Photosynth（4379）のIPO（新規上場）初値結果！本日はIPO新規上場承認発表無し！

Photosynth（4379）のIPO（新規上場）初値がまさかの公募割れという残念な結果となりました。今年（2021年）7社目の公募割れとなります。ただ唯一ポジティブに考えるとすれば救いはシンジケートカバー取引による初値形成ではなく、自力での初値形成となったことでしょうか。

本日（11月5日）は金曜日ということで、IPO新規上場承認発表がドサッと来ることを覚悟していたため、このPhotosynth（4379）のIPO初値結果記事は書けないと思っていましたが、意外にも1社としてIPO新規上場承認発表はありませんでした。

昨日（11月4日）発表のフレクト（4414）が12月10日（金）上場となると、基本的に来週以降発表分の上場日は12月13日（月）以降となります。あくまでも基本的にですが。

そしてこの基本をベースに上場日を12月13日（月）からオオトリ予定を年内受け渡し最終日となる12月28日（火）で考えると、わずか12営業日しかありません。

となると12月のIPO件数30社以上説が正確な情報であれば現時点で12月は2社のIPOが発表されていることから残り最低28社をこの12営業日で消化する形となります。かなりタイトなスケジュールとなりますね。初値期待値の低い今のIPO環境の中でこの件数をこの日程でこなすとなるとさすがに不安になってしまいます＾＾；

Photosynth（4379）のIPO初値結果

今回も開場（9時）前の気配値は初値が鈍い銘柄にありがちな注文受付価格の最下限（375円）での気配スタートとなりました。開場（9時）に近づくにつれてシンジケート買いが入った安心感からか気配値はひとまず引き受け価格となる1,387円まで上がりました。

開場（9時）後は売り気配スタートとなり、9時09分に公募価格1,500円を90円下回る1,410円でシンジケートカバー取引での着地ではなく、自力での着地となりました。IPO株保有者ではないものの、せっかく苦労してIPO株に当選してもこの結果となるとIPO愛好家としては残念過ぎます。

Photosynth（4379）日中足･5分足チャート（2021年11月5日）

上記チャートの通り、初値形成後は公募価格1,500円を超える場面もあったので、初値売りをマイルールとされている方は別ですが、様子見組の方は一応逃げ場がありました。管理人は初値売りがマイルールなのでIPO保有株があれば損失を出していたことになります。

個人的に当初の予定通りIPOセカンダリ参戦はしていませんが、薄利覚悟で参戦していれば意外と利益は出せたかもしれませんね。あくまでもタラレバです＾＾；

本日の出来高は5,691,900株と先日上場のフロンティア（4250）同様に公開株の1回転すらしていません。ただフロンティア（4250）は地方（福証Q-Board）上場ということだけに仕方ない部分がありますが、このPhotosynth（4379）は天下の東証マザーズです。人気案件であれば2回転でも3回転でもするはずなのに、1回転にも満たないというのは初値買い意欲が減退している証ということになります。

そして何より今回は人気業態でも規模が大きかったり海外の反応が悪いと公募割れもあり得るということが証明されてしまったのが残念でなりません。小型案件は別として中型から大型案件は今後の取捨選択がさらに厳しくなりそうです。

＜追記＞
本日は寄り前の板気配で結構な自信があったのでアスタリスク（6522）をハイカラしました。ハイカラ料含めてしっかり手数料（7,200円）を持って行かれ、早売りとなったものの、ちゃんと利益（+33,120円）は確保することができました。

わざわざこんなチキン取引画像を出す必要は無いかと思いましたが、今日はたまたま大引け後に分割を発表してPTS（夜間取引）ではストップ高となっているため、ギリセーフでラッキーということで追記しています＾＾；

こういうのを見ると上がるにしても下がるにしてもデイトレがいかに安全かということをあらためて思い知らされます。