リスキル(291A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,590円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
リスキル(291A)の上場日とIPO申込期間
リスキル(291A)の上場日は2024年12月17日(金)で、黒田グループ(287A)とファイントゥデイホールディングス(289A)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このリスキル(291A)のIPO申し込み期間は12月2日(月)~12月6日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ突入で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
リスキル(291A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
リスキル(291A)のIPO想定価格は3,590円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このリスキル(291A)のIPO仮条件は明後日11月28日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
リスキル(291A)の事業内容
リスキル(291A)の事業内容は人材育成事業ということで、ビジネストレーニングやITエンジニアの育成、育成支援システムなど企業の人材育成を支援しており、ビジネススキル全般に関する「biz研修」及びIT未経験者向けのエンジニア・DXに関する「tech研修」の2種類の研修サービスを「一社研修」「公開講座」「動画講座」の3つの形式で提供しています。
このリスキル(291A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
リスキル(291A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。ようやく年末IPOラッシュらしい賑わいが出 …
リスキル(291A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
リスキル(291A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,590円としてオーバーアロットメント含め23.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて660,400株と多くはありませんが、IPO主幹事はSBI証券となるため、通常当選は厳しくなりそうなIPO株数ですが、使用するしない別としてIPOチャレンジポイントを使った力ワザでのIPO株取得は比較的容易となるかもしれませんね。
そして今回もこのリスキル(291A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容となる人材育成(リスキング)事業は国策関連として注目度もあり、IPO市場では比較的人気化しやすい業態で、業績も売上収益ともに好調に推移しています。
設立からわずか3年弱での上場となっていることで一部投資家の間では話題にもなっているそうです。既存株主にはしっかりロックアップが掛かっており、IPO株取得者以外からの余計な売り圧力はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては代表者の売出主体のIPOとなるため換金色があり、株価設定に割安感はなく、公開規模もIPO想定価格(3,590円)ベースで23.7億円と値ガサとなる上にやや荷もたれ感のある水準となります。
上場日は12月17日(金)で、黒田グループ(287A)とファイントゥデイホールディングス(289A)と大型案件2社を含めた3社同日上場となり、一番軽量サイズではあるものの、資金分散リスクはありそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
黒田グループ | 89.4億円 | 東証スタンダード | 日興・野村 |
リスキル | 23.7億円 | 東証グロース | SBI証券 |
ファイントゥデイHD | 883.1億円 | 東証プライム | 大和・日興・みずほ |
3社同日上場でどの程度の資金分散が起きるか不透明な部分はありますが、業績好調の国策関連で余計な売り圧力も無いとなると、一定の安心感はあるでしょうか。初値高騰期待はできませんが、堅調スタートは見込めそうなため、管理人の個人的なこのリスキル(291A)のIPO参加スタンスは中立から参加に変更とさせて頂きます。ただし、IPOチャレンジポイントを使用する予定はありません。
リスキル(291A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのリスキル(291A)のIPO株(公募株及び売出株)5,743枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 5,200枚 | 90.5% |
今村証券 | 86枚 | 1.5% |
丸三証券 | 86枚 | 1.5% |
水戸証券 | 86枚 | 1.5% |
岩井コスモ証券 | 57枚 | 1.0% |
岡三証券 | 57枚 | 1.0% |
極東証券 | 57枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 57枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 57枚 | 1.0% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が861枚あります。
積極的にこのリスキル(291A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSBI証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券が多く、抽選割合の多いネット証券は下位に2社(松井証券、マネックス証券)入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しかないため、狙うには厳しい数字となりそうです。今回も結果的にはSBI証券一択となりそうです。
リスキル(291A)のIPO仮条件決定
リスキル(291A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:3,590円
IPO仮条件:3,590円~3,730円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は23.7億円~24.6億円となりました。
尚、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である2,872円~4,476円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる4,476円分で見ておく必要があります。
リスキル(291A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
リスキル(291A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
4,300円~4,700円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては参加としていますが、引き受け株数的にSBI証券のみの参加となります。
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