ビジョナル(4194)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(4,355円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ビジョナル(4194)の上場日は4月22日(木)でステラファーマ(4888)とネオマーケティング(4196)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2社共同主幹事となっております。
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尚このビジョナル(4194)もIPO申し込み期間が4月6日(火)~4月9日(金)となっており、上記同日上場3社のIPO申し込み期間とモロ被りな上、IPO幹事団(シンジケート)も多いことから資金移動や申し込み作業で忙しくなりそうです。
さらに3社のうちこのビジョナル(4194)だけIPO申し込み期間が短めに設定されているのでIPO申し込みを考えている方は申し込み終了日の違いにご注意下さい。特にIPO主幹事の野村證券は4月7日(水)6時~4月8日(木)23時59分までと普通よりかなり短めなので要注意です。
ビジョナル(4194)のIPO(新規上場)初値予想
ビジョナル(4194)のIPO想定価格は4,355円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと弱めC級評価~D級評価レベルの初値評価となっておりますが、個人的な初値評価についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。その理由は国内(15%)と海外(85%)の配分割合です。
このビジョナル(4194)のIPO仮条件は明日4月6日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
ビジョナル(4194)の事業内容はプロフェッショナル人材に特化した会員制転職プラットフォーム「ビズリーチ」等の運営ということで、数年前から毎年のように上場観測のあったユニコーン企業「株式会社ビズリーチ」の持ち株会社となるため知名度や注目度は抜群です。
このビジョナル(4194)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
ビジョナル(4194)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月17日)は4社のIPO抽選結果発表があったので、その抽選結果確認と記事更新で …
ビジョナル(4194)の公開規模はIPO想定価格ベース(4,355円)で594.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはかなりの大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて133,764枚と多くありますが、国内販売だけでなく海外販売もあります。
しかもその国内販売及び海外販売の配分予定割合はOA含めIPO株総数13,643,300株に対して国内2,046,400株で海外11,596,900株となっており、実に国内15%で海外85%と驚愕の配分予定割合となっています。これまでのケースで考えると更なる配分割合の変更(海外増)もあり得るかもしれません。
IPO株数も多めで注目度も知名度も高く、初値への期待値も高いIPO銘柄がせっかく登場したのに国内配分がわずか15%しかないとなると、普通のIPOと大差無くIPO当選は困難となりそうです。
実際にIPO市場では海外配分が増えれば初値が騰がるという図式が完成されているので、しばらくこの海外販売があるIPOはこのように国内分を大幅に減らすという配分方式が通例となるのかもしれません。
海外配分が増えれば当選は難しくなるものの下値は堅くなる。一方で海外配分が減れば当選確率は上がるものの下値が不安になる。IPO株が欲しいIPO愛好家としてはどちらが良いのか微妙なところですね。もちろん前者で当選できるのが一番良いですが。
テレビCMは以前から放送されていましたが、上場が決まってからは意識しているせいかもしれませんが、テレビCMの本数が増えたような気がします。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
ベンチャーキャピタルが保有する株式のうちのおよそ7割は今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで放出することになっており、残るおよそ3割には解除価格無しでロックアップが掛かっているため、普通で考えると上場時にベンチャーキャピタルからの大きな売りは無いことになります。ただモダリスショックでロックアップに関しては疑問の声が上がっておりまだしっかりとは解決されていないため、不安は残っているかもしれません。
いずれにしてもこれだけ海外配分があれば基本的に安パイと考えるのが妥当でしょうか。よって現時点の管理人の個人的なこのビジョナル(4194)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。最終的な海外配分がこのまま推移するのか、はたまた海外販売分がさらに増えるのか、減るのかにも注目しておく必要がありますね。
やや値ガサ株となるため、初値が堅調スタートすれば利益は大きくなりそうです。もちろん逆に公募割れとなればダメージも大きくなります。ただ普通で考えると海外配分の多いIPO株は通常のIPO株よりも人気化することが最近のセオリーとなっているため、17,795枚しかないIPO株の当選はかなりの争奪戦となり困難となるでしょうね^^;
ビジョナル(4194)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのビジョナル(4194)の国内分IPO株(公募株及び売り出し株)17,795枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 10,232枚 | 57.5% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 6,227枚 | 35.0% |
SMBC日興証券 | 285枚 | 1.6% |
みずほ証券 | 285枚 | 1.6% |
大和証券 | 285枚 | 1.6% |
楽天証券(100%完全抽選) | 214枚 | 1.2% |
SBI証券 | 214枚 | 1.2% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 214枚 | 0.3% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,669枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO共同主幹事となる野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの申し込みは必須と言えます。特に三菱UFJモルガン・スタンレー証券はある程度割り当て数のあるIPO銘柄であれば比較的多くのIPO当選報告もお見掛けしますので、重要度は高い証券会社と言えます。
残りの大手証券3社は割り当て数的に厳しい数字ですが、かろうじて100%完全抽選の楽天証券とマネックス証券はまだ可能性が無いわけではなさそうですね。
<追記>
ビジョナル(4194)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:4,355円
IPO仮条件:4,500円~5,000円
IPO想定価格よりも窓開けで上ブレとなる超強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は613.9億円~682.1億円となりました。公募株のみ国内外の配分内訳が変更されました。またもや海外が手厚くなる仕様です。
公募株:2,127,700株
国内募集株式数:505,100株 → 22,500株
海外募集株式数:1,622,600株 → 2,105,200株
<追記>
ビジョナル(4194)の第二弾初値予想が発表されたようです。
6,500円~7,500円
IPO仮条件が窓開けで上ブレの超強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更無しと致します。
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