アスア(246A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(630円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
アスア(246A)の上場日とIPO申込期間
アスア(246A)の上場日は2024年9月26日(木)で、キッズスター(248A)とINGS(245A)と上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となります。上場市場は東証グロース市場と名古屋証券取引所のネクスト市場(新興市場)への同時上場で、IPO主幹事は東海東京証券となっております。
このアスア(246A)のIPO申し込み期間は9月9日(月)~9月13日(金)となっており、ちょっとしたIPO申し込み期間ラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
アスア(246A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
アスア(246A)のIPO想定価格は630円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.6倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このアスア(246A)のIPO仮条件は明後日9月6日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
アスア(246A)の事業内容
アスア(246A)の事業内容は物流会社を対象とした安全活動等に関するコンサルティング、通信機器の販売、及び、CRMの開発等ということで、エコドライブの普及推進や運送事業の経営改善など物流事業者に特化した「コンサルティング事業」及び「CRMイノベーション事業」、「通信ネットワークソリューション事業」などを展開しています。
このアスア(246A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
アスア(246A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月23日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの2社目です。 当記事はアスア(2 …
アスア(246A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
アスア(246A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格630円としてオーバーアロットメント含め6.8億円と規模的に東証グロース市場及び名証ネクスト市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて1,092,500株と多くもなく少なくもなくといったところで、IPO主幹事は準大手証券の東海東京証券となっており、大手証券ほどのIPO株争奪戦にはならないと思われますが、IPO当選は簡単では無さそうです。
そして今回もこのアスア(246A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が物流事業者に特化したコンサルティング事業と、地味で新規性には欠ける印象ですが、競合もなく、2024年問題や法改正など物流業界が深刻な状況の中、時流に乗ったビジネスモデル展開で需要は増加し、業績も堅調に推移しています。
上場時の大きな売り圧力もなく、公開規模はIPO想定価格(630円)ベースで6.8億円と軽量サイズで、単価も個人投資家が買いやすい1,000円未満の低位単価設定となっているため、需給主導で初値は持ち上げられそうな印象です。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては事業内容に派手さが無く、上場日は9月26日(木)で、上場日可変タイプのグロースエクスパートナーズ(244A)の上場日が最短日(9月26日)で決定すれば4社同日上場となることに加え、権利付き最終日でもあるため、一気に多忙スケジュールとなり、埋没リスクや資金分散の影響を受けやすくなります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
グロースエクスパートナーズ | 11.2億円 | 東証グロース | 野村證券 |
キッズスター | 20.4億円 | 東証グロース | 岡三証券 |
INGS(イングス) | 10.9億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
アスア | 6.8億円 | 東証G・名証N | 東海東京証券 |
すでに1,000円未満の低位株設定でも公募割れ銘柄が出ており、低位株は公募割れしないという説は無くなってしまったものの、低位株は個人投資家が手を出しやすいことから公募割れしにくい傾向はいまだあるため、管理人の個人的なこのアスア(246A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で行こうと思っています。
ただ、何度も申し上げますが、IPO主幹事はIPO当選後のキャンセルにはペナルティが課せられる東海東京証券なので、参加不参加は慎重に判断した方が良いと思われます。
アスア(246A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのアスア(246A)のIPO株(公募株及び売り出し株)9,500枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
東海東京証券(主幹事) | 8,551枚 | 90.0% |
SBI証券 | 285枚 | 3.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 285枚 | 3.0% |
丸三証券 | 142枚 | 1.5% |
あかつき証券 | 142枚 | 1.5% |
岡三証券 | 95枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,425枚あります。
積極的にこのアスア(246A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる東海東京証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券)も入っており、両社とも三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの、狙えない数字では無さそうです。
アスア(246A)のIPO仮条件決定
アスア(246A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:630円
IPO仮条件:630円~680円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.8億円~7.4億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。
アスア(246A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
アスア(246A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
800円~900円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。
IPO歴17年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。