ピー・ビーシステムズ(4447)がIPO新規上場)承認発表されました。
9月第一号ということでおよそ一カ月ぶりの待ちに待ったIPO新規上場承認発表なのですが、上場市場を見るとなんとも複雑な心境になります。
とは言えこれが今後のIPO再開のサインと考えると嬉しくもあります^^

ピー・ビーシステムズ(4447)の上場日は9月12日(木)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる地方証券取引所の福岡証券取引所です。ただ一応新興企業向けの株式市場Q-Boardへの上場となるため本則市場よりは期待できるでしょうか。
IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要エイチ・エス証券となっております。

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)情報

設立:1997年2月6日
業種:情報・通信業
事業の内容:企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」、VRシアター4D王の製造販売を行う「エモーショナルシステム事業」

上場市場福岡証券取引所(Q-Board)
コード4447
名称ピー・ビーシステムズ
公募株数150,000株
売出し株数60,000株
オーバーアロットメント30,000株
IPO主幹事証券エイチ・エス証券(前受け金不要
IPO引受幹事証券SBI証券
FFG証券
西日本シティTT証券
岡三証券
東洋証券
エース証券
岡三オンライン証券(委託幹事)(前受け金不要
上場日9月12日
仮条件決定日8月22日
ブック・ビルディング期間8月26日~8月30日
公開価格決定日9月2日
IPO申し込み期間9月4日~9月9日
想定価格1,370円(137,000円必要)

さらに上記をご覧の通りこのピー・ビーシステムズ(4447)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券の名前があるため岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうですね^^

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
岡三オンライン証券

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)事業内容等

ピー・ビーシステムズ(4447)は企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」と特殊な映像技術を用いて空間を仮想化する「エモーショナルシステム事業」の2つのセグメントで構成されています。

主力事業は「セキュアクラウドシステム事業」で企業及び団体向けのシステムのプライベートクラウド化を中心とした事業を行っており、主要ソフトウェア企業であるCitrix、VMware、Microsoftの製品戦略を理解し、顧客企業にとって最適な多数のセキュリティ、ストレージ、サーバー等のハードウェア商品及び各種ソフトウェア商品を含めた総合的な提案を行っております。

ピー・ビーシステムズ(4447)IPOセキュアクラウドシステム事業

「エモーショナルシステム事業」ではVRシアター4D王の技術開発及び製造販売を中心に事業を展開しております。「立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置(360度スクリーンに3D映像を切れ目なく表示)」においては日本、アメリカ、台湾、インドの4か国で特許も取得しています。

ピー・ビーシステムズ(4447)IPOエモーショナルシステム事業

手取金の使途

手取概算額181,560,000円については第三者割当増資の差引手取概算額上限37,812,000円を合わせて、具体的には以下を予定しております。

1.事業拡大のための新規人材の採用費及び人件費として130,000,000円(2020年9月期50,000,000円、2021年9月期80,000,000円)2.生産性向上・セキュリティ強化のための社内システム投資として、サーバ・ストレージ・ネットワーク機器及びソフトウエア等購入費用15,000,000円(2020年9月期5,000,000円、2021年9月期10,000,000円)3.金融機関からの長期借入金の返済資金として60,012,000円(2019年9月期30,012,000円、2020年9月期30,000,000円)

上記使途以外の残額については、将来における当社の成長に資するための設備投資及び人件費の増加分等に充当する方針ではありますが、当該内容等について具体的に決定している事項はありません。上記調達資金は具体的な充当時期まで、または具体的な資金需要が発生し、支払い時期が決定するまでは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ピー・ビーシステムズ(4447)目論見書より抜粋)

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO個人的主観及びIPO参加スタンス

ピー・ビーシステムズ(4447)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,370円として3.2億円と規模的に東証マザーズであれば小型サイズとなりますが、福証Q-Board市場への上場となるとそれほど小型とは言えないかもしれません。

しかしながらセクターは名ばかりの「情報・通信業」ではなく、上述の通りIPO市場では人気化しやすいクラウド関連事業となります。
主力事業はクラウドですが、VRや4D方面も面白そうです。

株主構成としてはベンチャーキャピタルの保有株が散見されますが、売り出しには参加しておらず、売り出し放出元は代表取締役の冨田和久氏の60,000株のみとなります。

上位個人名となっている株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。その他取引先やベンチャーキャピタルには90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO主幹事は個人的に相性最悪のエイチ・エス証券ということで、IPO株の当選期待は薄いですが、管理人が当選したらヤバいかもしれません^^;

なにせ10年以上掛かってやっと初めてエイチ・エス証券から頂けた(IPO当選)銘柄が公募割れの大英産業(2974)ですからね^^;

そして管理人のこのピー・ビーシステムズ(4447)のIPO参加スタンスは現時点では中立です。地方上場でなければ悩むことなく全力申し込みなのですが、福証Q-Board上場ということなので少し悩むと思います。

しかしながら銘柄的には面白そうですし、主幹事はIPO申し込み時の前受け金不要のエイチ・エス証券で、申し込める証券会社も少ないため、よほど地合いが悪くなければ、おそらく全力申し込みになると思いますが。

<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのピー・ビーシステムズ(4447)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
ピー・ビーシステムズ(4447)IPO岡三オンライン証券

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)業績等

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO経営指標
ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO経営指標

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO売上高及び経常損益
ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO売上高及び経常損益

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