カバー(5253)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(710円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
カバー(5253)の上場日とIPO申込期間
カバー(5253)の上場日は2023年3月27日(月)で、3月数少ない単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2社共同主幹事となっております。
このカバー(5253)のIPO申し込み期間は3月8日(水)~3月14日(火)となっており、すでにIPO申し込みラッシュも始まっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間も多数被っていますので、資金移動など資金管理にご注意下さい。
カバー(5253)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
カバー(5253)のIPO想定価格は710円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このカバー(5253)のIPO仮条件は週明け3月7日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
カバー(5253)の事業内容
カバー(5253)の事業内容はVTuberのキャラクターIP開発及びVTuberプロダクション「hololive production」の運営事業ということで、VR・ARライブ配信システム開発、VTuber事務所(ホロライブプロダクション)の運営、コンテンツ開発といった二次元エンターテインメントを加速させるための多面的な事業を展開しています。
このカバー(5253)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
カバー(5253)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月17日)IPO新規上場承認発表が2社あったうちのもう1社で、かねてより上場観測の …
カバー(5253)のブルベア要素とIPO参加スタンス
カバー(5253)の市場からの吸収金額はIPO想定価格710円としてオーバーアロットメント含め101.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて124,274枚と多めにあり、海外投資家への販売があるものの当選確度は比較的高いかもしれません。
そして今回もこのカバー(5253)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がVTuber関連ということで、昨年(2022年)6月にIPO(新規上場)したANYCOLOR(5032)の二匹目のドジョウとして注目度は上がっているようです。
ベンチャーキャピタル(投資ファンド)や既存株主の保有株にはロックアップが掛かっており、上場時に余計な売り圧力は無く、上場日は3月IPOの中でも数少ない単独上場となるため、資金分散の影響もありません。投資家も手を出しやすい低位株設定となっていることことも下支えの材料となりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上記ANYCOLOR(5032)の株価が上場来高値よりも大幅に下落していることから、株価設定にも割安感が薄れており、公開規模もIPO想定価格(710円)ベースで101.4億円と海外投資家への販売があるものの、やはり荷もたれ感は否めません。
見送りも選択肢の一つとしている予想会社もあれば、積極参加で問題無いとしている予想会社もあり、プロの評価は完全に二分化しており、参加判断の非常に難しいIPO案件となりそうです。
今のところ管理人の個人的なこのカバー(5253)のIPO参加スタンスは引き続き参加の方向で考えていますが、やはり仮条件設定や海外投資家の人気度合い、今後の市況などを踏まえながらの臨機応変な対応が必要と考えています。
ちなみに管理人の個人的な最終的なIPO参加スタンスは下記のカバー(5253)初値予想第2弾更新(3月8日~9日頃更新予定)の際に記載する予定です。
カバー(5253)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのカバー(5253)のIPO株(公募株及び売り出し株)124,274枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 63,381枚 | 51.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 57,166枚 | 46.0% |
SBI証券 | 1,243枚 | 1.0% |
大和証券 | 621枚 | 0.5% |
野村證券(前受け金不要) | 621枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 621枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 621枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が18,641枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの申し込みは外せません。平幹事も店頭型証券(大和証券、野村證券)以外は抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)を中心に狙えそうな引き受け株数があります。
加えてIPO委託幹事(裏幹事)となるauカブコム証券も今回は主幹事からの委託となるため、比較的割り当て株数は多めあり、チャンスはあるかと思われます。
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カバー(5253)のIPO仮条件決定
カバー(5253)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:710円
IPO仮条件:710円~750円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は101.4億円~107.1億円となりました。
カバー(5253)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
カバー(5253)の第二弾初値予想が発表されたようです。
700円~900円
IPO仮条件は強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価に格下げとしますが、IPO参加スタンスについては引き続き一部参加(取得狙い)と致します。
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