ユミルリンク(4372)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。連日でIPO新規上場承認発表があったのでまさかと思いましたが、やはりお得意の同日上場です。

ユミルリンク(4372)の上場日は9月22日(水)で、コアコンセプト・テクノロジー(4371)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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IPO主幹事が野村證券ということはLINE証券IPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いですね。

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8月20日(金)追記

8月19日(木)にシンプレクス・ホールディングス(4373)が9月28日(火)上場でIPO発表されたので、3社同日上場となります。

ユミルリンク(4372)のIPO(新規上場)情報

設立:1999年7月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:メッセージングプラットホーム事業

ユミルリンク(4372)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4372
名称ユミルリンク
公募株数338,200株
売出し株数937,800株
オーバーアロットメント191,400株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券SBI証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
auカブコム証券委託幹事
LINE証券委託幹事
IPO発表日8月17日(火)
上場日9月22日(水)
仮条件決定日9月1日(水)
ブック・ビルディング期間9月3日(金)~9月9日(木)
公開価格決定日9月10日(金)
IPO申し込み期間9月13日(月)~9月16日(木)
時価総額36.9億円
吸収金額13.9億円
想定価格950円(95,000円必要)

冒頭でも記載しております通りこのユミルリンク(4372)のIPO主幹事は野村證券となっていることからグループ会社となるLINE証券のIPO幹事入り、そしてIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券のIPO幹事入りがそれぞれ期待できそうです。特にLINE証券のIPO幹事入りはほぼ確定でしょうかね。

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ユミルリンク(4372)のIPO(新規上場)事業内容等

ユミルリンク(4372)は消費者や社員等とのエンゲージメント向上を目的とした法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォーム「Cuenoteキューノート)」を開発し、提供しております。事業は「Cuenoteキューノート)」シリーズによる「メッセージングソリューション事業」の単一セグメントとなります。

ユミルリンク(4372)IPO事業内容

自社で開発したソフトウェアをデータセンターに設置したサービス基盤上で稼働させ、クラウドサービスとして提供するSaaS形式と、顧客が指定するサーバ機材にソフトウェアを設置し利用環境を提供するソフトウェア形式の2形式で主に企業や自治体にサービスを提供しております。

この「Cuenoteキューノート)」は顧客のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するソフトウェアシリーズで、企画、設計、開発、運用、販売、保守を一気通貫でサービス提供できるノウハウを有する垂直統合型のビジネスモデルで、以下のサービスによって構成されています。

ユミルリンク(4372)IPOCuenoteシリーズ


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額288,586千円については、設備資金に229,500千円、運転資金に59,086千円を充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ユミルリンクのIPO目論見書より一部抜粋)

ユミルリンク(4372)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ユミルリンク(4372)の市場からの吸収金額はIPO想定価格950円としてオーバーアロットメント含め13.9億円と10億円超えとなるものの規模的に東証マザーズ市場への上場としてはまだ小型サイズの範囲となるため荷もたれ感を感じる水準ではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて12,760枚と単価が低いことから万枚超えとやや多めにあります。

上述の通りこのユミルリンク(4372)の事業内容はメッセージングプラットホーム事業ということで、自社製品となる「Cuenote(キューノート)」シリーズをSaaS形式及びオンプレミス形式にて提供しております。IPO市場では鉄板で人気の高まりやすいSaaS案件ですね。

中でも主力は「Cuenote FC」で、メールマガジンやニュース速報など数百万件~数千万件の宛先にもメールを高速配信する性能とマーケティングのための各種機能が搭載されており、月額5,000円から導入できるようです。

ユミルリンク(4372)IPOCuenote FC

個人的に最近はメールからLINEに移行しつつあるのかと思っていましたが、まだまだメールもニーズがあり、特にBtoBやBtoCという環境下で大量かつ高速という点が支持されているようで、中小企業から大企業のビジネス活用、自治体や学校のお知らせメールの配信など業態や企業規模に関わらず幅広い目的で導入されているようです。

業績も右肩上がりで堅調に推移しており、サービス契約数は1,800超え、月間メール配信数はなんと52億通、名立たる大手企業の導入実績もあります。下記はその一部です。

ユミルリンク(4372)IPO導入事例

このユミルリンク(4372)の募集株の内訳は公募株338,200株に対して売り出し株937,800株と売り出し比率およそ2.7倍となりますが、売り出し放出元のおよそ99.3%は筆頭株主となる阪急阪神ホールディングスグループのアイテック阪急阪神株式会社で投資ファンドではないことから、毛嫌いされやすい出口(イグジット)案件ではありません。

ユミルリンク(4372)の株主の中にベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。

上場日は9月22日(水)でIPO閑散期にも関わらずコアコンセプト・テクノロジー(4371)2社同日上場という点が残念ではありますが、両社ともに人気業態となるため、相乗効果で逆に初値が押し上げられるということもあるかもしれませんね。これまた第一印象の初値評価はA級評価で問題無いでしょうか。

よって管理人の個人的なこのユミルリンク(4372)のIPO参加スタンスは目隠しで全力申し込みで問題無いと考えます。しかしながらIPO主幹事は難攻不落の野村證券です。しかも単価が1,000円未満となるため、まだ正式発表はありませんが、おそらく200株1セット配分になることが予想されます。となると当選確率は通常の1/2となり、早くも厳しい感を感じてしまいますね^^;

それでも宝くじ同様に申し込まないと当たることもないのがIPOです。わずかな可能性に掛けてしっかりと申し込んでおきたいところです。

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冒頭や記事中でも記載していますが、IPO主幹事が野村證券ということなのでLINE証券IPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性も高いです。これまでIPOの当選報告は少ないですが、可能性はゼロでは無いので初当選も含めて期待したいとことろです。

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<追記>
やはりauカブコム証券がこのユミルリンク(4372)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ユミルリンク(4372)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
ユミルリンク(4372)IPOauカブコム証券

<追記>
やはりLINE証券もこのユミルリンク(4372)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ユミルリンク(4372)のIPO取り扱い決定LINE証券
ユミルリンク(4372)IPOLINE証券

ユミルリンク(4372)のIPO(新規上場)業績等

ユミルリンク(4372)のIPO経営指標
ユミルリンク(4372)IPO経営指標

ユミルリンク(4372)のIPO売上高及び経常利益
ユミルリンク(4372)IPO売上高及び経常利益

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