エフ・コード(9211)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(11月19日)IPO新規上場承認発表された8社のうちの5社目のIPO案件となります。

読者の皆様に少しでも良い情報を提供できるように、つたない文章ですが自分なりに分析した記事をお届けしておりますので、その分時間が掛かっていることをご了承下さい。

IPO新規上場承認発表8社2021.11.19

すでに8社中の4社となるタカヨシ(9259)とGreen Earth Institute(9212)とニフティライフスタイル(4262)とCS-C(9258)については下記記事にてご紹介させて頂いておりますが、残り3社のサスメド(4263)長栄(2993)アジアクエスト(4261)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

エフ・コード(9211)の上場日は12月24日(金)で、タカヨシ(9259)とGreen Earth Institute(9212)とニフティライフスタイル(4262)とCS-C(9258)とサスメド(4263)と長栄(2993)と前代未聞の7社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、またもやIPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。今回は銘柄的にIPOチャレンジポイントの話題で盛り上がりそうですね。

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エフ・コード(9211)のIPO(新規上場)情報

設立:2006年3月15日
業種:サービス業
事業の内容:「CODE Marketing Cloud」等のCX向上SaaSの提供、DX戦略設計・実行支援、顧客獲得・育成等のマーケティング支援

エフ・コード(9211)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード9211
名称エフ・コード
公募株数100,000株
売出し株数59,700株
オーバーアロットメント23,900株
IPO主幹事証券SBI証券
IPO引受幹事証券アイザワ証券
あかつき証券
岩井コスモ証券
極東証券
マネックス証券100%完全抽選
水戸証券
岡三証券
東洋証券
丸三証券
楽天証券
エイチ・エス証券
光世証券
松井証券前受け金不要
むさし証券
SBIネオトレード証券委託幹事
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日11月19日(金)
上場日12月24日(金)
仮条件決定日12月7日(火)
ブック・ビルディング期間12月9日(木)~12月15日(水)
公開価格決定日12月16日(木)
IPO申し込み期間12月17日(金)~12月22日(水)
時価総額37.2億円
吸収金額3.3億円
想定価格1,820円(182,000円必要)

やはりいつも通りSBI証券主幹事案件ということで、IPO幹事団(シンジケート)は中堅証券、地場証券、ネット証券と小型案件にも関わらず入りたい放題で現時点で15社あります。

さらにこのエフ・コード(9211)のIPO主幹事はSBI証券となることからSBIネオトレード証券、平幹事の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券IPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高く、最終的には17社まで増えそうです。

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エフ・コード(9211)のIPO(新規上場)事業内容等

エフ・コード(9211)はデジタルコンサルティング、デジタル広告運用などの実績・経験から得られた知見・ノウハウを長年にわたりデータとして蓄積しており、サービス提供の過程において、CXの重要性に着目しSaaS型のマーケティングツールとして、エントリーフォーム最適化ツールやブラウザプッシュ通知ツール、Web接客ツールなど、広告データやサイト解析データだけではなく、エントリーフォームの入力事項やサイト内のチャット等の反応といったユーザーとの深いコミュニケーション領域におけるデジタルマーケティングサービスの提供を行っております。

エフ・コード(9211)IPO事業内容

CX領域のデータ基盤を軸に企業のDX推進をワンストップで支援するサービスを提供しておりますが、DXの支援領域によって「デジタル顧客獲得支援サービス」及び「デジタル顧客育成支援サービス」の2つのサービスを備えております。

デジタル顧客獲得支援サービス

デジタル顧客獲得支援サービスにおいては、顧客クライアントのデジタル戦略の設計やデジタルマーケティング活動の改善など、主にクライアントの顧客獲得のデジタル化の領域を支援するサービスを提供しております。
エフ・コード(9211)IPOデジタル顧客獲得支援サービス

デジタル顧客育成支援サービス

デジタル顧客育成支援サービスにおいては、SaaS型ソフトウェアとして提供するWeb接客ツール「CODE Marketing Cloud」を中心としたクライアントのサイトUI/UXの改善やDM設計・改善、コール営業のデータ分析からインサイドセールスの改善支援など、クライアントが獲得した見込顧客の成約率・継続率の向上を図るための個別のデジタル施策を広範囲に提供し、CXデータ基盤による分析から導かれた最適なものを一体となって実行することで、見込顧客の育成(ロイヤル化)を支援しております。
エフ・コード(9211)IPOデジタル顧客育成支援サービス


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
差引手取概算額155,440千円及び第三者割当増資の手取概算額上限40,018千円を合わせた手取概算額合計上限195,458千円については、①事業の拡大に伴う人材基盤の拡充のための採用費及び人件費、②サービス認知度の向上及び顧客基盤拡大のための広告宣伝費及び代理店等への販売手数料、③サービスの追加機能開発など、ソフトウェア開発費用に充当する予定であります。
(エフ・コードのIPO目論見書より一部抜粋)

エフ・コード(9211)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

エフ・コード(9211)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,820円としてオーバーアロットメント含め3.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて1,597枚と少なく希少性も十分です。12月IPOの中でも数少ない貴重な小型案件です。

上述の通りエフ・コード(9211)の事業内容は「CODE Marketing Cloud」等のCX(顧客体験)向上SaaSの提供、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略設計・実行支援、顧客獲得・育成等のマーケティング支援ということで、IPO市場では初値鉄板となるSaaS型DX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業と人気業態となります。

デジタルマーケティング領域を中心に国内だけでなく海外も含めて様々な企業にDX(デジタルトランスフォーメーション)支援ソリューション及びCX(顧客体験)最適化SaaSサービスを提供しております。

エフ・コード(9211)IPO事業概要

今年(2021年)3月にはSBIホールディングス株式会社と包括的業務提携契約を締結しており、SBIホールディングス及びSBIグループが出資及び業務提携する地方銀行などに、デジタルマーケティングを中心としたDX(デジタルトランスフォーメーション)CX(顧客体験)最適化を推進して行くということが発表されています。SBI証券が主幹事を務める理由も納得の流れですね。

エフ・コード(9211)IPOSBIホールディングス包括的業務提携契約締結

人気業態となる上に業績は堅調で収益も赤字から黒字化にプラ転しており、上記の通り大手との業務提携で今後の成長が益々期待できそうです。ベンチャーキャピタルの保有株があるものの1社15,600株しかありません。既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。

正直12月IPOは現時点で初値が怪しい案件しかありませんでしたが、ここに来てようやく安心できる銘柄が出て来ました。公開規模はIPO想定価格(1,820円)ベースで3.3億円と超軽量案件、上場日は12月24日(金)で、いくら前代未聞の7社同日上場とはいえ、さすがにこの規模と内容であれば初値不安はないと考えられます。初値評価はA級評価で問題ないでしょうかね。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのエフ・コード(9211)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。久しぶりに全力申し込みというフレーズを使えたような気がします。IPO株数はわずか1,597枚しかありませんが、IPO主幹事はSBI証券ということで、IPOチャレンジポイントの使用も検討の視野に入れ、積極的に申し込んで行きたいと思います。

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エフ・コード(9211)のIPO(新規上場)業績等

エフ・コード(9211)のIPO経営指標
エフ・コード(9211)IPO経営指標

エフ・コード(9211)のIPO売上高及び経常損益
エフ・コード(9211)IPO売上高及び経常損益

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