ワシントンホテル(4691)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。

昨日はこのワシントンホテル(4691)含め2社のIPO新規上場承認発表がありました。もう1社の浜木綿(7682)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。

このワシントンホテル(4691)の上場日は10月18日(金)で上記浜木綿(7682)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気が高まりにくい東京証券取引所2部(東証2部)市場と名古屋証券取引所2部(名証2部)市場への同時上場で、IPO主幹事は久しぶりの三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっております。

ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)情報

設立:1961年5月11日
業種:サービス業
事業の内容:ビジネスホテルの運営

ワシントンホテル(4691)IPO上場承認

上場市場東京証券取引所2部
名古屋証券取引所2部
コード4691
名称ワシントンホテル
公募株数1,800,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント270,000株
IPO主幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
東海東京証券
岡三証券
SMBC日興証券
大和証券
SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
auカブコム証券(委託幹事)
岡三オンライン証券前受け金不要
上場日10月18日
仮条件決定日9月27日
ブック・ビルディング期間10月1日~10月7日
公開価格決定日10月8日
IPO申し込み期間10月9日~10月15日
想定価格1,290円(129,000円)

さらに上記をご覧の通りこの浜木綿(7682)のIPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、平幹事の中には岡三証券の名前があるため、それぞれauカブコム証券岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうですね^^

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ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)事業内容等

ワシントンホテル(4691)はワシントンホテル株式会社及び連結子会社である名古屋国際ホテル株式会社の計2社で構成されているホテル事業の単一セグメントとなっております。

ワシントンホテル(4691)の事業内容は「ワシントンホテルプラザ」「R&Bホテル」及び「名古屋国際ホテル」の計3ブランドのホテル事業の運営とゴルフ場クラブハウス内レストランの運営受託を行っており、運営するホテルは全国に2019年8月末現在で42ホテルあり、ビジネス、観光など様々なシーンで利用されています。

ワシントンホテル(4691)IPOグループホテル網

ワシントンホテルプラザの特徴

第1号開業以来50年の歴史があり、旅慣れた人に選ばれ続ける安心・便利な旅の拠点ということで主要駅及び繁華街に近く、低料金で安全に宿泊できるスタイルとなっています。
ワシントンホテル(4691)IPOワシントンホテルプラザ

R&Bホテルの特徴

機能的な客室と焼きたてパンが魅力のカジュアルなホテルチェーンでスタッフの95%以上が女性で細やかな配慮と親切な応対を心掛けており、女性のお客様でも安心して宿泊できるスタイルとなっています。
ワシントンホテル(4691)IPOR&Bホテル

名古屋国際ホテルの特徴

名古屋の都心に位置する歴史と伝統が息づく老舗ホテルで飲食店と大型宴会場が併設されています。名古屋市の繁華街の中心にあるためビジネスや観光にも便利なスタイルとなっています。ただ残念ながら2020年9月に営業終了予定となっています。
ワシントンホテル(4691)IPO名古屋国際ホテル

<手取り金の使途>
手取概算額2,134,850千円及び第三者割当増資の手取概算額上限322,177千円とあわせて、新規店舗の出店費用及び既存店舗のリニューアル費用へ充当する予定でございます。
(ワシントンホテルのIPO(新規上場)目論見書より抜粋)

ワシントンホテル(4691)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ワシントンホテル(4691)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,290円としてオーバーアロットメント含め26.7億円と規模的に東京証券取引所2部(東証2部)市場及び名古屋証券取引所2部(名証2部)市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。

ワシントンホテル(4691)の事業内容については上記でも書いておりますが、社名からおわかりの通りホテル事業が主事業となり、知名度はあるもののIPO市場では残念ながら人気化する業種ではありません。ただ売り出し株無しの公募株のみという点はIPO市場での印象は良いです。

最近まではまだ来年(2020年)に控える東京オリンピックに向けたインバウンド効果で、他のホテル運営事業会社も含めホテル事業全体が好業績となっていましたが、すでに旬は過ぎた感があり、東京オリンピック終了後の先行きも不透明な部分があります。さらなる成長には何かしら他のホテル会社との差別化が必要かもしれませんね。直接IPOの初値に影響があるかどうかはまた別問題かもしれませんが。

一応以下画像の通り、すでに宿泊代金20%割引の株主優待(100株以上)制度が設定されてはいるものの、使用施設が限られていることから、株主優待効果による買いは見込みにくいかもしれません。

ワシントンホテル(4691)IPO株主優待

そしてワシントンホテル(4691)の株主構成を見てみるとベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、大きな売り圧力はありません。その株主も名だたる大手企業が多く、すぐすぐ売ってくるようなことは無さそうです。

総評すると公開規模はIPO想定価格(1,290円)で26.7億円と東京証券取引所2部(東証2部)及び名古屋証券取引所2部(名証2部)市場への上場としては中型でやや荷もたれ感が意識される大きさであることやその上場市場が人気の高まりにくい市場であること、事業内容は地味で設立1961年とおよそ60年近い老舗企業(社会的信頼度は高いが成長性は見えにくい)であること、上場日が浜木綿(7682)と2社同日上場になることなどを含めて、初値予想は公募割れも視野に入れた上での公開価格前後が予想されます。

よって管理人の個人的なこのワシントンホテル(4691)のIPO参加スタンスはスルーの可能性が高いです。せっかく穴場的な三菱UFJモルガン・スタンレー証券主幹事案件ですが、これは仕方がありません。我慢します。もちろんSBI証券IPOチャレンジポイントだけは狙いに行きますが。とりあえず大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解も見たいところですね。

<追記>
やはりauカブコム証券と岡三オンライン証券の2社がそれぞれこのワシントンホテル(4691)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ワシントンホテル(4691)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
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ワシントンホテル(4691)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
ワシントンホテル(4691)IPO岡三オンライン証券

ワシントンホテル(4691)のIPO(新規上場)業績等

ワシントンホテル(4691)のIPO経営指標
ワシントンホテル(4691)IPO経営指標

ワシントンホテル(4691)のIPO売上高及び経常利益
ワシントンホテル(4691)IPO売上高及び経常利益

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