NexTone(7094)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,880円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、個人的な私見も含めて考察して行きたいと思います。
NexTone(7094)の上場日は3月30日(月)で、バリオセキュア(4494)とニッソウ(1444)と3社同日上場、上場市場は東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家には人気の高いSMBC日興証券となっております。
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尚、このNexTone(7094)のIPO申し込み期間は3月12日(木)~3月18日(水)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れなく。
NexTone(7094)のIPO(新規上場)初値予想
NexTone(7094)のIPO(新規上場)初値予想
NexTone(7094)のIPO想定価格は1,880円となっているため、現時点ではおよそ1.3倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めの初値予想となっており、個人的な評価についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
このNexTone(7094)のIPO仮条件は本日3月11日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
NexTone(7094)の事業内容は著作権等管理事業ということで現時点では上場企業もなく、いわゆる初モノとなることから注目度も集まり、人気も高まりそうです。
このNexTone(7094)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
NexTone(7094)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(2月25日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社です。残りの2社、 …
NexTone(7094)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,880円)で20.0億円と東証マザーズ市場への上場としては中型で、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。これが今回の初値予想を下げている一番の要因と言えます。
これまで音楽の著作権を管理する団体と言えばJASRAC(日本音楽著作権協会)の独占市場となっていましたが、NexTone(7094)は2001年の著作権等管理事業法の施行をきっかけに参入してきた国内唯一の著作権等管理事業を行う民間企業となります。
とは言え、設立からすでに20年ほど経過しており、実際にはまだ音楽著作権管理事業はJASRAC(日本音楽著作権協会)の独壇場となっており、対抗馬とまでは至っていないというのが実情です。それでも今回のIPO(新規上場)を機に知名度が上がれば、今後本格的に対抗馬となる可能性はあるかもしれませんね。
上述の通り、現時点では類似企業や上場企業もなく初モノとなることから、新規性も話題性も兼ね備えているため、IPO市場での注目度は高そうです。直近の業績も右肩上がりで順調に伸びていることから、成長性も見られ、初値買い資金はそこそこ入りそうです。
ただやはり、今のこの市況の悪さに加えて、上場日は3月30日(月)で3社同日上場のIPOラッシュ終盤戦となることから、資金の入りにくさ、資金分散、買い疲れなど様々なネガティブ材料があることは頭に置いておかなければなりません。吸収金額もIPO想定価格(1,880円)ベースで20.0億円と軽量ではありません。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
バリオセキュア | 28.4億円 | 東証二部 | 野村證券 |
NexTone | 20.0億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券 |
ニッソウ | 3.2億円 | 名証セントレックス | 岡三証券 |
しかし、ここまで環境が悪くなるとは誰も想像していなかっただけに、この時期に上場する企業はいずれも残念でしかないですね。IPO(新規上場)までに金融市場が少しでも安定していると良いのですが。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのNexTone(7094)のIPO参加スタンスは全力で申し込みたい気持ちはやまやまですが、ひとまず中立でギリギリまで市況を見ながら、参加不参加のスタンスを決めたいと思います。
NexTone(7094)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのNexTone(7094)のIPO株(公募株及び売り出し株)9,257枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 8,885枚 | 96.0% |
岡三証券 | 93枚 | 1.0% |
東海東京証券 | 93枚 | 1.0% |
SBI証券 | 93枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 93枚 | 1.0% |
岡三オンライン証券(前受け金不要) | ?枚 | ?% |
ライブスター証券(前受け金不要) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,388枚あります。
IPO主幹事はご存知の通り、IPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるSMBC日興証券です。管理人のようにIPO当選が無いからと言って無理して申し込まず、ここは慎重に参加スタンスを決めた方が良いかと思います。
<追記>
NexTone(7094)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,880円
IPO仮条件:1,500円~1,700円
IPO想定価格を下回る弱気なIPO仮条件設定となりました。ちょっとビックリです。今の地合いを考慮してのことでしょうかね。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は15.9億円~18.0億円まで縮小となりました。
<追記>
ライブスター証券がこのNexTone(7094)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
NexTone(7094)のIPO取り扱い決定(ライブスター証券)
<追記>
NexTone(7094)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,500円~2,000円
IPO仮条件が弱気な設定となったことから、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価については引き続きC級評価で変更無し、IPO参加スタンスは消極的参加で一部証券会社からのみの参加とさせて頂きます。
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