個人的な2021年前半戦のIPO成績と雑感記事となります。
すでに6月の第一号IPOメイホーホールディングス(7369)が1社発表されていますが、ゴールデンウィーク期間中で株式市場も閉まっているということから箸休め的な記事が多くなってしまいます。年に数回IPO閑散期があるため、こういったことが起こりますことをご了承下さい。
管理人の2021年前半戦のIPO当選成績と初値売却益
IPO当選銘柄 | 初値売却損益 | 当選証券会社 | 主幹事証券会社 |
QDレーザ | +45,700円 | SMBC日興証券 | SMBC日興証券 |
coly(コリー) | +432,000円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
スパイダープラス | +56,200円 | 野村證券 | 野村證券 |
セルム | +22,200円 | 松井証券 | 野村證券 |
表示灯 | +67,200円 | 東海東京証券 | 野村證券 |
紀文食品 | +11,100円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
ネオマーケティング | +200,500円 | SMBC日興証券 | いちよし証券 |
テスホールディングス | +31,000円 | 丸三証券 | 大和証券 |
テスホールディングス | +31,000円 | 大和証券 | 大和証券 |
合計 | +896,900円 |
上記をご覧の通り管理人の前半戦の個人的なIPO初値売却益は+896,900円となります。これが多いか少ないかという視点で見ますと、まったく個人的な経験則で見ると実は多い方なのです。例年前半戦はほとんどIPO当選することなく後半戦で巻き返しというパターンが多いので、前半戦でこのおよそ90万円の利益は管理人の利益額としては多い方になります。
IPO当選銘柄数は8銘柄ですが、同一銘柄での複数当選が1社あるため、当選回数としては9回となります。偶然ですがちょうど1回当選で10万円利益ですね。ちなみに主幹事でのIPO当選ではなく平幹事でのIPO当選は9回中4回と約半分となります。
IPO愛好家の中には平幹事からの申し込みはするだけ無駄とおっしゃる方もいるかもしれませんが、管理人は今年に限ったわけでなく、毎年こういった経験をしていることから、IPO当選を目指すのであれば平幹事からの申し込みも重要と考えています。
そして今年(2021年)のこれまでの申し込み回数は実に840回です。前半戦だけの数字としてはこれまた個人的には過去最高レベルの申し込み回数となります。ちなみに例年であればある程度の誤差はあるもののせいぜい500回程度です。
今年(2021年)の前半戦のIPO社数は31社と例年と比べるてもそれほど大幅に件数が増えたというわけでもありません。それなのにIPOの申し込み回数は明らかに増えています。
申し込み回数が増えている要因の一つには1銘柄あたりのIPOの幹事団(シンジケート)がひと昔前に比べて異様に多いということです。個人的に証券会社の数は大和コネクト証券以外は増えていませんので申し込み証券会社が極端に増えたというわけではありません。
いつかの記事でも書きましたが、我々のようなIPO愛好家は証券マンなどから「IPO乞食」と揶揄されることが多々あります。もちろん実際に我々IPO愛好家は愛好家と言うと聞こえは良いですが、実際のところはただの「IPOくれくれマン」です。そうでない方はすいません^^;
しかし一方で各証券会社も我々と同じように、IPO愛好家と同じ表現を用いるとすれば「IPO乞食」化しているように思います。超小型案件で元々の配分株数自体が少ないIPO案件にでさえも大量の証券会社がIPO幹事団(シンジケート)として手を挙げます。
例えばアピリッツ(4174)の募集IPO株は公募株及び売り出し株合わせて2,400枚しか無いのにIPO幹事団(シンジケート)は7社もあり、委託幹事(裏幹事)3社を含めると10社になります。
同様にベビーカレンダー(7363)の募集IPO株はもっと少なく公募株及び売り出し株合わせて1,650枚しか無いのにIPO幹事団(シンジケート)は9社もあり、委託幹事(裏幹事)2社含めると11社になります。
他にも近年は募集IPO株数に対してIPO幹事団(シンジケート)が無駄に多過ぎると感じるIPO銘柄が結構な割合で散見されます。当然ながらこうなると申し込み回数は必然的に増えますし、それがまた当選確率を下げている原因にもなっているかと思います。
ひと昔前と比べるとIPOラッシュが訪れたときの申し込み作業が半端なく時間が掛かるのはこのことからであると個人的には思っています。IPO案件1銘柄に対してIPO幹事団(シンジケート)は何社までという決まりは無いので、これは仕方のないところなのかもしれません。
各証券会社は売買手数料を下げたり無料化している一方でどこかではその減益分の収益をビジネスとして回収しなくてはなりません。IPOは証券会社にとっても美味しい手数料が入ると考えるとIPO幹事を引き受けたいと手を挙げない訳には行かないのでしょうね。
で、話を少し前に戻しますが管理人の今年(2021年)のこれまでの申し込み回数は上述の通り840回です。うち当選が9回です。となると当選確率はやはり「1%」です。これはいつも管理人が申し上げている数字ですね。100回申し込めば1回当たるという計算になります。
もちろん申し込み条件が人によって違うため、この1%という数字がどなたにでも当てはまると言うわけではないと思います。この数値を超える方もいれば下回る方もいらっしゃるかと思います。
しかしながらこれからIPOを始めようと考えている方やすでに始めているがなかなか当選しないという方はひとまずこの「1%」という数字を意識してIPO投資を行って頂ければ良くも悪くも参考値ぐらいにはなりませんかね。
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