MFS(196A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(400円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

MFS(196A)の上場日とIPO申込期間

MFS(196A)の上場日は2024年6月21日(金)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券みずほ証券マネックス証券3社共同主幹事となっております。

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このMFS(196A)のIPO申し込み期間は6月6日(木)~6月12日(水)となりますが、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

MFS(196A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

MFS(196A)のIPO(新規上場)初値予想

MFS(196A)のIPO想定価格は400円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

なお、このMFS(196A)のIPO仮条件は明後日6月5日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

MFS(196A)の事業内容

MFS(196A)の事業内容はオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の開発・提供、不動産投資の総合プラットフォーム「INVASE」の開発・提供ということで、低金利の住宅ローンを探す・申し込む・金融機関と交渉するという手間を省く「モゲチェック」及び不動産投資ローンの借り入れ、借り換え、購入の申し込みから審査完了までの手続きができるサイト「INVASE(インベース)」の運営を行っています。

MFS(196A)IPO事業概要

このMFS(196A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

MFS(196A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

MFS(196A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格400円としてオーバーアロットメント含め19.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて4,972,800株と比較的多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売もあるため、国内分の募集株は減少します。ただIPO主幹事の中には100%完全抽選マネックス証券が入っているため、IPO株の当選確度は比較的高めとなりそうな気がしています。

そして今回もこのMFS(196A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が日本初のオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の提供などで、ITを活用した金融サービスの提供はいわゆるフィンテック企業としてIPO市場では人気化しやすい業態となります。

上場日は6月21日(金)単独上場、公開規模はIPO想定価格(400円)ベースで19.8億円とやや荷もたれ感のあるサイズとなりますが、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)もあるため、海外配分割合次第では需給面の不安は解消されそうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業態人気はあるものの業績は赤字続きで、保有株の全株式を売り出しで放出するベンチャーキャピタルも複数社ある上に、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除される既存株主の保有株も散見されるため、警戒感が高まりやすい状況です。

赤字上場や売り圧力などのの不安材料も多いですが、個人投資家が買いやすい低位株設定となっていることや単独上場となっていることなどを加味すると公募割れは回避できるのではないかと考えています。

よって管理人の個人的なこのMFS(196A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り一部参加の方向で考えようと思いますが、IPO地合いの回復が見えない状況の中となるため、キャンセルペナルティなどの無い一部の証券会社からのみの参加で行く予定です。

MFS(196A)のIPO幹事配分数

そしてMFS(196A)のIPO株(公募株及び売り出し株)43,242枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事21,622枚50.0%
みずほ証券(主幹事17,297枚40.0%
マネックス証券主幹事1,297枚3.0%
野村證券1,081枚2.5%
SBI証券865枚2.0%
東海東京証券432枚1.0%
楽天証券100%完全抽選216枚0.5%
松井証券前受け金不要216枚0.5%
中銀証券216枚0.5%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が6,486枚あります。

積極的にこのMFS(196A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券みずほ証券マネックス証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭証券が入っているものの、抽選割合の多いネット証券(SBI証券楽天証券松井証券)も入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、厳しいとはいえ狙えない数字では無さそうです。

MFS(196A)のIPO仮条件決定

MFS(196A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:400円
IPO仮条件:370円~400円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は18.3億円~19.8億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありませんでした。

MFS(196A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

MFS(196A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

380円~420円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価に格下げ変更と致しますが、IPO参加スタンスについては一部参加で変更はありません。

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