アールプランナー(2983)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きたいと思います。昨日(3月18日)はまたもやIPO新規上場承認発表が2社ありました。もう1社のさくらさくプラス(7097)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。
そしてその一方で同時に昨日(3月18日)はIPO(新規上場)中止発表が3社ありました。3月30日上場予定のバリオセキュア(4494)、4月8日上場予定のアルマード(4932)、4月9日上場予定のロコガイド(4497)、いずれも新型コロナウイルスの世界的な感染拡大及び原油価格の急落等を受けた最近の株式市場の動向等諸般の情勢を総合的に勘案した上での上場中止(延期)となっています。
東証は上場は中止(延期)するが、新しくIPO新規上場承認は受け入れるというカオス。景気悪化後のIPO(新規上場)申請の減少を防ぐ狙いなのかどうかはわかりませんが、現実はこれだけ上場中止(延期)が相次いで出ていることをもう少し受け入れて加味してほしいところです。
いずれにしてもこれで3月は合計6社のIPO(新規上場)が中止(延期)となり、2004年以降では2018年と同率1位となりました。もちろん2018年は年間通してとなるため、すでにIPO(新規上場)中止銘柄候補が潜んでいる状況から考えると、今年(2020年)が過去最多となるのはもう時間の問題かもしれませんね。
アールプランナー(2983)の上場日は4月22日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はもちろんこの悪地合いの中でも堂々とIPO主幹事を引き受ける剛腕野村證券となっております。
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アールプランナー(2983)のIPO(新規上場)情報
設立:2003年10月3日
業種:不動産業
事業の内容: 注文住宅の請負事業等の注文住宅事業、分譲住宅販売等の不動産事業
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 2983 |
名称 | アールプランナー |
公募株数 | 270,000株 |
売出し株数 | 130,000株 |
オーバーアロットメント | 60,000株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 |
上場日 | 4月22日 |
仮条件決定日 | 4月2日 |
ブック・ビルディング期間 | 4月6日~4月10日 |
公開価格決定日 | 4月13日 |
IPO申し込み期間 | 4月14日~4月17日 |
吸収金額 | 7.7億円 |
想定価格 | 1,680円(168,000円必要) |
そして上記をご覧の通りこのアールプランナー(2983)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、auカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
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アールプランナー(2983)のIPO(新規上場)事業内容等
アールプランナー(2983)はグループ会社で株式会社アールプランナー及び連結子会社1社(株式会社アールプランナー不動産)により構成されており、「注文住宅事業」と「不動産事業」を展開しております。
「注文住宅事業」では主に注文住宅の請負事業、リフォーム・エクステリアの請負事業を行っており、「不動産事業」では主に分譲住宅の販売事業、 不動産の仕入・販売事業及び不動産仲介事業、 中古不動産の取得・再生・販売事業等を行っております。
「注文住宅事業」及び「不動産事業」で取り扱っている、新築住宅のブランドは、以下の通り、顧客の要望に合わせた住宅の提供を行っております。
アールプランナーグループの特徴と強みはアールプランナーグループの属する住宅・不動産業界では、住宅又は不動産のいずれかに特化した会社が多数存在しておりますが、アールプランナーグループは、デザイン力、不動産情報力、集客力を強みとすることで、注文住宅事業と不動産事業(注文住宅、分譲住宅、不動産仲介)の両方のビジネス展開が可能となっております。
【手取金の使途】
手取概算額408,312千円については第三者割当増資の手取概算額上限92,736千円と合わせて、2021年1月期に運転資金(不動産仕入及び建築費用)として全額充当する予定であります。当社は、分譲住宅用地及び分譲土地の土地仕入れ、注文住宅及び分譲住宅の建築を行っており、付随費用を含む土地仕入費用及び住宅建築費用の一部に資金を充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針です。
(アールプランナー(2983)のIPO目論見書より一部抜粋)
アールプランナー(2983)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
アールプランナー(2983)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,680円としてオーバーアロットメント含め7.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型で、荷もたれ感はありません。
上述の通り、業種は不動産業とIPO市場では人気化しにくいセクターで、事業内容はネット及びリアルで集客をし、ワンストップで住宅・不動産に関するあらゆるサービスの提供と、新規性や独自性にも欠ける普通の不動産業、IPO市場では人気化しやすい「不動産テック」などではないことから、初値高騰までは見込めそうにありません。
株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。
業績が堅調なことや公開規模(7.7億円)の少なさから、不人気業種とはいえ、普通なら公募割れは無い水準ですが、今のこの金融市場の悪地合いはもちろん、公募割れが続出しているIPO市場の悪地合いではIPO(新規上場)まで1カ月程度あるとはいえ、予断を許さない状況です。小型IPOであれば安パイという定義も今はまるで効果なしです。
とにかくこのアールプランナー(2983)含め、今のIPO(新規上場)全般の管理人の個人的なIPO参加スタンスはすべてニュートラルで、この悪環境から脱しているかどうかで、最終の参加不参加を決めたいと思います。
ということで個人的なIPO参加スタンスはまたあらためてアールプランナー(2983)のIPO初値予想記事で書く予定ですが、最近は初値予想記事を書いた直後に上場中止(延期)という悪いサイクルが続いているので、IPOの参加不参加よりもまずはIPO(新規上場)までたどり着けるかどうかに注目しています。
アールプランナー(2983)のIPO(新規上場)業績等
アールプランナー(2983)のIPO経営指標
アールプランナー(2983)のIPO売上高及び経常利益
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