モダリス(4883)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。このモダリス(4883)は昨日(6月26日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社となります。

IPO新規上場承認発表3社2020.6.26

残り2社の日本情報クリエイト(4054)とSun Asterisk(4053)についてはすでに下記記事にてそれぞれご紹介させて頂いております。さすがに3社同時に来ると何が何やらわからなくなってしまいます。

モダリス(4883)の上場日は8月3日(月)で今のところ単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。

モダリス(4883)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年1月14日
業種:医薬品
事業の内容:コアとなるプラットフォーム技術である「切らない CRISPR 技術(CRISPR-GNDM 技術)」を用いた遺伝子治療薬の研究開発

モダリス(4883)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4883
名称モダリス
公募株数2,100,000株
売出し株数600,000株
オーバーアロットメント405,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SBI証券
SMBC日興証券
いちよし証券
エース証券
マネックス証券委託幹事
IPO発表日6月26日(金)
上場日8月3日(月)
仮条件決定日7月10日(金)
ブック・ビルディング期間7月14日(火)~7月20日(月)
公開価格決定日7月21日(火)
IPO申し込み期間7月22日(水)~7月29日(水)
吸収金額25.4億円
想定価格820円(82,000円必要)

モダリス(4883)のIPO(新規上場)事業内容等

モダリス(4883)は遺伝子コードやエピジェネティクスのエラーによって生じる遺伝子疾患に対して、独自のプラットフォーム技術のCRISPR-GNDM(Guide Nucleotide-Directed Modulation)技術を用いた遺伝子治療薬の開発を主たる事業としております。

CRISPR-GNDM技術とはゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9のコア分子であるCas9というCRISPR酵素を基に、モダリスグループが開発した独自の創薬プラットフォームシステムです。

モダリス(4883)IPO CRISPR-GNDM技術

モダリス(4883)のビジネスモデルはパートナーに技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM技術を開放し、パートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う「協業モデルパイプライン」と自社でCRISPR-GNDM技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金でCRISPR-GNDM技術を用いて治療薬の開発を行う「自社モデルパイプライン」の2種類があります。

モダリス(4883)IPO事業系統図

【手取金の使途】
手取概算額1,534,240,000円については、海外販売の手取概算額(未定)及び第三者割当増資の手取概算額上限305,532,000円と合わせた手取概算額合計上限1,839,772,000円を、1.今後新規に開始されるプロジェクトを含めた自社パイプラインの研究開発を推進するために必要な資金として1,500,000千円(2020年8月〜12月に233,000千円、2021年1月〜12月に512,000千円、2022年1月〜2022年12月に755,000千円)、2.米国子会社の関連施設の増床等で必要となる資金(家賃増額分及び移転費用等)として339,772千円(2021年4月〜同年12月に83,000千円、2022年1月〜同年12月に111,000千円、2023年1月〜2024年12月に145,772千円)をそれぞれ充当する予定であります。また、上記調達資金は、実際の充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(モダリスのIPO目論見書より一部抜粋)

モダリス(4883)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

モダリス(4883)の市場からの吸収金額はIPO想定価格820円としてオーバーアロットメント含め25.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。やや大きめの銘柄の2社同日上場という点も時期が悪くもったないですね。

何かと注目度の高い創薬系バイオベンチャーIPOの登場となりますが、相変わらずこの手の企業の目論見書は元素記号のような英数字表記が多く、学の無い管理人には具体的に何の領域を手掛けているのかよくわかりません^^;

モダリス(4883)は東大発のバイオベンチャーでバイオベンチャーらしく株主の中にはベンチャーキャピタルがズラリと並んでおります。今回の上場に際する売り出しも一部ありますが、少なめとなることから出口(イグジット)案件感は感じられません。言い方おかしいですが、純粋な上場に見えます。売り出し株より公募株の方が多い点もバイオベンチャーIPOとしては好印象かもしれません。

ただ売り出しでの放出がないことやベンチャーキャピタルの数が多いことから、売却タイミングの足並みを揃えるのは難しく、上場後すぐに売却してくるベンチャーキャピタルがある可能性も十分考えられます。一応ロックアップは掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除される株式も多数あることから1.5倍以上となれば警戒が必要な水準となりそうです。

そしてこういったバイオベンチャー系IPOは特に地合いに左右される傾向が強く、ベンチャーキャピタルの動向も大きな影響を与えます。好地合いが続いていればベンチャーキャピタルも強気姿勢で来るかもしれませんが、崩れていると不安感から一気に売りを出して来る可能性も否定できません。

今のIPO地合い好調の状態で上場を迎えることができれば心配ない案件だと思いますが、上場日までまだ一カ月以上あり、市況が読めないのでとりあえず現時点での管理人の個人的なこのモダリス(4883)のIPO参加スタンスは特に動向が読みにくい創薬系バイオベンチャーIPOということでひとまず中立とさせて頂き、今後の市況や大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に決めようと考えています。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて27,000枚と比較的多くあることから、一見すると当選確率が高めに思えるかもしれませんが、IPO主幹事のみずほ証券は単価が1,000円未満の場合は200株1セットで配分する可能性もあるため、そうなるとまたもや狭き門となってしまうかもしれませんね。

<追記>
マネックス証券がこのモダリス(4883)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで発表がありました。

モダリス(4883)のIPO取り扱い決定マネックス証券
モダリス(4883)IPOマネックス証券

モダリス(4883)のIPO(新規上場)業績等

モダリス(4883)のIPO経営指標
モダリス(4883)IPO経営指標

モダリス(4883)のIPO経常損益
モダリス(4883)IPO経常損益

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