BASE(4477)のIPO新規上場)第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,630円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようです。

BASE(4477)の上場日は10月25日(金)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場でIPO主幹事はIPO愛好家には特に人気の高い証券会社2社、大和証券SBI証券の2社共同主幹事となっております。このBASE(4477)のIPO申し込み期間は10月9日(水)~10月16日(水)です。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 大和証券公式サイト
大和証券IPO

詳細や口座開設はコチラ ⇒ SBI証券公式サイト
SBI証券

BASE(4477)のIPO(新規上場)初値予想

BASE(4477)のIPO(新規上場)初値予想
BASE(4477)IPO初値予想

BASE(4477)のIPO想定価格は1,630円となっているため、現時点では公募割れも視野に入った価格、0.9倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めの初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

このBASE(4477)のIPO仮条件は明日10月8日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

BASE(4477)の事業内容はEコマースプラットフォーム「BASE」及びオンライン決済サービス「PAY.JP」の運営等ということで、IPO市場では人気化しやすいネット関連事業となります。最近はテレビCMも頻繁に見掛けますし、株主の中にお笑い芸人ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏の名前があるということでも話題になっています。

このBASE(4477)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記の過去記事をご覧下さい。

しかしながらこのBASE(4477)は赤字状態での上場、公開規模はIPO想定価格ベース(1,630円)で150.1億円と東証マザーズ市場への上場としては大型で荷もたれ感を感じるサイズとなり、需給不安があります。

加えて公募株405,000株に対して売り出し株7,606,800株と売り出し株比率がおよそ18倍と多く、売り出し人もベンチャーキャピタルが半数以上(約480万株)と多くあるためベンチャーキャピタルの出口(イグジット)案件感を強く感じます。

残りのベンチャーキャピタルを含めた既存株主保有分の数百万株については90日間及び180日間のロックアップが掛かっているものの公募価格の1.5倍以上になれば解除され売却可能となります。さすがにこの規模で1.5倍まで高騰することはないとは思いますが。

上場日となる10月25日(金)は人気化必至と言われているインティメート・マージャー(7072)の翌日となり、このインティメート・マージャー(7072)は上場日値付かずとなる可能性が高く、小型IPOとはいえ、実質的には2社同日上場となる点も注目度や資金分散という観点から見るとやや不利になりそうです。

それより何よりまだ記憶に新しいかと思いますが、直近IPOで公募割れした以下2社は事業内容こそ違うものの、どちらも大型でベンチャーキャピタルの出口(イグジット)案件色が強かったという点ではこのBASE(4477)と共通点があります。

<Chatwork(4448)のIPO初値結果(9月24日上場)>
公募価格:1,600円
初値価格:1,480円(-120円)
10月4日終値:1,198円

<HPCシステムズ(6597)のIPO初値結果(9月26日上場)>
公募価格:1,990円
初値価格:1,870円(-120円)
10月4日終値:1,798円

当然ながらこの初値結果は軽視できない結果だと思います。ちなみにHPCシステムズ(6597)は自力での初値形成となりましたが、Chatwork(4448)については幹事のシンジケートカバー取引による初値形成となっています。しかもChatwork(4448)はIPO新規上場)以降一度も公募価格さえ上回っておらず、多くのIPO愛好家の方が含み損を抱えた状態というウワサです。

IPO地合いはやや回復傾向にあると思われますが、出口(イグジット)案件色が強い銘柄は弱いという点は上記2社の初値結果を見ても一目瞭然なので、さすがに全力で申し込むには勇気がいります。

そしていつもならSBI証券主幹事案件ということでIPOチャレンジポイントボーダーラインやセット枚数予想などを行いますが、完全なるIPO主幹事案件ではないため誠に勝手ながらIPOチャレンジポイントボーダーライン及びセット枚数予想については割愛させて頂きます。

BASE(4477)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのBASE(4477)のIPO株(公募株及び売り出し株)80,118枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
大和証券主幹事61,691枚77.0%
SBI証券主幹事12,018枚15.0%
みずほ証券2,604枚3.25%
野村證券前受け金不要1,202枚1.5%
SMBC日興証券801枚1.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券801枚1.0%
いちよし証券801枚1.0%
極東証券200枚0.25%
auカブコム証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が12,017枚あります。

とりあえず上記内容から管理人の個人的なこのBASE(4477)のIPO参加スタンスは一部証券会社からのみの申し込みと消極的参加とさせて頂きます。さすがにこれだけのIPO株数(オーバーアロットメント含め92,135枚)があればIPO当選は容易でしょうかね。全力で申し込めば複数当選さえありそうです。

このBASE(4477)のIPO株は海外販売もあります。その海外販売比率によってはもう少し強気での申し込みでも良いかと思っているのですが、残念ながら海外販売分が決定するのはIPO申し込み期間終了後の翌日となる10月17日(木)となっているため、申し込んだ後にわかる形となります。

ですので、上記BASE(4477)のIPO新規上場承認記事でも書きました通り、悪い方法ですが、とりあえず申し込みだけはしておいて、あとは当選してから考えるというスタンスで挑みたいと思います。もちろんSMBC日興証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPO当選後のキャンセルペナルティがあるためこの方法は使えません。

<追記>
BASE(4477)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,630円
IPO仮条件:1,150円~1,300円

IPO想定価格を大幅に下回る超弱気なIPO仮条件設定となりました。おおむね想定内ですが、仮条件の大幅下ブレは残念ながら良いイメージではありません。さらにIPO株数も以下の通り変更されております。

公募株:405,000株 → 522,600株
売り出し株:7,606,800株 → 6,704,800株
オーバーアロットメント:1,201,700株 → 1,084,100株
合計:9,213,500株 → 8,311,500株

この仮条件設定及びIPO株数に伴い市場からの吸収金額は95.5億円~108.0億円となりました。

<追記>
BASE(4477)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,200円~1,400円

IPO仮条件が窓開けの超弱気な設定となったことから、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾も上限下限とも大幅に引き下げられた初値予想となっているようです。個人的な評価については引き続きD級評価とさせて頂きます。

<追記>
BASE(4477)の第三弾初値予想が発表されたようです。

1,000円~1,300円

赤字上場かつ出口(イグジット)案件ということからやはり警戒感は根強いようです。個人的な評価についてはIPO株当選数や補欠バラマキ感が強く見られるのでここにきて評価をD級評価からE級評価に格下げとさせて頂きます。

オススメ情報

IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
IPO投資用オススメ証券会社ランキング

IPO情報はもちろん、下記LINE@でしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。2019年内に有料級の情報を配信する計画もあります。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。
line友だち追加