フリー(4478)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。このフリー(4478)は以前より上場観測のあった企業ですが、どこかしらタイミングが悪いような気がします。

フリー(4478)の上場日は12月17日(火)で今のところは単独上場ですが、時期的に重複上場となる可能性はまだあり得ます。上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券大和証券及びメリルリンチ日本証券3社共同主幹事となっております。

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大和証券IPO

フリー(4478)のIPO(新規上場)情報

設立:2012年7月9日
業種:情報・通信業
事業の内容:スモールビジネス向けクラウドERPサービスの提供

フリー(4478)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4478
名称フリー
公募株数5,435,200株(国内:2,952,000株・海外:2,483,200株)
売出し株数12,041,100株(国内:4,313,000株・海外:7,728,100株)
オーバーアロットメント1,089,700株
IPO主幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
大和証券
メリルリンチ日本証券
IPO引受幹事証券SBI証券
野村證券前受け金不要
みずほ証券
岩井コスモ証券
東洋証券
楽天証券100%完全抽選
いちよし証券
エース証券
ちばぎん証券
東海東京証券
松井証券前受け金不要
丸三証券
水戸証券
auカブコム証券委託幹事
上場日12月17日
仮条件決定日12月2日
ブック・ビルディング期間12月3日~12月6日
公開価格決定日12月9日
IPO申し込み期間12月10日~12月13日
吸収金額308.1億円~360.1億円
想定価格1,660円~1,940円(166,000円~194,000円必要)

公募株については国内募集株式数2,952,000株(56%)及び海外募集株式数2,483,200株(44%)を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は募集株式総数の範囲内で、需要状況等を勘案の上、公開価格決定日となる2019年12月9日(月)に決定する予定となっております。

売出し株については国内売出株式数4,313,000株(36%)及び海外売出株式数7,728,100株(64%)を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は売出株式総数の範囲内で、需要状況等を勘案の上、公開価格決定日となる2019年12月9日(月)に決定する予定となっております。

そしてIPO幹事の中に久しぶりに松井証券の名前を見ました。松井証券はIPO申し込み時の前受け金も不要なので穴場的な証券会社となりそうですね^^

松井証券

さらに上記をご覧の通りこのフリー(4478)のIPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券も入っているため、auカブコム証券のIPO幹事入りがほぼ確定となりそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ auカブコム証券公式サイト

フリー(4478)のIPO(新規上場)事業内容等

フリー(4478)はスモールビジネス(中小企業)向けクラウドERPサービスの提供を行っている企業で2018年4月時点で100万事業所で利用されており、2013年3月に「クラウド会計ソフトfreee」を、2014年10月に「クラウド給与計算ソフトfreee」(2017年8月に「人事労務freee」にリブランド)をリリース。その後2015年6月に「会社設立freee」、2016年10月には「開業freee」及び「申告freee」をリリース。順調にサービスを拡大させ、クラウド会計業界を牽引するマーケットリーダーとなっています。

フリー(4478)IPOユーザー利用率


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

フリー(4478)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

フリー(4478)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,660円~1,940円としてオーバーアロットメント含め308.1億円~360.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型サイズとなります。

クラウド会計はいまだ未発達市場で多くの課題が残っています。成長余地も多い分、先行投資が必要な分野となるため、大株主はベンチャーキャピタルだらけ。売り出し人もベンチャーキャピタル及び投資ファンドがズラリと並び、業界定番の赤字での上場となります。

人気のネット関連(クラウド関連)となりますが、同業態で吸収金額100億円超えの赤字上場のベンチャーキャピタルの出口(イグジット)案件となると、直近IPOではBASE(4477)、Chatwork(4448)、Sansan(4443)などが思い浮かびます。

残念ながらSansan(4443)以外はすべて公募割れスタートとなり、個人的なフリー(4478)の第一印象はよくありません。唯一公募価格を上回ってスタートしたSansan(4443)でさえ今となっては公募価格割れで推移している上、Chatwork(4448)に至ってはもうどこを目指しているのかもわからないほど悲惨な状態(株価)となっています。

フリー(4478)は知名度抜群でクラウド会計業界を牽引するマーケットリーダー的な存在となるものの、吸収金額300億円超えで赤字上場のベンチャーキャピタルの出口(イグジット)案件となれば個人投資家の警戒感も強そうです。

いずれにしてもこの規模になれば個人投資家のみで初動を決めるのは難しいでしょうから、必然的に海外投資家の動向や機関投資家の動向で初値が決まってくるかと思われます。想定価格に幅を持たせていることから仮条件設定がどの位置で設定されるかも重要な指標となりそうです。

とりあえず現段階でのこのフリー(4478)のIPO参加スタンスを決めるには材料が少な過ぎるため、もう少し情報が入ってから決めようと思います。まあ具体的には大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てからということになるのですが^^;

<追記>
やはりauカブコム証券がこのフリー(4478)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

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フリー(4478)のIPO(新規上場)業績等

フリー(4478)のIPO経営指標
フリー(4478)IPO経営指標

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