アジアクエスト(4261)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。先週末(11月19日)IPO新規上場承認発表された8社のうちの最後8社目のIPO案件です。これで12月は31社となりましたが、ウワサ通りであればあとまだ2~3社程度が登場する予定となります。

いやはや今回はさすがにキツかったですね。もうこんな無茶はやめてほしいと心の底から願います。ちなみに今年(2021年)の管理人の年末IPOラッシュ(消化試合)のIPO申し込みスタンスは資金移動せずに無理のない程度で申し込むというスタンスで行く予定です。

IPO新規上場承認発表8社2021.11.19

すでに8社中の7社となるタカヨシ(9259)とGreen Earth Institute(9212)とニフティライフスタイル(4262)とCS-C(9258)とエフ・コード(9211)とサスメド(4263)と長栄(2993)については下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

アジアクエスト(4261)の上場日は12月27日(月)で、今のところ(今のところ)は単独上場、大事なことなので2回書きました。上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。

アジアクエスト(4261)のIPO(新規上場)情報

設立:2012年4月11日
業種:情報・通信業
事業の内容:デジタルトランスフォーメーション事業(企業のDXを実現する為のコンサルティング、システム開発、プロダクト開発等、様々なデジタル技術を活用したデジタルインテグレーションサービスの提供)

アジアクエスト(4261)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4261
名称アジアクエスト
公募株数230,000株
売出し株数150,000株
オーバーアロットメント57,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券いちよし証券
あかつき証券
岩井コスモ証券
SBI証券
極東証券
東洋証券
松井証券前受け金不要
マネックス証券100%完全抽選
楽天証券100%完全抽選
IPO発表日11月19日(金)
上場日12月27日(月)
仮条件決定日12月7日(火)
ブック・ビルディング期間12月9日(木)~12月15日(水)
公開価格決定日12月16日(木)
IPO申し込み期間12月17日(金)~12月22日(水)
時価総額33.1億円
吸収金額10.3億円
想定価格2,370円(237,000円必要)

上記幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうですね。

アジアクエスト(4261)のIPO(新規上場)事業内容等

アジアクエスト(4261)はグループ会社で、アジアクエスト株式会社及び海外子会社2社(PT.AQ Business Consulting IndonesiaAsiaQuest InternetMalaysia SDN. BHD.)で構成されており、様々なデジタル技術を活用して、顧客企業のシステム開発、業務プロセス改善、ビジネスモデル変革を支援するデジタルトランスフォーメーション事業を展開しております。

アジアクエスト(4261)IPO事業内容

アジアクエストグループはデジタルトランスフォーメーション事業の単一セグメントで、デジタルトランスフォーメーション事業では「IoT/AIソリューション」「Webシステム/モバイルアプリ開発」「クラウド/インフラ基盤構築・運用」等を提供しております。

IoT/AIソリューション

センサーやAI/ビッグデータを活用したシステム開発・提供を行っており、自社サービスとして、人やモノの位置・環境情報をセンサーで取得し、可視化するIoTプラットフォーム「beaconnect plus」の提供を行っております。

Webシステム/モバイルアプリ開発

Webシステム開発・モバイルアプリ開発にて、コンサルティングからシステム開発・運用までを提供し、インターネットを経由した商品販売・情報提供を行うシステム開発を多く手掛けており、ECサイト、CMS、会員システム、キャンペーンシステム、予約システムなど多様な種類のサイト構築を行っております。

クラウド/インフラ基盤構築・運用

オンプレミス環境で運用されていた既存システムのクラウド環境への移行作業や、新システムを構築する際のクラウド環境の構築作業等のクラウドインテグレーションを提供しており、顧客企業に対し、AWS、Azure、Google Cloud等のクラウド基盤の設計・構築・運用までをトータルに支援しております。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
差引手取概算額492,492千円については、①設備資金、②借入金返済、③人件費・労務費等運転資金へそれぞれ充当する予定であります。
上記以外の残額は、事業拡大のための運転資金に充当する予定でありますが、具体化している事項はありません。なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(アジアクエストのIPO目論見書より一部抜粋)

アジアクエスト(4261)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

アジアクエスト(4261)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,370円としてオーバーアロットメント含め10.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては10億円超えではありますが、十分小型と言えるサイズで、荷もたれ感を感じるほどの水準ではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて3,800枚と少なく希少性があります。

上述の通りアジアクエスト(4261)の事業内容はデジタルトランスフォーメーション事業とザックリとしていますが、幅広い技術分野を網羅し、最適なものを組み合わせてサービスを提供することを重視しており、IoTAIクラウドRPA等の先端デジタル技術だけでなくWeb、モバイル、ビッグデータ解析等の技術や、優れた顧客体験を実現するUI/UXのノウハウを織り交ぜ、アジャイルやマイクロサービス等の開発手法を用いることで、顧客ニーズに柔軟に対応しています。これだけ見てもIPO人気ワードがしっかり盛り込まれており、IPO愛好家の方は反応してしまいますね^^;

アジアクエスト(4261)IPO特徴

数だけは無駄に多い12月IPOの中でも数少ない人気案件の登場です。こういうIPO案件を見るとどこかしらホッとしますね。こういったIPO案件がオオトリとなれば初値への期待値も上がるのですが、冒頭でも記載しております通り、残念ながらまだ2~3社が登場する予定です。

この手の銘柄でベンチャーキャピタルからの出資がない点は逆に気になりますが、業績も売上収益ともに堅調に推移しており、特に収益に関しては赤字から黒字にプラ転後、水準は低いものの急回復しております。しかもその大幅な上昇具合は目を見張るものがあります。

アジアクエスト(4261)の上場日は12月27日(月)で、どうせ増えるでしょうけど、現時点では(現時点では)単独上場、大事なことなので2回言いました。

12月第4週の25社IPOラッシュ(消化試合)をこなした翌週となることからどの程度の買い疲れが出ているのかわからない点や海外投資家が休暇に入っていることで大口が一定いなくなっている点は不安材料となりそうですが、それらを差し引いても初値は堅調にスタートとなることが予想されます。初値評価はA級評価と言いたいところですが、ワンランク抑えてB級評価が妥当評価でしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのアジアクエスト(4261)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。とはいえこういう時に限って、IPO主幹事は難攻不落のみずほ証券です。IPO当選は狭き門となるでしょうね。

アジアクエスト(4261)のIPO(新規上場)業績等

アジアクエスト(4261)のIPO経営指標
アジアクエスト(4261)IPO経営指標

アジアクエスト(4261)のIPO売上高及び経常損益
アジアクエスト(4261)IPO売上高及び経常損益

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