ジェノバ(5570)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(3月13日)もIPO新規上場承認発表が1社ありました。今のところ4月は珍しく良いペースで登場しています。
どこかしら聞き覚えのある社名と思って過去をさかのぼってみたところ、昨年(2022年)12月にGENOVA(9341)という企業がIPO(新規上場)していましたが、こちらの読み方は「ジェノヴァ」で「ジェノバ」ではありませんでした^^;
ジェノバ(5570)の上場日は2023年4月18日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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ジェノバ(5570)のIPO(新規上場)情報
設立:1997年2月21日
業種:情報・通信業
事業の内容:GNSS補正情報配信サービス等
上場市場 | 東証グロース |
コード | 5570 |
名称 | ジェノバ |
公募株数 | 800,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 0株 |
オーバーアロットメント | 120,000株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 松井証券(前受け金不要) 水戸証券 極東証券 香川証券 東洋証券 岩井コスモ証券 大和コネクト証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 3月13日(月) |
上場日 | 4月18日(火) |
仮条件決定日 | 3月30日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 4月3日(月)~4月7日(金) |
公開価格決定日 | 4月10日(月) |
IPO申し込み期間 | 4月11日(火)~4月14日(金) |
上場時発行済株式総数 | 14,195,000株 |
時価総額 | 63.8億円 |
吸収金額 | 4.1億円 |
想定価格 | 450円(45,000円必要) |
そしてこのジェノバ(5570)のIPO主幹事は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券がすでにIPO委託幹事(裏幹事)に入ることが確定しています。主幹事からの委託となるため、割り当て数も多めになると思われます。
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ジェノバ(5570)のIPO(新規上場)事業内容等
ジェノバ(5570)は位置情報等を必要とする顧客に対して、GNSS測位により発生したメートル級の誤差をセンチメートル級までに補正する情報を配信するGNSS補正情報配信サービスを行っており、事業はGNSS補正情報配信サービスの単一セグメントですが、顧客が現在の位置を正確に把握するためにリアルタイムに補正データを提供する「リアルタイムデータ配信」と、ドローン等で取得した観測記録を元に観測時の移動状況を後日分析の上、補正データを提供する「後処理データ配信」の2種類の配信サービスを行っています。
サービスを利用する顧客は、ネットワーク通信を介して、お客さま側で単独測位した観測結果である位置情報を当社に送信した後、当社から送信した位置に対する補正データを受信し、顧客側の機器で解析(基線解析)することで、リアルタイムに高精度測位を行うことが可能になります。
後処理データ配信は、現地でのネットワーク通信を必要とせず、顧客が単独で衛星測位を行った後に、その観測したデータと、当社が配信する後処理データによって高精度な位置情報を取得することができます。
【手取金の使途】
手取概算額353,000千円及び第三者割当による自己株式の処分の手取概算額上限53,700千円については、①サーバーのリプレース及び増強等に伴う設備投資として160,759千円(2023年9月期に40,759千円、2024年9月期に80,000千円、2025年9月期に40,000千円)、私設電子基準点の設置に伴う設備投資として66,000千円(2023年9月期に24,000千円、2024年9月期に42,000千円)、顧客管理システムのバージョンアップ等に伴う費用として4,321千円、②人材確保のための人件費及び採用関連費として175,620千円(2023年9月期に90,000千円、2024年9月期に85,620千円)に充当する予定であります。
なお、各々の具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ジェノバのIPO目論見書より一部抜粋)
ジェノバ(5570)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ジェノバ(5570)の市場からの吸収金額はIPO想定価格450円としてオーバーアロットメント含め4.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は低位株となるため、売り出し株無しの公募株のみで8,000枚と多くはありませんが、少なくもありません。
上述の通りジェノバ(5570)の事業内容はGNSS補正情報配信サービス等ということで、GPSなどに代表される衛星が発信する電波を利用して受信機の緯度、経度、高度等を測定する方法(GNSS測位)で発生したメートル級の誤差をセンチメートル級まで補正する情報を配信しています。
国土地理院によって全国に設置された約1,300点の電子基準点網(GEONET)のリアルタイムデータを収集・解析することで様々な誤差要因を補正し、センチメートル級の高精度で安定した補正データ(位置情報)を提供しています。
ジェノバ(5570)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、一部11,407,000株については公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
ジェノバ(5570)の事業内容はGNSS(Global Navigation Satellite System)と呼ばれる全地球型システム(全地球航法衛星システム)を使って、メートル級の誤差をセンチメートル級まで補正させるサービスと面白そうな事業で、セクターはIPO市場では人気の情報・通信業、業績規模は小さいもののしっかり黒字化しており、売り出し株無しの公募株のみで、公開規模もIPO想定価格(450円)ベースで4.1億円と軽量サイズで需給不安もありません。
公開価格の1.5倍となれば解除される株式が11,407,000株ある点は気掛かりではありますが、個人投資家も買いやすい低位株設定となっていることから、少なくとも公開価格の1.5倍までは積極的な買いが入りそうです。初値評価はB級評価といったところになるでしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのジェノバ(5570)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。低位株となるため、複数配分取得で無いとあまり旨味は無いかもしれませんが、IPO主幹事となる大和証券はもちろんのこと、すでにIPO委託幹事(裏幹事)に入ることが確定されている大和コネクト証券も含め、積極的に申し込んで行きたいと考えています。
ジェノバ(5570)のIPO(新規上場)業績等
ジェノバ(5570)のIPO経営指標
ジェノバ(5570)のIPO売上高及び経常利益
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