日本電解(5759)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,480円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
日本電解(5759)の上場日は6月25日(金)でステムセル研究所(7096)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家には人気の高いSMBC日興証券となっております。
ちなみにSMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため当選確率がアップします。
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この日本電解(5759)のIPO申し込み期間は6月10日(木)~6月16日(水)となっており、まだまだ怒涛のIPO申し込みラッシュ真っ只中となっているため、他のIPOとの申し込み期間被りがかなり多くあります。
申し込みを考えている方はしっかりと日程確認をして、IPO申し込み忘れの無いようご注意下さい。特にIPO主幹事のSMBC日興証券は残念なことに同一資金でのIPO申し込みができないため、余分に資金が必要となることから、より一層の注意が必要です。
日本電解(5759)のIPO(新規上場)初値予想
日本電解(5759)のIPO想定価格は2,480円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも含めた弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
この日本電解(5759)のIPO仮条件は週明け6月9日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
日本電解(5759)の事業内容は電解銅箔の製造販売ということで、日常ではあまり馴染のない銅箔(どうはく)メーカーとなります。この日本電解(5759)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
日本電解(5759)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(5月21日)IPO新規上場承認発表された6社のうちの最後の6社目となります。いや …
日本電解(5759)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,480円)で178.0億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型サイズで、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて63,357枚と多くありますが、海外募集もあります。
実質上の設立は1958年の老舗企業で業態的にも成熟感たっぷりの地味企業となりますが、なぜか上場市場は東証二部でもなくJASDAQスタンダードでもなく東証マザーズとなっていることにどこかしら違和感を感じます。
IPO募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株6,285,700株及びオーバーアロットメント分842,300株を含めた売り出し比率はおよそ142.5倍、今回のIPO(新規上場)に際する売り出し株の放出元のほとんどが投資ファンド(ベンチャーキャピタル)で、オファリング・レシオ98.9%となることから、投資ファンド(ベンチャーキャピタル)の出口(イグジット)案件以外の何者でもありません。
日本電解(5759)の上場日は6月25日(金)でステムセル研究所(7096)と2社同日上場、これまでの連日の重複上場(4-3-4-2)から見ると不思議とまだ可愛くみえますが、公開規模は6月IPOの中では2番目に大きな規模となります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ステムセル研究所 | 24.2億円 | 東証マザーズ | 野村證券 |
日本電解 | 178.0億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券 |
海外投資家への販売があるため、最終的には海外配分割合次第ということにはなると思いますが、選択肢の多い6月IPOの中でわざわざこういった大型で投資ファンド(ベンチャーキャピタル)の出口(イグジット)案件に手を出す必要も無いのではないかというのが正直なところです。
よって管理人の個人的なこの日本電解(5759)のIPO参加スタンスはスルーと致します。もちろんIPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からは無条件参加となりますが、今回はSBI証券以外からの様子見的な申し込みもしない予定です。せっかく個人的に相性の良いSMBC日興証券がIPO主幹事となるだけにもったいない気はしますけどね^^;
日本電解(5759)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこの日本電解(5759)のIPO株(公募株及び売り出し株)63,357枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。現時点では海外販売分は考慮していません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 57,022枚 | 90.0% |
野村證券(前受け金不要) | 1,585枚 | 2.5% |
SBI証券 | 950枚 | 1.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 950枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 950枚 | 1.5% |
岩井コスモ証券 | 950枚 | 1.5% |
水戸証券 | 950枚 | 1.5% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が8,423枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、やはりIPO主幹事のSMBC日興証券からの申し込みは必須となります。100%完全抽選の証券会社(マネックス証券、楽天証券)2社は1,000枚近く割り当てを持っているので、当選する可能性は高いかもしれませんね。
それと毎回申し上げておりますが、SMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルは1カ月間IPOに申し込めなくなるというペナルティが課せられるため、ご注意下さい。とりあえず申し込んでおいて当選してから考える的な形での申し込みは控えておいた方が良いと思います。
すでに何年もIPO投資を経験されている方ならもうご存知の方も多いと 思いますが、IPOに当選したあとキャンセル(購入辞退)するとペナル ティが課せられる証券会社があります。 そもそもIPOをキャンセル(購入辞退)される方 …
<追記>
日本電解(5759)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,480円
IPO仮条件:1,800円~2,480円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。下限幅は680円とおよそ72%のディスカウントとなります。さらに売り出し株及びオーバーアロットメントが削減されました。
売り出し株:6,285,700株 → 4,953,000株
オーバーアロットメント:842,300株 → 642,400株
売り出し株及びオーバーアロットメント削減とこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は101.6億円~140.0億円となりました。
<追記>
日本電解(5759)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,300円~2,500円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からE級評価に変更、IPO参加スタンスについては消極的参加でIPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からのみの申し込みと致します。
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