ROBOT PAYMENT(4374)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,760円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ROBOT PAYMENT(4374)の上場日は9月28日(火)デジタリフト(9244)リベロ(9245)ジィ・シィ企画(4073)と魔の4社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。

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なお、このROBOT PAYMENT(4374)のIPO申し込み期間は9月9日(木)~9月15日(水)となっており、このあたりはIPO申し込みラッシュとなっているため、他のIPO銘柄との申し込み期間が被りまくっていることから、資金管理に注意する必要があります。

ROBOT PAYMENT(4374)のIPO(新規上場)初値予想

ROBOT PAYMENT(4374)のIPO(新規上場)初値予想

ROBOT PAYMENT(4374)のIPO想定価格は1,760円となっているため、現時点では公募価格の1.7倍~2.0倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めA級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値評価については強めA級評価に設定させて頂いております。ただしこの評価には直前のIPO地合いなどは考慮されておりませんので、あらかじめご了承下さい。

このROBOT PAYMENT(4374)のIPO仮条件は週明け9月7日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

ROBOT PAYMENT(4374)の事業内容はインターネット決済代行サービス及び請求関連業務の自動化・効率化クラウドサービス(請求管理ロボ)の提供ということで、IPO市場では人気化しやすいドストライク銘柄となります。

このROBOT PAYMENT(4374)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

ROBOT PAYMENT(4374)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,760円)で4.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて2,200枚しかなく希少性も十分あります。

上述の通りROBOT PAYMENT(4374)の事業内容は政府が推進するキャッシュレス関連「インターネット決済代行サービス」ということから「国策」と言える事業と「請求管理ロボ」はクラウドサービスとなることから、IPO市場では鉄板の人気業態となります。ROBOT PAYMENTという社名もまさに「ザ・IPO」と言えますね。

本来ならテンションも上がり、SBI証券主幹事案件ということでIPOチャレンジポイントの使用も考えられる局面ですが、先日のジェイフロンティア(2934)の壮絶な公募割れを目の当たりにしているだけに、ここはやはり躊躇してしまい、様子見される方も多そうです。

しかもROBOT PAYMENT(4374)の上場日は9月28日(火)デジタリフト(9244)とリベロ(9245)とジィ・シィ企画(4073)と魔の4社同日上場というタイトなスケジュールで、それがまたすべて東証マザーズと同市場となるため、参加者も被り資金分散の影響が出る可能性も高いです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ジィ・シィ企画8.3億円東証マザーズ岡三証券
デジタリフト7.3億円東証マザーズみずほ証券
ROBOT PAYMENT4.4億円東証マザーズSBI証券
リベロ9.2億円東証マザーズSMBC日興証券

IPO株数的にIPOチャレンジポイントを使用した際の配分数はおそらく100株配分で複数配分は無いと考えるのが定石かと思います。内容的に先日のジェイフロンティア(2934)の悪夢の再来となる可能性はさすがに無いと思われますが、今回はポイント使用者も少ないのではないでしょうか。

ただSBI証券は意外とポイント使用者が少ないIPO案件は複数配分したりする天の邪鬼的な傾向があったりするので、なかなかポイント使用時の配分は読めません。

少しでもリスクを取りたくないのであれば使わないという選択が正解となりそうですが、そもそもポイントボーダーが読めないので、余計に使用不使用は難しい判断ですね。ただかなり乱暴にポイントボーダーを予想するとすれば今のポイントインフレを考慮するとポイント単価云々抜きで400ポイント~500ポイント程度が妥当水準となりそうな気がしています。

ちなみに直近のSBI証券主幹事案件は6月5社、7月1社、8月1社あり、それぞれのIPOチャレンジポイントボーダー配分株数ポイント単価を集計(1銘柄は算出不可)してみると以下の通りとなります。ただこれらの数字はSBI証券からの公式発表ではなく、あくまでも読者様情報やネット情報となりますことをあらかじめご了承下さい。

IPO銘柄IPOポイントボーダー
配分株数
ポイント単価
6月22日上場
ペルセウスプロテオミクス
不明
不明
不明
6月23日上場
アイ・パートナーズフィナンシャル
748ポイント前後
100株
約903円
6月24日上場
セレンディップ・ホールディングス
250ポイント前後
200株
約420円
6月24日上場
HCSホールディングス
425ポイント前後
200株
約193円
6月29日上場
Waqoo
440ポイント前後
200株
約201円
7月6日上場
BCC
560ポイント前後
100株
約366円
8月27日上場
ジェイフロンティア
490ポイント前後
300株
約-385円

この状況を見る限り、やはりIPOチャレンジポイントの使用は今ではないと思えてしまいますね。使用したくてもできないと言うのがコンセンサスでしょうか。

いずれにしてもいくら環境が悪いとはいえ、この内容で公募割れする要素は無いため、管理人の個人的なこのROBOT PAYMENT(4374)のIPO参加スタンスはIPOチャレンジポイントの使用はしない方向ですが、当初の予定通り全力申し込みで行くという点の変更はありません。

ROBOT PAYMENT(4374)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのROBOT PAYMENT(4374)のIPO株(公募株及び売り出し株)2,200枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SBI証券主幹事1,870枚85.0%
野村證券前受け金不要88枚4.0%
大和証券88枚4.0%
松井証券前受け金不要44枚2.0%
楽天証券100%完全抽選33枚1.5%
岩井コスモ証券22枚1.0%
東海東京証券22枚1.0%
極東証券11枚0.5%
東洋証券11枚0.5%
あかつき証券11枚0.5%
SBIネオトレード証券委託幹事?枚?%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が330枚あります。

IPO株数が少ない割にはSBI証券特有の無駄にIPO幹事団(シンジケート)が多いパターンです。正直、IPO当選の可能性があるのはIPO主幹事のSBI証券ぐらいでしょうか。それ以外の平幹事及び委託幹事(裏幹事)に至っては数百倍から数千倍となりそうです。

<追記>
ROBOT PAYMENT(4374)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,760円
IPO仮条件:1,720円~1,860円

IPO想定価格が最下限寄りとなるやや強気なIPO仮条件設定となりました。SBI証券お得意の最上限にも最下限にも合わせない中途半端な価格設定です。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.3億円~4.7億円となりました。

<追記>
ROBOT PAYMENT(4374)の第二弾初値予想が発表されたようです。

3,700円~4,300円

IPO仮条件がほぼ強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更はありません。

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