ペルセウスプロテオミクス(4882)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(870円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ペルセウスプロテオミクス(4882)の上場日は6月22日(火)ペイロール(4489)デコルテ・ホールディングス(7372)3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はSBI証券となっております。

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尚、もうご説明するまでもないと思いますが、このペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO申し込み期間は6月4日(金)~6月10日(木)となっており、すでに怒涛のIPO申し込みラッシュ突入となっているため、他のIPOとの申し込みが被りまくるので、しっかりと資金管理(資金移動)をして、IPO申し込み忘れの無いようご注意下さい。

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO(新規上場)初値予想

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO(新規上場)初値予想

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO想定価格は870円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値評価については弱めD級評価に設定させて頂いております。

このペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO仮条件は来週6月2日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

ペルセウスプロテオミクス(4882)の事業内容は医薬品等の研究開発、製造、販売ということで、主にがん及びその他疾患の治療用医薬品の研究開発している東大発の創薬系バイオベンチャーとなります。

このペルセウスプロテオミクス(4882)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

ペルセウスプロテオミクス(4882)の公開規模はIPO想定価格ベース(870円)で33.0億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズで、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで33,000枚と比較的多くありますが、海外投資家への販売もあります。

このペルセウスプロテオミクス(4882)は昨年(2020年)3月コロナ禍による上場中止からのリベンジ組の1社となります。IPO募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみとなることから、出口(イグジット)感はありませんが、最も地合いに左右されやすい赤字の創薬系バイオベンチャーとなります。

ペルセウスプロテオミクス(4882)の上場日は6月22日(火)ペイロール(4489)デコルテ・ホールディングス(7372)3社同日上場となります。さらに株式IPOでない183.3億円級のリート(REIT)IPO東海道リート投資法人(2989)も含めると実質的には4社同日上場となり、いずれも大型案件ですが、このペルセウスプロテオミクス(4882)は中でも一番小さめです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ペイロール108.5億円東証マザーズ野村證券
ペルセウスプロテオミクス33.0億円東証マザーズSBI証券
デコルテ・ホールディングス72.7億円東証マザーズSMBC日興証券
大和証券
東海道リート投資法人183.3億円東証リートみずほ証券
大和証券

ちなみに直近で上場したバイオベンチャークリングルファーマ(4884)、ファンペップ(4881)、ステラファーマ(4888)と3社ありましたが、3社ともに仮条件や公募価格を引き下げたことで割安感を演出したことからか、いずれも初値は公募価格を上回っての着地となり、公募割れはしておりません。

ただ前回上場予定時のIPO想定価格は960円だったことから、今回の870円は少なからず割安に設定されていることにはなりますが、大型4社同日上場で異例の6月IPOラッシュがどこまでマイナス効果として働くのかは未知数です。

海外投資家への販売もあるため、やはり海外配分割合次第ということになると思われますが、これまた海外配分比率が確定するのは売出価格決定日2021年6月11日(金)となるため、IPO申し込み期間終了後となります。

となるとやはりとりあえずキャンセルペナルティの無い証券会社から申し込みだけはしておいて、仮に当選した際は海外配分割合が決まってから購入申し込みするかどうかを決めるというズルいやり方を選ばざる得ないかもしれません^^;

とは言え、個人的には積極的な参加を考えていないため、いずれにしてもSBI証券のみからの参加となりそうです。もちろんここでIPOチャレンジポイントを使用するつもりはありませんが、仮にIPOチャレンジポイントを使用した場合、配分数は300株で当選ポイントボーダーはポイントインフレを考慮して250ポイント前後ぐらいまで上がるでしょうか。

ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO株(公募株)33,000枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。現時点では海外販売分も含めております。

証券会社IPO株配分数配分割合
SBI証券主幹事28,050枚85.0%
みずほ証券1,650枚5.0%
SMBC日興証券990枚3.0%
いちよし証券330枚1.0%
岡三証券330枚1.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券330枚1.0%
藍澤證券165枚0.5%
岩井コスモ証券165枚0.5%
エイチ・エス証券165枚0.5%
極東証券165枚0.5%
東洋証券165枚0.5%
松井証券前受け金不要165枚0.5%
水戸証券165枚0.5%
むさし証券165枚0.5%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,950枚あります。

IPOラッシュ期にこれだけ多くのIPO幹事団(シンジケート)があると資金繰りや申し込み作業に苦労します。ハッキリ言って迷惑な話です。まあでも証券会社的には企業としての収益が必要なので、少しでもIPOの手数料を頂くためにIPO幹事の引き受けは仕方ないのでしょうね。

<追記>
ペルセウスプロテオミクス(4882)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:870円
IPO仮条件:830円~870円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は31.4億円~33.0億円となりました。

<追記>
ペルセウスプロテオミクス(4882)の第二弾初値予想が発表されたようです。

870円~1,000円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き消極的参加でIPO主幹事となるSBI証券と前受け金不要の証券会社からのみの申し込みと致します。

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