さくらさくプラス(7097)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,060円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、個人的な私見も含めて考察してみたいと思います。

このさくらさくプラス(7097)は事業内容及び規模的に上場中止(延期)になる可能性がかなり高いです。また無駄記事となるかもしれませんが、昨日も書きました通り記事を書かないときに限って上場続行となるのもなんとなく悔しいですし、少なからず見に来て下さっている読者様もいらっしゃる以上は書いておきます。

4月8日(水)16時追記

IPO株数削減及び仮条件引き下げとなりましたが、久しぶりに仮条件設定までたどり着きました。詳細は記事最下部に記載しております。

さくらさくプラス(7097)の上場日は4月24日(金)で、SANEI(6230)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券となっております。ちなみにこのSMBC日興証券は新規口座開設でIPOの当選確率がUPします。

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SMBC日興証券IPO

さくらさくプラス(7097)のIPO(新規上場)初値予想

さくらさくプラス(7097)のIPO(新規上場)初値予想
さくらさくプラス(7097)IPO初値予想

さくらさくプラス(7097)のIPO想定価格は2,060円となっているため、現時点では公募割れ~公募価格同値程度の初値形成になるのではないかと弱めの初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

このさくらさくプラス(7097)のIPO仮条件は明日4月8日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

さくらさくプラス(7097)の事業内容は認可保育所を中心とした保育所等の運営ということで昨今の待機児童問題から考えると政策銘柄と言え、IPO的に人気化するかどうかは別として注目度は高まりそうです。

このさくらさくプラス(7097)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

さくらさくプラス(7097)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,060円)で20.3億円と東証マザーズ市場への上場としては中型で、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。

事業内容は上述の通り、認可保育所を中心とした保育所等の運営ということで3月4日(水)に上場したKids Smile Holdings(7084)とほぼ同業種となります。公開規模もおおむね同サイズとなり、スペック的にはほぼ同じと考えれます。

ただKids Smile Holdings(7084)の上場時はまだコロナショックとまで言える水準までIPO地合いは悪くなっておらず、初値も公募割れすることなく、逆に1.2倍の好スタートとなっています。さらに初値買いに入った資金についても15.6億円と今の数千万円レベルの初値買いと比べると比較にならないほど一目瞭然です。

ベンチャーキャピタルの保有株はなく、投資ファンドの出口(イグジット)案件でもないものの、売り圧力よりもここまで買いが入らないという状況の方が不安で、IPO市場はある意味「緊急事態」となっております。

公開規模もIPO想定価格ベース(2,060円)で20.3億円となると仮条件の引き下げやIPO株数の削減での対応よりも上場中止(延期)という選択肢が濃厚となりそうです。いずれにしても管理人の個人的なこのさくらさくプラス(7097)のIPO参加スタンスはスルーとさせて頂きます。

さくらさくプラス(7097)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのさくらさくプラス(7097)のIPO株(公募株及び売り出し株)8,599枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事8,040枚93.5%
大和証券 取り扱い中止344枚4.0%
SBI証券86枚1.0%
岩井コスモ証券86枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選26枚0.3%
エース証券17枚0.2%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,289枚あります。

IPO主幹事はIPO抽選ステージ制のあるSMBC日興証券ですが、最近はステージを上げてもあまり効果がないというウワサを聞くことが多くなりました。実際に管理人も一度も恩恵を受けたことがありません。まあ今の状況で恩恵を受けても嬉しくないですけどね^^;

<追記>
さくらさくプラス(7097)のIPO仮条件が決まりました。てっきり上場中止(延期)になると思っていたのでビックリです。

IPO想定価格:2,060円
IPO仮条件:1,150円~1,430円

IPO想定価格を大幅に下回る弱気なIPO仮条件設定となりました。さらにIPO株数も公募株及び売り出し株及びオーバーアロットメント分が大幅に削減となり、上場規模が縮小されました。

公募株:457,000株 → 297,000株(-35.0%)
売り出し株:402,900株 → 296,300株(-26.4%)
オーバーアロットメント:128,900株 → 88,900株(-31.0%)

そしてこの仮条件設定及びIPO株数削減に伴い市場からの吸収金額は7.8億円~9.7億円となりました。ちなみにIPO想定価格(2,060円)時点は20.3億円でした。

<追記>
さくらさくプラス(7097)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,450円~1,700円

IPO仮条件が弱気な設定となったことや金融市場の不安定さから、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスは消極的参加とさせて頂きます。

<追記>
大和証券がこのさくらさくプラス(7097)のIPO取り扱いを中止致しました。大和証券引き受け分のIPO株は主幹事が継承するようです。

さくらさくプラス(7097)IPO(新規上場)取扱い中止大和証券

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