MIC(300A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)IPO新規上場承認発表された4社のうちの2社目となります。
当記事はMIC(300A)のIPO詳細記事となりますが、残る3社のうちの1社のdely(299A)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、もう2社のアルピコホールディングス(297A)とGVA TECH(298A)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。
dely(299A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月21日)はIPO新規上場承認発表が4社ありました。ここまで順調でしたが、やは …
MIC(300A)の上場日は2024年12月25日(水)で、アルピコホールディングス(297A)と2社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
MIC(300A)のIPO(新規上場)情報
設立:1953年6月12日
業種:サービス業
事業の内容:リテール販促における総合支援事業(業務改善コンサルティング、販促物の印刷/製造、フルフィルメント、システム開発、BPO、クリエイティブデザイン、フィールドサポート等)
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 300A |
名称 | MIC(ミック) |
公募株数 | 1,100,000株 |
売出し株数 | 700,000株 |
オーバーアロットメント | 270,000株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 岡三証券 あかつき証券 大和コネクト証券(委託幹事決定) auカブコム証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 11月21日(木) |
上場日 | 12月25日(水) |
仮条件決定日 | 12月5日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 12月9日(月)~12月13日(金) |
公開価格決定日 | 12月16日(月) |
IPO申し込み期間 | 12月17日(火)~12月20日(金) |
上場時発行済株式総数 | 7,100,000株 |
時価総額 | 63.9億円 |
吸収金額 | 18.6億円 |
想定価格 | 900円(90,000円必要) |
そしてこのMIC(300A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券と岡三証券が入っているため、それぞれグループ会社となる大和コネクト証券とauカブコム証券と岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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MIC(300A)のIPO(新規上場)事業内容等
MIC(300A)はリテール販促360°フルサービス事業の単一セグメントで、業務コンサルティングからシステム開発、BPO、クリエイティブデザイン、販促品の製造、フルフィルメント、売り場の立ち上げやラウンダー等のフィールドサポートに至るまで、顧客に応じたすべてのリテール販促活動を「360°フルサービス」として提供しています。
これらのサービスを「自社一貫体制」で提供することで、迅速かつ柔軟なリテール販促活動が可能になるとともに、販促業務全体の最適化を実現することができます。同社が提供する「360°フルサービス」の中でも、特に2つの戦略サービスがリテールとメーカー間をシームレスに繋げるハブ機能を担っております。
メーカー企業の販促物を当社の物流センターである「はちフィル」に一度集約した上で、店舗ごとに必要な販促物の種類や数に応じて梱包(=変種・変量対応)・メーカー複数社分をまとめて共同配送することで、店舗側の受取り負担を減らしております。さらに、メーカー企業が負担する配送費用の削減、廃棄段ボール量の削減・物流の集約化により、環境負担の軽減につながっており、大手ドラッグストアで販促物共同配送サービス(Co.HUB)を導入した際の試算結果では、段ボール廃棄量は約70%削減及び物流によるCO2排出量は約50%削減される結果となっております。
リテール企業及びメーカー企業が行う販促活動そのものの効率化を進めるため、当社では販促DXクラウドサービス(PromOS)を自社開発・提供しております。販促活動の基幹システムとして「360°フルサービス」に含まれる販促業務の指示や進捗確認などができるクラウドサービスで、顧客が別々のサプライヤーに依頼していた販促物の作成発注、在庫管理、出荷指示などは「PromOS」を通じて窓口の一元管理化が可能になります。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額905百万円については、①設備設備資金に370百万円、②運転資金に535百万円を充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(MICのIPO目論見書より一部抜粋)
MIC(300A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
MIC(300A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格900円としてオーバーアロットメント含め18.6億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて2,070,000株と多くもなく少なくもなくといったところです。
上述の通りMIC(300A)の事業内容はリテール販促における総合支援事業(業務改善コンサルティング、販促物の印刷/製造、フルフィルメント、システム開発、BPO、クリエイティブデザイン、フィールドサポート等)ということで、主にリテール業界において販促活動を展開する企業が抱える課題を解決するため「360°フルサービス」のソリューションを提供しています。
MIC(300A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力は無く、需給面での不安はありません。
設立からおよそ71年の老舗企業で社会的信頼度は高いものの、事業内容はリテール販促における総合支援事業と派手さはありません。業績もいまいち光るところが無く、経常利益が黒字ではありながらも年々下落傾向である点は気になるところです。成長性は感じられないものの、安定感はある東証スタンダード上場案件らしいIPO銘柄と感じます。
上場日は12月25日(水)で、アルピコホールディングス(297A)と2社同日上場、いよいよ12月IPOラッシュの様相になって来たので、資金分散や買い疲れ、埋没などのリスクを心配する必要がありそうです。IPO主幹事が野村證券ということで一定の安心感はありますが、ひとまずの初値評価はD級評価といったところになるでしょうか。
とりあえず現時点の管理人の個人的なこのMIC(300A)のIPO参加スタンスは中立で、IPO地合いはもちろんのこと、今後の仮条件設定や大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に決めようと思います。
MIC(300A)のIPO(新規上場)業績等
MIC(300A)のIPO経営指標
MIC(300A)のIPO売上高及び経常利益
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