IPOの申込方法は、最初に見ると少し複雑に感じるかもしれません。ただ、流れを分けて見るとそこまで難しくはありません。基本的には、証券会社の口座を開設し、ブックビルディングに申し込み、抽選結果を確認し、当選したら購入申込をする流れです。
IPO初心者の方は、「普通の株の買い方と何が違うの?」「いつ申し込めばいいの?」「当選したら自動で買えるの?」と迷いやすいと思います。ですが、最初は全部を一度に覚えなくても大丈夫です。順番に整理すれば、IPOの申込方法は十分理解できます。
この記事では、IPOの申込方法を初心者向けにわかりやすく解説します。口座開設からブックビルディング、抽選結果確認、購入申込まで、証券会社での基本的な流れを順番に整理します。

IPOの申込方法とは?
IPOの申込方法とは、新規上場する株に参加するために証券会社を通じて手続きを進めることです。普通の株の買い注文とは少し流れが違い、IPOでは事前に決まったスケジュールに沿って申し込みを行います。
IPOでは、まず証券会社の口座が必要です。そのうえで、ブックビルディング期間中に申し込みを行い、抽選結果を確認し、当選した場合は購入申込へ進みます。
つまりIPOの申込方法は、「今すぐ株を買う注文」というより、「決められた流れに沿って参加する手続き」と考えるとわかりやすいです。
IPOに申し込む前に必要なもの
IPOに参加する前に、まず準備しておきたいことがあります。ここを先に押さえておくと、申し込みの流れがスムーズになります。
証券会社の口座
IPOに申し込むには、まず証券会社の口座が必要です。IPOはどの証券会社でも同じように申し込めるわけではなく、証券会社ごとに取扱銘柄が違います。
そのため、IPO初心者の方は、まずIPOを扱っている証券会社の口座を用意するところから始めます。1社だけでも参加はできますが、複数口座があると申込先を増やしやすくなります。
申込に必要な資金
証券会社によっては、ブックビルディング申込時点で必要資金が必要なことがあります。どのタイミングで資金が必要なのかは、証券会社ごとに違うため確認しておきたいです。
IPO初心者の方は、申し込みたい銘柄が見つかっても、資金条件を見落とすことがあるため注意が必要です。
IPOスケジュールの確認
IPOは、いつでも申し込めるわけではありません。ブックビルディング期間、抽選結果確認日、購入申込期間など、あらかじめ決められたスケジュールがあります。
そのため、気になる銘柄があれば、上場日だけでなく申込期間も確認することが大切です。
IPOの申込方法の流れ
ここからは、IPO初心者向けに申込方法の流れを順番に整理します。
1. 証券会社の口座を開設する
まず最初に行うのが、IPOを扱う証券会社の口座開設です。口座がなければIPOに申し込めません。
IPO初心者の方は、最初から多くの口座を作らなくても大丈夫ですが、申込先を広げたいなら複数口座があると有利です。まずは自分に合った証券会社から始めると進めやすいです。
2. 申込したいIPO銘柄を選ぶ
次に、IPOスケジュールを見ながら申し込みたい銘柄を選びます。IPOは銘柄ごとに申込期間や条件が違うため、内容を確認しながら判断します。
この段階では、上場日、仮条件、公開価格、事業内容、初値予想などをざっくり見ておくと理解しやすいです。IPO初心者の方は、最初から完璧に判断しようとしなくても、まずは流れに慣れることを優先して大丈夫です。
3. ブックビルディングに申し込む
申込したい銘柄が決まったら、ブックビルディング期間中に証券会社から申し込みます。これがIPO参加の入口になります。
証券会社のIPO申込画面で、内容を確認しながら手続きを進める流れが一般的です。ブックビルディングに申し込まないと抽選対象にならないため、ここはとても大切です。
4. 抽選結果を確認する
ブックビルディング期間が終わると、証券会社ごとに抽選が行われます。その後、当選・補欠当選・落選などの結果を確認します。
IPO初心者の方は、申し込んだだけで終わりだと思いやすいですが、抽選結果の確認までが必要です。結果確認を忘れると、その後の行動につながりません。
5. 当選したら購入申込をする
当選した場合は、購入申込が必要です。ここを忘れると、せっかく当選しても購入できないことがあります。
IPOでは、「ブックビルディング申込」と「購入申込」は別なので注意が必要です。初心者の方は、当選したら次に購入手続きを行うと覚えておきたいです。
6. 上場日を待つ
購入申込が終わったら、あとは上場日を待つ流れになります。上場日には初値がつき、そのあと売却するか保有するかを考えることになります。
IPO初心者の方は、当選した時点で気が緩みやすいですが、上場日までが一連の流れです。
ブックビルディング申込のやり方
IPOの申込方法の中でも、初心者の方が最初に迷いやすいのがブックビルディングです。
ブックビルディングはIPO申込の入口
ブックビルディングとは、IPOに参加したい意思を示す手続きです。この期間中に申し込むことで、抽選対象になります。
そのため、IPO初心者の方は「まず申し込むべきなのがブックビルディング」と覚えておくとわかりやすいです。
申込期間を見逃さないことが大切
ブックビルディングには締切があります。期間を過ぎると申し込めなくなるため、スケジュール管理が大切です。
気になる銘柄を見つけたら、ブックビルディング開始日と締切日は必ず確認しておきたいです。
IPOの抽選結果確認と購入申込
IPOでは、申し込みをしたあとも確認と手続きが続きます。ここを見落とすと、せっかくのチャンスを逃すことがあります。
当選・補欠当選・落選を確認する
抽選結果は、証券会社の画面や通知メールなどで確認できます。証券会社によって表示やタイミングが少し違うこともあるため注意が必要です。
初心者の方は、結果だけを見て終わりにせず、そのあとに何をするかまで意識したいです。
当選後は購入申込期限を確認する
当選した場合は、購入申込期限があります。期限を過ぎると当選が無効になることもあるため、結果確認とセットで期限も見ておきたいです。
IPO初心者の方は、当選後の流れまで事前に知っておくと安心です。
IPO初心者が申込方法で失敗しやすいポイント
IPOは流れ自体は難しくありませんが、初心者の方がつまずきやすいポイントもあります。
口座開設が間に合わない
気になるIPOが見つかってから口座を作ろうとすると、申込期間に間に合わないことがあります。IPOに興味があるなら、早めに口座開設を済ませておいた方が動きやすいです。
ブックビルディング期間を忘れる
もっともありがちなのが、申込期間を忘れることです。IPOは期間が短いことも多いため、気づいたときには締切が過ぎていた、ということもあります。
IPOスケジュールを確認しながら管理することが大切です。
当選後の購入申込を忘れる
これも初心者の方に多いミスです。ブックビルディングに申し込んで満足してしまい、当選後の購入申込を忘れることがあります。
IPOは申込から購入までが一連の流れです。最後まで確認する意識が必要です。
証券会社ごとの違いを見落とす
必要資金や抽選ルール、表示方法などは証券会社ごとに違うことがあります。同じ感覚で進めてしまうと、思わぬところで迷うことがあります。
IPO初心者の方は、使っている証券会社のIPOルールを一度確認しておくと安心です。
IPOの申込方法に関するよくある疑問
IPOは普通の株と同じように買えるの?
同じではありません。普通の株はその場で注文を出して買う形ですが、IPOはブックビルディング、抽選、購入申込という流れを経て参加します。
そのため、IPOは通常の株よりも手順が多いと考えるとわかりやすいです。
1社だけでもIPOに申し込めるの?
はい、1社だけでも申し込めます。ただし、申込先が1社だけだと参加できる銘柄が限られやすいです。
当選チャンスを広げたいなら、複数口座を使う考え方も大切です。
当選したら必ず買わないといけないの?
必ずではありませんが、辞退の扱いは証券会社によって違うことがあります。ルールを確認しておくことが大切です。
IPO初心者の方は、当選後にどうするかを少し考えてから申し込むと判断しやすいです。
IPOの申込方法まとめ
IPOの申込方法は、基本的に「口座開設 → 銘柄確認 → ブックビルディング申込 → 抽選結果確認 → 購入申込 → 上場日」という流れです。最初は多く感じるかもしれませんが、順番に見ればそこまで難しくありません。
IPO初心者の方は、まずブックビルディングに申し込むこと、抽選結果を確認すること、当選後に購入申込を忘れないこと、この3つを押さえておけば十分です。
IPOの流れ全体を最初から確認したい方は、IPOの公開価格決定までの流れを初心者向けに解説した記事もご覧ください。
