キャスター(9331)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(650円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
キャスター(9331)の上場日とIPO申込期間
キャスター(9331)の上場日は2023年10月4日(水)で、くすりの窓口(5592)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このキャスター(9331)のIPO申し込み期間は9月19日(火)~9月25日(月)となっており、時期的にはまだIPO申し込みラッシュ期間中となるため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
キャスター(9331)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
キャスター(9331)のIPO想定価格は650円となっているため、現時点では公募価格の2.3倍~3.8倍程度の初値形成になるのではないかと、強めA級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても強めA級評価に設定させて頂いております。
なお、このキャスター(9331)のIPO仮条件は今週9月14日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
キャスター(9331)の事業内容
キャスター(9331)の事業内容はリモートアシスタントをはじめとした人材事業運営ということで、リモートワーク及びリモートワーカーを中心とした人材事業を幅広く展開しており、国内のみならず海外にも範囲を広げてリモートワークサービスの提供を行っております。
このキャスター(9331)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
キャスター(9331)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月30日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの3社目となります。昨日は3 …
キャスター(9331)のブルベア要素とIPO参加スタンス
キャスター(9331)の市場からの吸収金額はIPO想定価格650円としてオーバーアロットメント含め2.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も売り出し株無しの公募株のみで3,500枚と少なく希少性があり、店頭証券(大和証券)主幹事案件となるため、IPO当選の可能性はかなり低めとなりそうです。
そして今回もこのキャスター(9331)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がリモートアシスタントをはじめとした人材事業運営と時流に乗った内容でテーマ性もあり成長期待も高そうです。公開規模もIPO想定価格(650円)ベースで2.6億円と超小型サイズで需給面は良好の上、株価設定に割安感もあります。
募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみで、株主にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が多数あるものの、既存株主含め解除価格条項無しのロックアップ(継続保有確約)が掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業績面で売上は右肩上がりで順調に伸びているものの、収益水準は低く赤字続きで不安定な状態。上場日は10月4日(水)で、公開規模50億円級のくすりの窓口(5592)と2社同日上場となることから、一定資金が取られる可能性はありそうです。ただし、上場初日値付かずとなれば翌日は独壇場となります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
くすりの窓口 | 52.8億円 | 東証グロース | SBI証券 |
キャスター | 2.6億円 | 東証グロース | 大和証券 |
この内容と規模であれば需給主導で初値は持ち上げられ、IPO地合い好調であれば上場初日値付かずとなる可能性も十分あり得そうです。よって管理人の個人的なこのキャスター(9331)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加の方向で行きます。
キャスター(9331)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのキャスター(9331)のIPO株(公募株)3,500枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 3,274枚 | 93.5% |
みずほ証券 | 70枚 | 2.0% |
SBI証券 | 70枚 | 2.0% |
岩井コスモ証券 | 35枚 | 1.0% |
極東証券 | 17枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 17枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 17枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事決定) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が525枚あります。
積極的にこのキャスター(9331)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。元々のIPO株数が少なく、その他平幹事の中には抽選割合の多いネット証券もしっかり入っていますが、持ち分は二桁レベルしかないため、なかなか厳しい数字です。
キャスター(9331)のIPO仮条件決定
キャスター(9331)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:650円
IPO仮条件:720円~760円
IPO想定価格よりも窓開けで上ブレとなる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は2.8億円~3.0億円となりました。
キャスター(9331)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
キャスター(9331)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,000円~2,500円
IPO仮条件が窓開けで上ブレとなる強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限はそのままで下限が上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更はありません。
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