オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(950円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の上場日は6月29日(火)リヴァンプ(4070)BlueMeme(4069)Waqoo(4937)4社同日上場、上場市場は東証マザーズ市場への上場でJDR(上場信託)形式の外国株となり、IPO主幹事はみずほ証券となっております。

このオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO申し込み期間は6月10日(木)~6月16日(水)となっており、まだまだ怒涛のIPO申し込みラッシュ真っ只中となっているため、他のIPOとの申し込み期間被りがかなり多くあります。

IPO申し込みを考えている方はしっかりと申し込み判断と日程確認をして、IPO申し込み忘れの無いようご注意下さい。資金面を考えるとIPO主幹事がみずほ証券で同一資金でのIPO重複申し込みが可能な点はまだ救いかもしれません。

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO(新規上場)初値予想

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO(新規上場)初値予想

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO想定価格は950円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値評価については公開規模を考慮してやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

このオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO仮条件は今週6月9日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の事業内容は汎用およびエンジニアリングプラスチックの流通、製造業ということで、耐熱性の高いプラスチックの一群となるエンジニアリングプラスチック(エンプラ)の流通、製造業となり、メーカーとしての機能もあるものの流通色が強いことから立ち位置は商社寄りとなります。

このオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の公開規模はIPO想定価格ベース(950円)で9.6億円と規模的に東証マザーズ(外国株)市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は売り出し無しの公募のみで8,800口と多くも少なくもないです。

エンジニアリングプラスチックエンプラ)製品のイメージとしてわかりやすいのは戸建住宅などでよく見掛けるカーポートの透明(スモーク調)の屋根で使用されているポリカ(ポリカーボネート)などが想像しやすいでしょうか。

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)はそういった製品(エンジニアリングプラスチック)の流通及び製造ということで、IPO市場では特に新規性も無く地味な業態となることから人気化しにくい事業内容となります。

公開規模が10億円以下の東証マザーズ上場となり、軽量サイズではありますが、2017年9月上場のテックポイント・インク(6697)以来のJDR(日本型の預託証券)形式での上場となり、成熟企業が今さら日本でわざわざ上場する理由が見当たらないという点は否めません。

さらにオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の上場日は6月29日(火)リヴァンプ(4070)BlueMeme(4069)Waqoo(4937)4社同日上場で、またもや過密スケジュールとなります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
オムニ・プラス・システム・リミテッド9.6億円東証マザーズみずほ証券
リヴァンプ39.8億円JASDAQスタンダード野村證券
BlueMeme24.7億円東証マザーズ東海東京証券
Waqoo11.0億円東証マザーズSBI証券

6月第4週火曜日から全13社(4社-3社-4社-2社)の連日重複上場という魔の週が終わったと思えばまたもや4社同日上場と大渋滞。よくよく考えるとこの状況は年度末(3月)や年末(12月)より雑な日程かもしれません。

今まさにIPO申し込みスケジュールを作りながら記事を書いていますが、今週は資金繰りも相当複雑で何度も計算し直しながら作業に追われる週になりそうです。IPO愛好家としては、淡々と作業して行くしかないのですけどね^^;

強いIPO地合いが続いていれば地味案件でも同日上場4社の中では一番軽量で需給不安が無いことから問題無いIPO案件となりそうですが、地合いが崩れると一気に微妙案件となる可能性はありそうです。もちろん地合いはすべてのIPO案件に言えることですが。いずれにしても本格的なIPOラッシュは6月22日(火)以降となるため、地合い確認ができな状態の中でのIPO申し込みとなりますね。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで行く予定です。ただし岡三証券だけはパスする予定です。

オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO株(公募株)8,800口IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事7,040枚80.0%
SBI証券1,320枚15.0%
岡三証券440枚5.0%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,320枚あります。

IPO幹事団(シンジケート)が3社しか無いため、IPO申し込み作業自体は楽なので、この空前のIPO申し込みラッシュの中では嬉しいですね。

<追記>
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:950円
IPO仮条件:940円~960円

IPO想定価格が中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は9.5億円~9.7億円となりました。

<追記>
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,300円~1,500円

IPO仮条件が中間値となるやや強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更ありません。

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