プレイド(4165)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,400円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。12月IPOラッシュの中でも最大の山場であり注目度の高い5社同日上場日ではありますが、初値的には一番厳しいIPO銘柄となりそうです。

プレイド(4165)の上場日は12月17日(木)オーケーエム(6229)リベルタ(4935)ビートレンド(4020)かっこ(4166)5社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券BofA証券(旧:メリルリンチ日本証券)の共同主幹事となっております。

尚、このプレイド(4165)のIPO申し込み期間は12月1日(火)~12月4日(金)で他社よりも少し短めですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。同時に12月のIPOラッシュも始まっていることから資金移動の計算も必要になってくると思われるため十分な事前計画が必要です。仮に資金不足となった際はIPO主幹事のみずほ証券は同一資金でのIPO申し込みが可能なので、そのあたりを考慮して申し込むと良いかもしれませんね。

プレイド(4165)のIPO(新規上場)初値予想

プレイド(4165)のIPO(新規上場)初値予想

プレイド(4165)のIPO想定価格は1,400円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な評価については弱めD級評価に設定させて頂いております。

このプレイド(4165)のIPO仮条件は週明け11月30日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

プレイド(4165)の事業内容はクラウド型CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の提供ということでIPO市場では人気の高まりやすいクラウド関連となります。このプレイド(4165)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

プレイド(4165)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,400円)で210.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはかなり大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数も公募株及び売り出し合わせて143,390枚と多くありますが、海外販売90,330枚もあるため国内分は53,060枚まで減ることになります。

上述の通りプレイド(4165)の事業内容はクラウド関連とIPO市場では人気の高い業態となりますが、業績は赤字で今回のIPO新規上場)に際する売り出し株の88%程度の株式は投資ファンドベンチャーキャピタル)による売り出しとなることから出口(イグジット)案件色もあります。

ただ一方で業態が時流に乗った成長性のある人気の業態であることや、天下のGoogleが出資しているということから国内外での注目度も高く、初値に対してはそこそこ堅調(強気)に見ているプロの見解も多くあるようです。

それでもやはりプレイド(4165)の上場日は12月17日(木)でオーケーエム(6229)リベルタ(4935)プレイド(4165)かっこ(4166)5社同日上場となる点はやはり足かせになってくることが想定されます。機関投資家は別として個人投資家は他にいくらでも面白そうな銘柄がある中でわざわざこの大型案件に資金を投じて来るとは考えにくいですね。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
オーケーエム16.5億円東証二部三菱UFJ証券
リベルタ10.6億円JASDAQ-S野村證券
ビートレンド5.0億円東証マザーズみずほ証券
プレイド210.7億円東証マザーズみずほ証券他
かっこ5.4億円東証マザーズSBI証券

公募株及び売り出し株合わせて14,339,000株あるものの、国内5,306,000株(37%)、海外9,033,000株(63%)と予定では海外比率の方が高いため、もれなく機関投資家が参戦してくることから初値はプラスリターンとなる可能性も高そうです。

ただ直近IPOには9月から10月に掛けての異常なまでのIPOバブル感も見られないため、今後のIPOの動向には要注視となります。とりあえず現時点での管理人の個人的なこのプレイド(4165)のIPO参加スタンスは全力申し込みまでは行かないものの、IPO主幹事含め一部資金拘束の邪魔にならない程度での申し込みを考えています。

プレイド(4165)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのプレイド(4165)のIPO株(国内公募株及び国内売り出し株)26,225枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外分は含んでおりません。目論見書確定値です。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事20,357枚77.6%
BofA証券(主幹事559枚2.1%
野村證券前受け金不要1,861枚7.0%
SBI証券797枚3.0%
マネックス証券100%完全抽選797枚3.0%
楽天証券100%完全抽選638枚2.4%
クレディ・スイス証券532枚2.0%
岩井コスモ証券145枚0.5%
岡三証券145枚0.5%
大和証券145枚0.5%
東海東京証券145枚0.5%
極東証券52枚0.1%
丸三証券52枚0.1%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が7,160枚あります。

IPO株を狙いに行くのであればもちろんIPO主幹事となるみずほ証券からの申し込みは必須となりますが、100%完全抽選のマネックス証券楽天証券も割り当て数が1,000枚を超えて来ることから、当選期待は高めです。この辺りをしっかり抑えておけば当選の二文字が見れる可能性は高そうです。

<追記>
プレイド(4165)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,400円
IPO仮条件:1,400円~1,600円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は210.7億円~240.8億円となりました。

<追記>
プレイド(4165)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,100円~2,500円

IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに大幅上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からC級評価に格上げ、IPO参加スタンスも一部参加からほぼ全力申し込みに変更とさせて頂きます。

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