アルマード(4932)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(840円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

アルマード(4932)の上場日は6月24日(木)セレンディップ・ホールディングス(7318)ベイシス(4068)HCSホールディングス(4200)4社同日上場、上場市場はJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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野村證券

もうすでに定型文化していますが、このアルマード(4932)のIPO申し込み期間は6月9日(水)~6月14日(月)となっており、ご承知の通りすでに怒涛のIPO申し込みラッシュ突入となっているため、他のIPOとの申し込み期間被りがかなり多くあるので、申し込みを考えている方はしっかりと日程確認をして、IPO申し込み忘れの無いようご注意下さい。IPO主幹事が野村證券で前受け金不要でIPOの申し込みができる点は資金的には唯一の救いでしょうか。

アルマード(4932)のIPO(新規上場)初値予想

アルマード(4932)のIPO(新規上場)初値予想

アルマード(4932)のIPO想定価格は840円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

このアルマード(4932)のIPO仮条件は週明け6月8日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

アルマード(4932)の事業内容は卵殻膜を配合した食品、化粧品の企画・開発・販売となりますが、化粧品及びサプリメントなど製造のための自社工場は持たないファブレスメーカーとなります。

このアルマード(4932)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

アルマード(4932)の公開規模はIPO想定価格ベース(840円)で51.1億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては中型サイズから大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株含めて53,000枚とかなり多くありますが、海外投資家への配分はありません。

このアルマード(4932)は昨年(2020年)4月上場予定だったものの、コロナ禍を理由に上場中止となったリベンジ組となります。前回上場予定時からの主な変更内容は以下の通りとなりますが、特に目立つ点は上場市場が東証マザーズからJASDAQスタンダードに変更となったことと吸収金額が半分程度まで少なくなっていること、そして海外販売が無くなっている点となります。

アルマード(4932)IPO変更点

公募株50,000株に対して売り出し株5,250,000株と売り出し株比率も105倍となり、売り出し株の放出元は投資ファンド(ベンチャーキャピタル)となるため、明らかに出口(イグジット)色の強い案件となります。

しかも出口(イグジット)案件の割に想定価格がおよそ半額まで下がっていることから、投資ファンド(ベンチャーキャピタル)は半値でも良いからとにかく回収したいという思いが垣間見えます。募集株数の減少はほぼ無い割に、海外販売が丸々無くなっている点も気になるところです。

そこに加えてアルマード(4932)の上場日は6月24日(木)セレンディップ・ホールディングス(7318)ベイシス(4068)HCSホールディングス(4200)4社同日上場と過密スケジュールとなります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
セレンディップ・ホールディングス11.0億円東証マザーズSBI証券
ベイシス7.8億円東証マザーズみずほ証券
アルマード51.1億円JASDAQスタンダード野村證券
HCSホールディングス12.5億円JASDAQスタンダードSBI証券

このくだりももう飽きるほど何度も申し上げておりますが、6月第4週は魔の週となり、6月22日(火)は4社同日上場、前日の6月23日(水)は3社同日上場、そしてこのアルマード(4932)の上場日6月24日(木)は4社同日上場、翌日6月25日(金)は2社同日上場と「4-3-4-2」で合計13社が上場するというかなりの渋滞っぷりです。

業績自体は好調なものの、出口(イグジット)色がかなり強く、内容的にもかなり違和感の多い再登場となることなどから、あえて選択肢の多いこの6月IPOの中で手を出す案件では無いと考えています。よって管理人の個人的なこのアルマード(4932)の基本的なIPO参加スタンスはスルー一択の方向で行くつもりです。もちろんIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からは無条件で参加致しますが、もしかすると野村證券も前受け金不要なので申し込むだけ申し込むかもしれません。

アルマード(4932)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのアルマード(4932)のIPO株(公募株及び売り出し株)53,000枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券主幹事47,700枚90.0%
みずほ証券1,590枚3.0%
SMBC日興証券795枚1.5%
SBI証券664枚1.25%
マネックス証券100%完全抽選530枚1.0%
岡三証券530枚1.0%
いちよし証券397枚0.75%
東海東京証券397枚0.75%
楽天証券100%完全抽選397枚0.75%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が7,950枚あります。

IPO株数がそこそこ多いため、申し込めば引っ掛かりそうな気がしますね。ただ内容的にそれなりのリスクを背負う必要があると思われるため、参加不参加は地合いなどを確認しながら慎重に判断した方が良いと個人的には思います。

<追記>
アルマード(4932)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:840円
IPO仮条件:840円~880円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は51.1億円~53.6億円となりました。

<追記>
アルマード(4932)の第二弾初値予想が発表されたようです。

900円~1,000円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては消極的参加で野村證券SBI証券からのみの参加と致します。

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