際は関係してきます。

デジタリフト(9244)IPOネット倶楽部一時停止期間

もしデジタリフト(9244)のIPOに当選した際はIPO購入申し込み期間が9月16日(木)6:00~9月21日(火)15:30なので、結構な感じで上記メンテナンス期間と被ってしまいます。全サービス停止でログインができないとのことなので、何かしらの特別措置が無い限りはIPOの購入申し込み手続きもできない状態になりますのでご注意下さい。

デジタリフト(9244)のIPO(新規上場)初値予想

デジタリフト(9244)のIPO(新規上場)初値予想

デジタリフト(9244)のIPO想定価格は1,490円となっているため、現時点では公募価格の2.7倍~4.0倍程度の初値形成になるのではないかと強めA級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても強めA級評価に設定させて頂いております。ただしこの評価には直前のIPO地合いなどは考慮されておりませんので、あらかじめご了承下さい。

このデジタリフト(9244)のIPO仮条件は週明け9月6日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

デジタリフト(9244)の事業内容はトレーディングデスク事業ということで、インターネット広告運用会社となることから、ネット系コンサル会社という位置付けでIPO市場では人気化しそうな業態となります。

このデジタリフト(9244)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

デジタリフト(9244)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,490円)で7.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて4,263枚と少なめです。

今現在はすでに東証マザーズ市場に上場しているフリークアウト・ホールディングス(6094)の連結子会社となりますが、上場後は連結子会社から関連会社となるため、親子関係は解消されることから親子上場という点の問題は無さそうです。

ただデジタリフト(9244)の上場日は9月28日(火)ジィ・シィ企画(4073)とROBOT PAYMENT(4374)とリベロ(9245)と魔の4社同日上場となり、小型揃いではあるものの、すべて上場市場は東証マザーズということで参加者は同じになることが予想され、資金分散の影響が出そうです。ただえさえIPO地合いは不安定なため、4社もあれば割を食うIPO銘柄が出ても不思議ではありませんね。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ジィ・シィ企画8.3億円東証マザーズ岡三証券
デジタリフト7.3億円東証マザーズみずほ証券
ROBOT PAYMENT4.4億円東証マザーズSBI証券
リベロ9.2億円東証マザーズSMBC日興証券

デジタリフト(9244)の株主の中には公開価格の1.5倍となればロックアップ解除されるベンチャーキャピタル及び既存の株主保有株があるものの、初値形成後でないと売却できないため、大きな売り圧力の心配はありません。結局のところ4社同日上場という足かせがどの程度影響が出るのかと、それ以上にやはりIPOに資金が回って来ない地合いの悪さだけが不安材料となりそうです。

IPOの環境は1日で変化することもあります。その変化がいつになるかは当然ながらわかりません。何かしら起爆剤的な銘柄の登場が必須かと思われます。

ただ仮に地合いが不安定なままだったとしても初値高騰までは期待できないかもしれませんが、さすがにこの内容で公募割れも無いと考えているため、管理人の個人的なこのデジタリフト(9244)のIPO参加スタンスは引き続き全力申し込みで行く予定で考えています。

デジタリフト(9244)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのデジタリフト(9244)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,263枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事3,411枚80.0%
SMBC日興証券320枚7.5%
SBI証券298枚7.0%
楽天証券100%完全抽選213枚5.0%
松井証券前受け金不要21枚0.5%
マネックス証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が639枚あります。

上記予想割り当て数を見る限り、IPO株を積極的に狙いに行くのであれば、やはりIPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。残る可能性があるとすれば比較的抽選組への配分割合の多いネット証券のSBI証券100%完全抽選楽天証券ぐらいでしょうか。

<追記>
デジタリフト(9244)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,490円
IPO仮条件:1,490円~1,570円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.3億円~7.6億円となりました。

<追記>
デジタリフト(9244)の第二弾初値予想が発表されたようです。

3,000円~4,000円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更はありません。

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