フルハシEPO(9221)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,100円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
フルハシEPO(9221)の上場日とIPO申込期間
フルハシEPO(9221)の上場日は2022年4月21日(木)で、ASNOVA(9223)と2社同日上場、上場市場は東証スタンダード市場と名証メイン市場への同時上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このフルハシEPO(9221)のIPO申し込み期間は4月6日(水)~4月12日(火)となっており、他複数社のIPO案件との申し込み期間被りがあるため、申し込みを考えられている方は資金割り振りにご注意下さい。
フルハシEPO(9221)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
フルハシEPO(9221)のIPO想定価格は1,100円となっているため、現時点では公募価格と同値~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
このフルハシEPO(9221)のIPO仮条件は来週4月4日(月)決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
フルハシEPO(9221)の事業内容
フルハシEPO(9221)の事業内容は木質系廃材のリサイクル処理、木質リサイクルチップの販売、建設副産物の処理受託、各種物流機器の製造販売と、木質資源を主な対象として自社の中間処理施設で産業廃棄物の処理を行う木質リサイクルチップのリーディングカンパニーとなります。
このフルハシEPO(9221)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
フルハシEPO(9221)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。 さすがにこの不安定な環境なのでIPO新規上場承認発表は無いかと油断していましたが …
フルハシEPO(9221)のブルベア要素とIPO参加スタンス
フルハシEPO(9221)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,100円)で6.7億円と規模的に東証スタンダード市場及び名証メイン市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,300枚と少なめなので、当選確度的には低めとなりそうです。
そして今回もこのフルハシEPO(9221)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては人気業態では無いものの、バイオマテリアル事業やリサイクル事業など環境関連及び再生可能エネルギー関連事業となることからテーマ性は持ち合わせており、注目度は一定ありそうです。公開規模もIPO想定価格(1,100円)ベースで6.7億円と小型で、ベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株も無いため、大きな売り圧力の不安もありません。
ベア要素(ネガティブ材料)は創業75年とすでに成熟感があり、中身も地味業態となることから、少なくとも短期志向の個人投資家が積極的に買い進むような銘柄では無いと見られます。IPO市場も一向に回復する兆しが見えない中で活路が見出せるのかどうかは厳しいというのが現状でしょうか。初値高騰も無い代わりに公募割れの可能性も低い微妙なIPO案件という位置付けとなりそうです。
ちなみにフルハシEPO(9221)の上場日は2022年4月21日(木)でASNOVA(9223)と2社同日上場となりますが、両社ともに小型案件となるため、資金分散の影響は軽微かと思われます。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
フルハシEPO | 6.7億円 | 東証S・名証M | 大和証券 |
ASNOVA | 3.9億円 | 名証ネクスト | 東海東京証券 |
いずれにしても今のこの市況でIPO参加スタンスを決めるのは難しいため、とりあえず管理人の個人的なこのフルハシEPO(9221)のIPO参加スタンスは大和証券とSBI証券の2社からは申し込んでも問題無いかと考えています。そこに一度ぐらいは当選したいという気持ちを入れると大和コネクト証券からの参加もあり得るかもしれません。この3社以外からの参加はよほど環境が変わらない限り参加することは無いと思います。かなり上から目線になってしまいましたが、そもそも環境が悪くてもIPO人気は健在となることから当選は困難でしょうけどね。
フルハシEPO(9221)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのフルハシEPO(9221)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,300枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 4,770枚 | 90.0% |
野村證券(前受け金不要) | 159枚 | 3.0% |
岡三証券 | 106枚 | 2.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 106枚 | 2.0% |
SBI証券 | 53枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 53枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 53枚 | 1.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が795枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればやはりIPO主幹事の大和証券からのIPO申し込みが必須となりますが、大和証券が主幹事となった際の大和コネクト証券もIPO委託幹事(裏幹事)とはいえ見逃せません。抽選枠でという見方をすれば比較的割り当て数の多い他のネット証券含む平幹事よりも多くあるかと思われます。
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フルハシEPO(9221)のIPO仮条件決定
フルハシEPO(9221)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,100円
IPO仮条件:1,100円~1,140円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。これまたなかなかのポジティブサプライズですね。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.7億円~6.9億円となりました。
フルハシEPO(9221)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
フルハシEPO(9221)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,250円~1,500円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても一部参加で、大和証券とSBI証券と大和コネクト証券からの参加とさせて頂きます。
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