日本調理機(2961)のIPO新規上場初値が無事に公募価格を上回る形での着地となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。ただ今回もまた当初の予想より低い位置での着地となり、期待外れの結果となってしまいました。

そして本日もまたIPO新規上場承認発表がドサッと来ることを覚悟していたので、この日本調理機(2961)のIPO初値結果記事は書けないと思っていましたが、またしても肩透かしを喰らってしまい、IPO新規上場承認発表は「ゼロ」でした。さすがに明日以降は年末分のIPO新規上場承認発表が続々と出て来るとは思っていますが、刻一刻と12月上場の空席が少なくなって来ている点が不安でなりません。

先週11月4日(木)発表のフレクト(4414)の上場日が12月10日(金)でした。単純計算で1日づつズラしたとすると明日(11月10日)以降発表分の上場日は12月16日(木)以降となります。もちろん多少の前倒しはあるため、正確にこの日程になるとは限りません。

しかしながら上記日程と仮定し、オオトリIPOも先日考察した通り年内受け渡し最終日となる12月28日(火)で計算するともう残すところ12月の空席は9営業日しかありません。ここに某証券誌の12月のIPO34社説を当てはめると、すでに発表されている2社を除いても「32社/9営業日」となり、単純計算で12月中旬以降は1日あたり3~4社上場と超絶過密スケジュールとなります。

もちろん1日3~4社というのは上手に分散した際の平均値となるため、偏りが生じれば1日5社などが複数回出て来る可能性も十分あります。これを年末恒例の「IPO祭り」と呼ぶにはもう無理があるような気がしますね。さすがに限度を超えているのではないかと思います。

今のような悪いIPO環境が続けば公募割れ銘柄も複数社出るかもしれません。このIPO閑散期でさえ微妙案件の取捨選択が難しいのに、複数社同日上場からの連日上場劇となると、資金分散や買い疲れなども考慮する必要があるため、さらに難しい目線で見る必要がありそうです。できればもう年内上場は諦めて例年件数の少ない1月とかに繰り越して頂けないでしょうかね^^;

日本調理機(2961)のIPO初値結果

公募価格2,710円
初値価格2,750円(9時00分)
初値売却益+4,000円
初値売買代金3.0億円
初値出来高109,600株
終値2,688円

本日は朝から所用があり、開場(9時)直前の気配値しか確認することができませんでしたが、確認時はおおむね公募価格(2,710円)前後で推移していました。場が開けたと同時に初値形成となり、公募価格を40円上回る2,750円での着地となりました。

公募割れしなかったということ自体が称賛に価するかもしれませんが、初値形成時の出来高はわずか109,600株と地方上場レベルの少なさです。1日通しての出来高は542,400株と公開株の2回転程度はしているものの、東証二部の出来高ランキングは20位とIPO株にも関わらず注目度の低さは相変わらずの様相です。

下記チャートを見てもまったくもって面白くないチャートですね。2,800円を超えたのは1回限りで終始低商い、終値は2,688円と公募価格(2,710円)を22円下回っての大引けとなりました。IPO市場では不人気市場となる東証二部案件とはいえ、残念な結果です。明日以降も値動きは重そうですね。

日本調理機(2961)IPO日中足・5分足チャート(2021年11月9日)
日本調理機(2961)IPO日中足・5分足チャート2021.11.9

東証二部案件ということで当初の予定通りIPOセカンダリ参戦はしておりません。仮に参戦していたとしても完敗となっていたでしょうね。それより何より12月のIPO(件数)が日々心配でなりません。明日も15時以降はドキドキタイムとなりそうです^^;

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