DMM株DMM.com証券)がIPO新規上場)株式の取り扱いをスタートさせると2019年2月に公式サイトで発表があったのはIPO愛好家の方であればまだ記憶に新しいかもしれません。

当時は完全平等抽選でしかもIPO抽選申し込み時の前受け金が不要ということからもIPO愛好家にとっては本当に嬉しいニュースでした。管理人もIPOブロガーとしてもちろん張り切って記事で紹介させて頂きました。

そんなDMM株DMM.com証券)ですが、これまで一度もIPO当選報告を見掛けたことが無かったので、日本証券業協会の資料「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」を基に2019年1年間のIPO新規上場)案件と取扱い件数を調べてみました。

すると上述の通り2019年2月にIPOの取り扱い発表があったものの、2月から9月まではIPOの取り扱いが1社もなく、実際に取り扱ったのは2019年10月にIPO新規上場)したHENNGE(4475)と浜木綿(7682)の2社、そして2019年11月にIPO新規上場)したトゥエンティーフォーセブン(7074)1社の計3社しかありませんでした。IPOラッシュとなった12月でさえ1社もありませんでした。

DMM株(DMM.com証券)取り扱いIPO(2019年10月)

DMM株(DMM.com証券)IPO2019年10月

<HENNGE(4475)IPO(新規上場)初値結果>
公募価格:1,400円 初値価格:2,001円

<浜木綿(7682)IPO(新規上場)初値結果>
公募価格:2,120円 初値価格:2,950円

DMM株(DMM.com証券)取り扱いIPO(2019年11月)

DMM株(DMM.com証券)IPO2019年11月

<トゥエンティーフォーセブン(7074)IPO(新規上場)初値結果>
公募価格:3,420円 初値価格:3,800円

いずれも抽選割合は100%となっていることから完全平等抽選であることは間違いありませんが、取り扱いIPOは3社でIPO当選本数はすべて5枚のみとなっております。委託幹事らしい引き受け株数です。

当社は委託販売団として参加できるIPOに参加します。委託販売される数量には限りがあり、当社へ配分されない可能性もあります。当社への配分があった場合は抽選を行い、抽選参加申込をいただいたお客様へ配分します。当社への配分がなかった場合は、抽選参加申込は失効となります。
【DMM株(DMM.com証券)公式サイトより引用】

委託販売団とはIPO新規上場承認時に発表される目論見書に記載の無い証券会社のことを言い、当ブログではこれまで委託幹事裏幹事などと表現しております。

委託販売団は主幹事や平幹事からIPO株を委託で引き受けることになりますが、IPO株を引き受けるためには抽選参加が必要で、その抽選に委託販売団が当選しなくてはなりません。抽選に外れてしまうと残念ながら委託販売団への配分が行なわれないため、当然顧客にもIPO株が回ってくることはありません。

こういった事情から委託幹事(裏幹事)のIPO株引き受け件数は必然的に少なくなってしまいます。多くの委託幹事(裏幹事)はこういったシステムとなっており、このDMM株DMM.com証券)も例外ではありません。正式幹事でないためどうしても仕方ない部分なのかもしれませんね。

となるとこのDMM株DMM.com証券)に口座を持っていても仕方ないのかと聞かれると、やはりIPOに当選するコツは少しでも分母を増やし当選確率を高めることです。その観点から少しでも当選確率を高めたいと考えているのであれば口座はあるに越したことはありません。

もしこれが前受け金が必要でいちいち入金しないとIPOの抽選に申し込めないとなると話は別ですが、前受け金不要で抽選に参加することが可能な上、申し込み手続きもかなり簡略化されていますので、IPO申し込みに使う労力(所要時間)は他の証券会社よりも格段に少ないかもしれません。実際に管理人はログインからIPO申し込みログアウトまで数秒でできるので、わずらわしさは全く感じません。

それともう一つIPO投資には欠かせない「東証FLEX Full 板情報」いわゆるフル板と言える初値形成前段階から寄り付き(初値)予想が表示されるツールは今だに無料(条件あり)で非常にありがたく使わせて頂いておりますので、結局のところIPO当選自体の経験は無いものの、個人的にはちゃっかり活用させて頂いている証券会社なのですよね。

いずれはDMM株DMM.com証券)でIPO当選して自慢してみたいと願いながらこれからもコツコツと申し込みを続けて行くつもりです。件数は少ないですが^^;

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