LINE証券IPO新規上場株式の取り扱いをすると5月12日(水)に発表がありました。ただまだ発表当時は野村證券と協業で5月末頃を目途にIPO(新規上場)株式を取り扱うということだけで、その他具体的な詳細内容の発表が無かったため、当ブログでのご案内は控えさせて頂いておりましたが、いよいよ中身が公開されたので、ご紹介させて頂きます。

LINE証券もスマホ証券という位置付けとなることから、IPO株の取り扱い株数はスマホ証券にありがちな1株からなのか、それとも普通に100株からなのか。はたまたIPO申し込み時の前受け金は必要なのか不要なのか。100%完全抽選なのか裁量配分もあるのか。など気になっていた方も多いかと思いますが、今回はこういったIPOに関する詳細部分について公式サイトで発表があったのでお伝えさせて頂きます。

LINE証券IPO通知

LINE証券のIPO取扱い株式数

1単元=100株

LINE証券は「いちかぶ」という単元未満株の取り扱いがあるので、もしかすると某スマホ証券のように1株からの受付になるのかと思っていましたが、どうやら100株単位での申し込み受付となるため、通常の証券会社と何も変わりません。

LINE証券のIPO申し込み時の前受け金

必要

残念ながら申込の時点で前受け金は必要のようです。
申し込み時から抽選日まで資金拘束され、他の取引での利用ができなくなります。前受け金不要の野村證券と協業ということだったので前受け金不要を期待したのですが甘かったようです^^;

LINE証券のIPO申し込み手順

後期抽選型

基本的にLINE証券のIPOはauカブコム証券楽天証券岩井コスモ証券同様に2回申し込みが必要な後期抽選型と呼ばれるものになります。

IPO申し込みの一連の流れとしては以下の通りとなり、赤文字の部分が私たちIPO愛好家の作業ポイントです。

①仮条件決定

②仮申込期間

LINE証券IPO仮申込

③公募・売出価格の決定

④抽選(購入)申込期間

LINE証券IPO抽選申込

⑤抽選結果確認

LINE証券IPO抽選発表

LINE証券のLINE公式アカウントに友だち登録しておけば、仮申込した銘柄が抽選申込を開始した際とIPOに当選した際にはLINEで通知が届きます。

LINE証券のIPO抽選方法

LINE証券の「募集等に係る株券等のお客様への配分に係る基本方針」によりますと「抽選による場合」と「抽選によらない場合」との記載があるため、どうやら100%完全抽選ではないようです。

抽選による場合

募集等に係る株券等のお客様への配分は、配分の機会を公平に提供するため、原則として抽選により配分を決定致します。

抽選によらない場合

募集等に係る株券等の配分を抽選以外の方法で行う場合、お客様のニーズを的確に勘案したうえで、有価証券投資に関する知識・経験・資力等を考慮するなどいわゆる「適合性の原則」に留意しつつ、お客様の当社での取引状況やお客様の取引意向等を総合的に勘案して配分を決定することといたします。

ただ現時点では抽選分と裁量分の割合などについての記載はありません。

LINE証券の入出金について

クイック入金LINE Payでの入金は手数料が無料となりますが、銀行振込での入金は振込元の金融機関の手数料が掛かります。即時入金などと呼ぶ証券会社もあり、IPO愛好家の方はおおむねこういったクイック入金などの即時入金システムを利用されていることがほとんどかと思いますので、入金は基本的に他証券会社同様に無料と考えて良いかと思います。

ただし気を付けないといけないことが2点あります。

まず1つ目がLINE Payでの入金の場合は入金した2営業日後からIPO抽選申込に利用可能となるため、ギリギリでのLINE Pay入金は買付余力として見られない場合があるため注意が必要です。

2つ目は出金手数料が掛かるという点です。銀行口座への出金の場合は手数料が220円(税込み)掛かります。LINE Payへの出金のみ掛かりません。なので基本的に資金に余裕がある方はなるべく資金移動させずに預けっぱなしが良いかもしれません。

とりあえず現時点で公式に発表された内容でも特に重要と思われる点をかいつまんでご説明させて頂きましたが、まだ同一資金で多銘柄の申し込みが可能なのかなどの細かい点はまだ未定っぽいです。

基本的に口座開設完了までは最短2営業日となっていますが、審査などその他の状況などによっては時間が掛かる場合もあります。今現在はまだ取り扱いIPOの発表が無いので、第1号案件が発表されてもまだ間に合いそうですね。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ LINE証券公式サイト
LINE証券