レオクラン(7681)がIPO(新規上場)承認発表されました。
早くも10月2社目のIPO新規上場承認発表です。9月が少なかった分、10月で巻き返しとなるでしょうか。いずれにしてもこれから年末に向けて続々とIPOが登場してくるかもしれません。
このレオクラン(7681)の上場日は10月2日(水)で今のところ単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証2部市場への上場となりますが、IPO主幹事はIPOステージ抽選制度が導入され注目度が高まっているSMBC日興証券となっております。
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レオクラン(7681)のIPO(新規上場)情報
設立:2001年1月12日
業種:卸売業
事業の内容:医療機関向けに医療機器及び医療設備を販売するメディカルトータルソリューション事業、医療用画像の遠隔診断を行う遠隔画像診断サービス事業、介護福祉施設向けに給食サービスを提供する給食事業
上場市場 | 東証2部 |
コード | 7681 |
名称 | レオクラン |
公募株数 | 161,000株(新株式発行) 2,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 260,000株 |
オーバーアロットメント | 63,400株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 大和証券 野村證券(前受け金不要) エース証券 SBI証券 ライブスター証券(前受け金不要) |
上場日 | 10月2日 |
仮条件決定日 | 9月12日 |
ブック・ビルディング期間 | 9月13日~9月20日 |
公開価格決定日 | 9月24日 |
IPO申し込み期間 | 9月25日~9月30日 |
想定価格 | 3,070円(307,000円) |
レオクラン(7681)のIPO(新規上場)事業内容等
レオクラン(7681)はレオクラン及び連結子会社5社で構成されており、新築・移転時の医療機関や福祉施設等に対して、企画段階から開設に至るまでの総合的なコンサルティングを行い、医療機器・医療設備・医療情報システムを販売する「メディカルトータルソリューション事業」、医療機関で撮影されたCTやMRI等の医療用画像を遠隔で診断し、情報提供するサービスを行う「遠隔画像診断サービス事業」及び介護・福祉施設向け給食サービスを行う「給食事業」を行っております。
レオクラン(7681)の事業系統図
医療機関、予防・検診施設及び介護・福祉施設等に対して、医療機器の選定等のコンサルティングをベースに、医療機器、医療設備及び医療情報システムの受注販売、付帯する保守・メンテナンスサービス並びに建築内装工事及び医療設備工事の請負を行っております。
依頼元の医療機関で撮影されたCTやMRIなどの医用画像を放射線診断専門医により遠隔で診断し、情報を提供するサービスとなります。当サービスは現在の医療環境全般の課題となっている医師不足や医師の偏在に対応するものです。
介護・福祉施設等への給食サービスを行っており、当サービスは「クックチル」という新調理システムにより、セントラルキッチン(給食センター)にて、料理を一括集中生産し、チルド状態にした料理をサテライト厨房(現地厨房)と連携して、日々の食事を提供する「おかず販売」と施設から委託を受け、委託元の厨房に職員を配置し、日々の食事を提供する「業務受託サービス」を行っております。
<手取り金の使途>
手取概算額452,377千円は、医用画像システム(PACS)の更新にかかるシステム投資資金として45,000千円。販売管理システム(ASPAC)の更新にかかるシステム投資資金として2020年9月期に20,000千円。営業強化のための採用費として75,000千円。借入金の返済資金として188,650千円。社債の償還資金として88,200千円。残額については2022年9月期の社債の償還資金の一部に充当する予定であります。 また、上記調達資金は具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(レオクランのIPO(新規上場)目論見書より抜粋)
レオクラン(7681)のIPO個人的主観及びIPO参加スタンス
レオクラン(7681)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,070円としてオーバーアロットメント含め14.9億円と規模的に東証2部市場への上場としては小型サイズとなります。
レオクラン(7681)の事業内容は医療系卸売業とネット関連のような派手さはありませんが、医療及び介護・福祉関連となるとテーマ性もあり、国策的な業種と捉えることもできます。上場市場は不人気市場となる東証2部市場への上場ですが、公開規模は14.9億円と新興市場なみのサイズとなり、荷もたれ感もありません。
東証2部上場ということでてっきり老舗企業かと思えば、設立から18年とそれほど老舗ではなく、業績も新興企業のようにバラつきがあり安定していません。資金調達という面で考えると東証マザーズやJASDAQスタンダードへの上場の方が良かったかもしれませんね。
株主構成を見るとベンチャーキャピタルの保有株が1社66,000株ありますが、既存株主ともに解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。需給面は良好と言えそうです。
レオクラン(7681)のIPO幹事団(シンジケート)についてもそれほど大型ではないわりには大手5大証券のうち4社(SMBC日興証券、みずほ証券、大和証券、野村證券)入っている点も安心材料となりそうです。
初値の上がりにくい東証2部上場となりますが、吸収金額の少なさや事業内容、需給面を見る限り、初値はそこそこ期待できそうなので、個人的にこのレオクラン(7681)のIPO参加スタンスは現時点では全力申し込みで問題無いと考えています。単価もそこそこ値ガサなためリターンも大きそうですね。
ただIPO主幹事はSMBC日興証券ということでIPOステージランクを上げているものの、IPO株数が少ないことからIPO当選はすでに厳しそうな雰囲気がしています^^;
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レオクラン(7681)のIPO売上高及び経常損益
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