バリオセキュア(4494)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,210円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めてIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)配分数などを考察してみたいと思います。

前回同様に本来であれば初値予想記事は仮条件決定日の前営業日前後に配信させて頂いているのですが、そろそろ年末のIPOラッシュに入る可能性があるため、IPO新規上場承認記事ラッシュになる前に前倒しで先行配信とさせて頂いております。

バリオセキュア(4494)は3月上場中止からのリベンジ組となり、今回の上場日は11月30日(月)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高まりにくい東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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尚、このバリオセキュア(4494)のIPO申し込み期間は11月12日(木)~11月17日(火)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。申し込み日によっては他2社のIPOとの申し込み被りがあるため、上手に調整しながら資金移動する必要があります。

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)初値予想

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)初値予想

バリオセキュア(4494)のIPO想定価格は2,210円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めの第一弾初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。地合いによってはE級評価まで下げる可能性もあります。

このバリオセキュア(4494)のIPO仮条件は週開け11月11日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

バリオセキュア(4494)の事業内容はネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスの提供ということでネットワークセキュリティ関連は業種的にIPO市場では人気の高いドストライク案件となります。

このバリオセキュア(4494)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

バリオセキュア(4494)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,210円)で60.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはやや大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数も売り出し株のみで23,650枚と比較的多くあります。

上述の通り業種的にはIPO市場ではドストライク案件となりますが、フタを開ければ公募株無しの売り出し株のみでベンチャーキャピタル投資ファンド)の出口(イグジット)案件に加え再上場案件と初値が最も騰がりにくい要素を含んでいます。

現に6月のIPO再開後以降に公募割れしたIPO銘柄はわずか2社しかなく、9月17日(木)上場の雪国まいたけ(1375)と10月5日(月)上場のダイレクトマーケティングミックス(7354)です。共通点はどちらも換金色の強いベンチャーキャピタル投資ファンド)の出口(イグジット)案件だった点です。

上記2社は両社ともにシンジケートカバー取引での初値形成ではなく自力での初値形成となったことは唯一の救いかもしれませんが、上場時期はIPOバブル絶頂期だったにも関わらず公募割れスタートと考えるとやはりIPO申し込みには二の足を踏んでしまいます。

さらに雪国まいたけ(1375)は上場後公募価格を一度も上回ったことがありません。ダイレクトマーケティングミックス(7354)は公募価格を上回るシーンはありましたが、今となっては出来高も少なく現時点では元に戻る元気は無さそうです。

IPO銘柄公募価格初値価格上場後高値
雪国まいたけ2,200円2,100円2,173円
ダイレクトマーケティングミックス2,700円2,600円2,780円

不人気市場となる東証二部市場への上場、換金色の強いベンチャーキャピタル(投資ファンド)の出口(イグジット)案件、再上場と三拍子揃った悪材料があることに加え、直近IPOでもしっかりと悪いお手本があることからこれはもう無理して申し込む必要はなく無難にスルーが正解なのかと個人的には思います。

今回のこのバリオセキュア(4494)のIPO新規上場)はIPO投資の基本スタイルとなるローリスクハイリターンではなく、超ハイリスク超ローリターン(マイナスリターンの可能性もあり)といったイメージでしょうか。IPO市場での注目度は高いようですが、それがそのまま初値に反映されるのは厳しそうです。

よって管理人の個人的なこのバリオセキュア(4494)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーで考えています。ただ当初はIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加と考えていましたが、IPO主幹事も前受け金不要なので野村證券からも運気を誘い込むという感覚で申し込んでみようと思います。

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのバリオセキュア(4494)のIPO株(売り出し株のみ)23,650枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券主幹事20,456枚86.5%
SMBC日興証券709枚3.0%
大和証券709枚3.0%
いちよし証券473枚2.0%
みずほ証券237枚1.0%
岡三証券237枚1.0%
岩井コスモ証券237枚1.0%
SBI証券237枚1.0%
楽天証券100%完全抽選237枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選118枚0.5%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,547枚あります。

痩せても枯れてもIPO主幹事はマンモス野村となることから、申し込んでも簡単にはIPO当選しないと考えますが、人気銘柄と比べると比較的当選はしやすいかもしれません。日ごろ野村證券IPO当選したことがないという方はとりあえず当選の二文字を見るチャンスにはなるかもしれませんね。

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<追記>
バリオセキュア(4494)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,210円
IPO仮条件:2,210円~2,250円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。まさかの強気設定にややビックリです。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は60.1億円~61.1億円となりました。

<追記>
バリオセキュア(4494)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,200円~2,500円

IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスも引き続きIPO主幹事の野村證券SBI証券のみで変更はありません。

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