スパイダープラス(4192)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(2月24日)は下記の通りIPO新規上場承認発表が2社ありました。もう1社のAppier Group(4180)についてはまた後ほどあらためて別記事にてご紹介させて頂きます。

IPO新規上場承認発表2社2021.2.24

連日IPO新規上場承認発表が続きますね。これで12社目13社目となることから、3月IPO13社説が正しければ、これで3月は打ち止めとなります。あとまだ3月31日の席が残っていますが、どうなるでしょうか。

スパイダープラス(4192)の上場日は3月30日(火)Appier Group(4180)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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スパイダープラス(4192)のIPO(新規上場)情報

設立:2000年2月9日
業種:情報・通信業
事業の内容:建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売

スパイダープラス(4192)IPO上場承認

上場市場 東証マザーズ
コード 4192
名称 スパイダープラス
公募株数 3,000,000株(新株式発行)
220,000株(自己株式の処分)
売出し株数 4,425,200株
オーバーアロットメント 1,146,700株
IPO主幹事証券 野村證券前受け金不要
IPO引受幹事証券 大和証券
SBI証券
いちよし証券
岩井コスモ証券
SMBC日興証券
岡三証券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
大和コネクト証券委託幹事
三菱UFJ eスマート証券委託幹事
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日 2月24日(水)
上場日 3月30日(火)
仮条件決定日 3月12日(金)
ブック・ビルディング期間 3月15日(月)~3月18日(木)
公開価格決定日 3月19日(金)
IPO申し込み期間 3月22日(月)~3月25日(木)
時価総額 321.2億円
吸収金額 88.7億円
想定価格 1,010円(101,000円必要)

売り出し株式4,425,200株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日2021年3月19日(金)に決定されます。その際の海外販売数は募集株の半数未満となります。

そして上記をご覧の通りこのスパイダープラス(4192)のIPO幹事団(シンジケート)の中には大和証券岡三証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、それぞれグループ会社となるCONNECTコネクト)、岡三オンライン証券三菱UFJ eスマート証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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スパイダープラス(4192)のIPO(新規上場)事業内容等

スパイダープラス(4192)は建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売を行う「ICT事業」及び「アーマフレックス」等を活用した熱絶縁工事を行う「エンジニアリング事業」の2つのセグメントで構成されております。

スパイダープラス(4192)IPO事業内容

ICT事業

ICT事業では建設業の現場業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって生産性向上に寄与するSaaSを開発・販売しております。具体的には主に総合建設業及び電気・空調設備業に対して建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」を中心としたサービスの提供を行っております。
スパイダープラス(4192)IPOSPIDERPLUS

エンジニアリング事業

エンジニアリング事業では創業期より熱絶縁工事を中心に運営しています。熱絶縁工事とは熱を使うビルや工場などでエネルギー効率を高める(省エネルギー)ために装置や配管に断熱材を取付ける工事で、従来のガラス繊維でできたグラスウールなどの断熱材の他に「アーマフレックス」も取り扱っております。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額2,971,024千円については第三者割当増資の手取概算額上限1,065,513千円と合わせて、設備資金として、①システムリニューアル費、運転資金として、②広告宣伝費、③借入金返済、④採用費及び人件費、⑤システム開発費に充当する予定であります。
以上の資金使途別の具体的な予定金額及び充当予定時期は以下のとおりです。また残額につきましては当社の事業規模拡大のための運転資金に充当する方針でありますが具体化している事項はありません。なお具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
スパイダープラス(4192)IPO手取金の使途内訳
(スパイダープラスのIPO目論見書より一部抜粋)

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スパイダープラス(4192)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

スパイダープラス(4192)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,010円としてオーバーアロットメント含め88.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて76,452枚と多くありますが海外販売もあります。

上述の通りスパイダープラス(4192)の事業内容は建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売ということで、建設とテクノロジーを組み合わせた「コンテック」関連となります。

と、普通に申し上げておりますが「コンテック」という言葉は今回管理人も初めて聞いた造語です。不動産×テクノロジーを掛け合わせた造語で「不動産テック」という言葉はそれなりに浸透してきましたが、今回は建設×テクノロジーとなることから「建設テック」となると思いきや、どうやら建設(Construction)とテクノロジーを掛け合わせて、この業界では「コンテック」と呼ぶことが多いそうです。

スパイダープラス(4192)IPO建設テック

とまあ「建設テック」でも「コンテック」でもどちらでも良いのですが、中身は建築現場の業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって生産性向上に寄与するSaaS開発及び販売と、IPO市場では人気の高いSaaS型DX(デジタルトランスフォーメーション)事業となります。

SPIDERPLUS公式サイトでは数多くの名立たる大手建設会社の導入実績が紹介されており、収益モデルも安定のサブスク(サブスクリプション)モデルとなることから、業績も順調で人気化必至のIPOとなりそうです。セクターも「情報・通信業」でしっかり人気セクターです。

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株が7社3,570,500株ありますが、今回のIPO新規上場)に際する売り出しで7社ともにちょうど半数づつで計1,785,300株を放出致します。残り半数の1,785,200株には90日間のロックアップが掛かっているものの公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

スパイダープラス(4192)の公開規模はIPO想定価格(1,010円)ベースで88.7億円と東証マザーズ上場としては荷もたれ感がありますが、最近特に人気の高いSaaS関連となることから、地合いの変調さえ無ければ文句無しで人気化しそうです。第一印象としてはA級評価としたいところですが、一応現時点では規模的が大きいということや海外配分比率が不明ということからひとまずB級評価とさせて頂きます。

ただ管理人の個人的なこのスパイダープラス(4192)のIPO参加スタンスはもちろん全力申し込みで問題無いと考えております。ただしIPO主幹事は難攻不落の野村證券です。IPO株数はそこそこ多くあるもののIPO当選はやはり狭き門となりそうですね。

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<追記>
やはりCONNECTコネクト)がこのスパイダープラス(4192)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

スパイダープラス(4192)のIPO取り扱い決定大和コネクト証券
スパイダープラス(4192)IPO大和コネクト証券

<追記>
やはり三菱UFJ eスマート証券もこのスパイダープラス(4192)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

スパイダープラス(4192)のIPO取り扱い決定三菱UFJ eスマート証券
スパイダープラス(4192)IPO三菱UFJ eスマート証券

<追記>
やはり岡三オンライン証券もこのスパイダープラス(4192)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

スパイダープラス(4192)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
スパイダープラス(4192)IPO岡三オンライン証券

スパイダープラス(4192)のIPO(新規上場)業績等

スパイダープラス(4192)のIPO経営指標
スパイダープラス(4192)IPO経営指標

スパイダープラス(4192)のIPO売上高及び経常損益
スパイダープラス(4192)IPO売上高及び経常損益

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西 和仁

この記事を書いた人:西 和仁(IPO投資歴18年)

2006年からIPO投資を続け、一度はブログを卒業しましたが、現在は「緩く、自然体」をモットーにIPO情報を発信しています。18年間の経験から見える「負けないためのIPOとの付き合い方」を大切にしています。

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