リガク・ホールディングス(268A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日IPO新規上場承認発表された3社のうちの2社目です。

IPO新規上場承認発表3社2024.9.20

当記事はリガク・ホールディングス(268A)のIPO詳細記事となりますが、残る2社のうちの1社の東京地下鉄(9023)東京メトロのIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、もう1社のHmcomm(265A)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。

リガク・ホールディングス(268A)の上場日は2024年10月25日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では最上位市場となる東証プライム市場への直接上場で、IPO主幹事は野村證券三菱UFJモルガン・スタンレー証券モルガン・スタンレーMUFG証券大和証券BofA証券JPモルガン証券6社共同主幹事となっております。

リガク・ホールディングス(268A)のIPO(新規上場)情報

設立:2020年12月7日
業種:精密機器
事業の内容:X線技術等を用いた理科学機器の製造・販売

リガク・ホールディングス(268A)IPO上場承認

上場市場東証プライム
コード268A
名称リガク・ホールディングス
公募株数0株
売出し株数89,128,000株
(国内募集株式数:37,879,400株)
(海外募集株式数:51,248,600株)
オーバーアロットメント13,369,200株
IPO主幹事証券野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
モルガン・スタンレーMUFG証券
大和証券
BofA証券
JPモルガン証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
IPO発表日9月20日(金)
上場日10月25日(金)
仮条件決定日10月9日(水)
ブック・ビルディング期間10月10日(木)~10月16日(水)
売出価格決定日10月17日(木)
IPO申し込み期間10月18日(金)~10月23日(水)
上場時発行済株式総数225,268,600株
時価総額2,770.8億円
吸収金額1,260.7億円
想定価格1,230円(123,000円必要)

今回のIPO募集は正式なグローバルオファリングで、売出株89,128,000株については国内及び海外で販売される予定となっており、国内売出株式数37,879,400株及び海外売出株式数51,248,600株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は需要状況等を勘案の上、売出価格決定日2024年10月17日(木)に決定される予定となっております。

そしてこのリガク・ホールディングス(268A)のIPO共同主幹事の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券大和証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券大和コネクト証券IPO委託幹事(裏幹事)入りする可能性が高いです。

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リガク・ホールディングス(268A)のIPO(新規上場)事業内容等

リガク・ホールディングス(268A)は「理科学機器の製造・販売」の単一セグメントですが、事業区分として、「多目的分析機器事業」「半導体プロセス・コントロール機器事業」「部品・サービス事業」の3つの区分を設定しています。

1951年の創業から70年を超えるグループの歴史を通して、国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国、アジアを網羅する世界各地の拠点をベースに、90カ国を超える世界各国において、X線技術を中心とした分析機器の開発、製造、販売、サービスなどの事業を展開しています。

多目的分析機器事業

多目的分析機器事業では、X線回析(XRD)、蛍光X線分析(XRF)、X線透過(イメージング)などX線技術を利用する計測分析機器の開発と販売を行っています。
リガク・ホールディングス(268A)IPO多目的分析機器事業

半導体プロセス・コントロール機器事業

半導体プロセス・コントロール機器は、半導体ウェーハの汚染検査、薄膜評価、膜厚・密度測定、組成・結晶性評価、3次元形状測定など、半導体の製造工程におけるさまざまな品質検査プロセスで利用されており、同社グループの製品は、世界大手の半導体製造メーカーのインライン品質検査や半導体製造装置メーカーの研究開発・品質管理などに役立てられています。

部品・サービス事業

部品・サービス事業では、下記に掲げるさまざまな事業を展開しています。
リガク・ホールディングス(268A)IPO部品・サービス事業


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

リガク・ホールディングス(268A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

リガク・ホールディングス(268A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,230円としてオーバーアロットメント含め1,260.7億円と規模的に東証プライム市場への直接上場となりますが、大型サイズとなり荷もたれ感は否めません。

IPO募集株数は公募株無しの売出株(OA含む)のみで102,497,200株と多めにありますが、今回のIPO募集は正式なグローバルオファリングとなるため、海外募集分(51,248,600株)を除いた国内の募集分はOA含め51,248,600株となる予定です。

上述の通りリガク・ホールディングス(268A)の事業内容はX線技術等を用いた理科学機器の製造・販売ということで、X線回折、蛍光X線分析、X線透過(イメージング)分析など、X線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供している理科学機器の専門メーカーとなります。

X線を使うと他の分析手法では難しい極めて小さなスケールで試料を破壊することなく「視る」ことができ、X線分析専門のソリューション・パートナーであるリガクの高度な技術はさまざまな分野で必要とされ、研究(Lab)から産業(Fab)へ必要とされる場を日々拡大しています。

リガク・ホールディングス(268A)IPOリガクのX線が視る世界

リガク・ホールディングス(268A)の今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株無しの売出株のみでOA含め102,497,200株、売出株の放出人は筆頭株主であるカーライル・グループのAtom Investment, L.P.(投資ファンド)及び元社長の志村 晶氏で、OA含めたオファリング・レシオもおよそ45.5%と高水準となることから、ファンドの出口(イグジット)色の強いIPO案件となります。

半導体の研究開発や製造工程が複雑化する中、X線などを使って対象物を破壊せず検査・分析できる装置の需要は高まっているらしく、業績は伸びています。が、やはり投資ファンドの出口(イグジット)案件となると警戒感が高まります。

加えて今年(2024年)最大の目玉IPOとなる東京地下鉄(9023)東京メトロと上場日が近いことも懸念材料となりそうなため、ひとまずの初値評価はD級評価といったところでしょうか。ただでさえIPO地合いが不透明な状況の中で、ここ最近はこういったファンドの出口(イグジット)案件が多くて面白味に欠けますね。

とりあえず現時点の管理人の個人的なこのリガク・ホールディングス(268A)のIPO参加スタンスはスルー寄りの中立で、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、大手初値予想会社の見解などを見てから決めたいと思います。

リガク・ホールディングス(268A)のIPO(新規上場)業績等

リガク・ホールディングス(268A)のIPO経営指標
リガク・ホールディングス(268A)IPO経営指標

リガク・ホールディングス(268A)のIPO売上収益及び営業利益
リガク・ホールディングス(268A)IPO売上収益及び営業利益

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