ミアヘルサ(7688)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もまたIPO新規上場承認発表が2社ありました。今年(2020年)は本当にハイペースですね。小休止しても良いですが。もう1社のリビングプラットフォーム(7091)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。
ミアヘルサ(7688)の上場日は3月17日(火)で、リビングプラットフォーム(7091)と2社同日上場、上場市場はJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
ミアヘルサ(7688)のIPO(新規上場)情報
設立:1984年9月12日
業種:小売業
事業の内容:調剤薬局、保育園、介護事業所の運営
上場市場 | JASDAQスタンダード |
コード | 7688 |
名称 | ミアヘルサ |
公募株数 | 300,000株 |
売出し株数 | 300,000株 |
オーバーアロットメント | 90,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 SBI証券 マネックス証券(100%完全抽選) |
上場日 | 3月17日 |
仮条件決定日 | 2月26日 |
ブック・ビルディング期間 | 2月28日~3月5日 |
公開価格決定日 | 3月6日 |
IPO申し込み期間 | 3月9日~3月12日 |
吸収金額 | 16.0億円 |
想定価格 | 2,330円(233,000円必要) |
ミアヘルサ(7688)のIPO(新規上場)事業内容等
ミアヘルサ(7688)は住まいを中心として医療事業・介護事業・保育事業の3事業を一体的に提供することにより「地域包括ケアシステム」を実現しています。
医療分野における医療事業として調剤薬局を営んでおり「日生薬局」という屋号の下で、東京都を中心とした首都圏で41店舗を運営しています。出店形態としては大型総合病院前の門前型調剤薬局を中心としながら、医療モール等へも出店しており、地域に密着した調剤薬局を展開し、医療機関の発行する処方箋に基づき、患者の医薬品の調剤を行う調剤薬局を運営しています。
東京都・埼玉県・千葉県内において、介護保険法、老人福祉法、高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく各種介護サービスを提供しております。
東京都内において認可保育所を15園、認証保育所を1園、院内保育所(運営受託)を1園、神奈川県内においては認可保育所を3園、千葉県内において認可保育所を3園運営しています。保育所(保育園)は児童福祉法に基づく制度であり、開設は各自治体からの要請及び承認により進められます。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額633,080千円については第三者割当増資の手取概算額上限192,924千円と合わせた、手取概算額合計上限826,004千円については、保育園開設のための設備投資資金に300,000千円、薬局開設のための設備投資資金に100,000千円に充当する予定であり、残額を借入金の返済に充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ミアヘルサのIPO目論見書より一部抜粋)
ミアヘルサ(7688)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ミアヘルサ(7688)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,330円としてオーバーアロットメント含め16.0億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型~中型サイズといったところですが、荷もたれ感はありません。
ミアヘルサ(7688)の事業内容に新規性は無いものの国策となる「地域包括ケアシステム」という後ろ盾があることから、テーマ株として話題にはなりそうですが、業績は横ばいで成長性は乏しいため、これまたグロース株(成長株)ではなく、地味目なバリュー株(割安株)の位置付けとなります。今年(2020年)はAHCグループ(7083)やKids Smile Holdings(7084)もそうですが、同日上場となるリビングプラットフォーム(7091)も含め、こういった福祉系のIPO(新規上場)が目立ちますね。
ちなみに厚生労働省は団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に特定の地域に対して住まい・医療・介護・予防・生活支援等が一体となった包括的な支援サービスを提供する体制「地域包括ケアシステム」を提案しているようです。
設立は1984年となっていますが、創業は1966年と50年以上続く老舗企業となります。沿革を見ると前身は給食普及会で小中学校給食食材卸売業を行っていたようです。
その後1984年に株式会社日本生科学研究所を設立し、医薬事業部を設立。1999年に日生福祉学園を設立し、介護事業部を設立。2011年には保育事業を設立といった経緯が、今の3事業の基盤となっている模様です。社名は2019年4月に株式会社日本生科学研究所からミアヘルサ株式会社にからまだ変更したばかりです。もしかすると漢字社名、しかも研究所つ付く社名はIPO的には統計的に人気化しにくいと考えたのかな?などと勝手なくだらない妄想をしております^^;
ミアヘルサ(7688)の株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。公開規模も16.0億円と大きくないため需給面は良好と言えます。
ただし事業内容に新規性が無く、業績も横ばいということから、大幅に初値が上昇することは無さそうですが、規模感やテーマ性から公募割れの心配も無さそうというのが第一印象です。
よって管理人の個人的なこのミアヘルサ(7688)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。評価的にはB級評価からC級評価といったところでしょうか。
ミアヘルサ(7688)のIPO(新規上場)業績等
ミアヘルサ(7688)のIPO経営指標
ミアヘルサ(7688)のIPO売上高及び経常損益
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